パイプ・リスト
レオンハルト、アーノンクール、ブリュッヘン、クイケン兄弟、ビルスマ達が古楽器を用いたオーセンティックな演奏を始めてから、たくさんの古楽器を用いる演奏団体、ソロの演奏家が出てきた。最近ではナクソスやブリリアントといった廉価レーベルでも、バロック時代の音楽を古楽器で演奏した作品をリリースしている。今や古楽器を用いることは特殊なことではなくなっていると思う。そんな中、世界にどれくらいの古楽器の演奏団体があるのか?ということを考えるのだが、便利なサイトがあるので、今回はそれを紹介したいと思う。
である。これは、
The "List" of Period Instrument Performance Ensembles
の略だそうだ。古楽器で演奏する団体のリストである。ここを見てみると、ものすごい数の団体が世界中に存在することがわかる.単なるリストだけではなく、その団体がHPを持っている場合はそこへリンクしているし、その団体の簡単な履歴なども知ることができる。
最近はたくさんのCDがリリースされるが、古楽器で演奏されたものなのか、モダン楽器を用いたものなのかわからない場合があり、そういう場合にこのリストでチェックして購入するようにしている。
また、このHPのカテゴリーの一つに、
「Authentic Performance Recording Labels」
というものもあり、こちらは古楽器で演奏されたCDをリリースしているレーベルを網羅している。勿論リンクも貼られているので、何かと便利である。
このHPのリンク集「Period Web Links」も非常に充実していて、様々なカテゴリーに分類されていて何かと重宝する


PIPE Listを初めて知りました。ヘンデルに関するウェブサイト http://gfhandel.org/ は知っていて、ヘンデルの作品に関して調べるときには、良くアクセスしていたのですが、"gfhandel"というドメイン名をもっていながら、元は、Brad's Homepage(http://gfhandel.org/bleissa/)を頭に、ヘンデルに関するコンテンツ、アーリーミュージック関連のコンテンツなど、様々な内容を持っていることを知りました。何しろ、ヘンデルのホームページには、PIPE ListやAuthentic Performance Recording Labelsへのリンクがないので、別経路で後者を知っていただけでした。お書きになっている通り、PIPE Listは、個々の団体の詳細まで非常によく調べられているて、非常に役に立つコンテンツですね。
コメント時刻: 2008年06月04日 10:41
コメントありがとうございます。
よくここまで調べたなあと感心するくらいよくできていますね。「The PIPE List」だけでなく、レーベルを紹介している「「Authentic Performance Recording Labels」」も便利ですし、ここのリンク集の充実ぶりは感心します。このサイトを見ているとつい時間が経ってしまいますね。
「The PIPE List」を見ていて気がついたのですが、MAKは解散していたんですね。ラインハルト・ゲーベルの指が悪化して演奏できないというのが理由のようですが、斬新な演奏方法で好きな団体だっただけに残念です
コメント時刻: 2008年06月05日 07:00
Musica Antiqua Kölnの解散は知りませんでした。他にもロジャー・ノリントンが指揮していたLondon Classical Playersも解散していたのですね。 Academy of Ancient Musicもクリストファー・ホグウッドは名誉指揮者になって、リチャード・エガーが跡を継いでいるのですね。ハルモニア・ムンディ・フランス(USA)ではアンドリュー・マンゼが指揮したりしていますし。やはりこの分野でも、栄枯盛衰は世の習いのようですね。
もともとオリジナル楽器の奏者の数は、演奏団体に比べて多くないようです。オリジナル楽器編成のオーケストラが多数存在するロンドンの団体を、数年前にCD添付の解説書に載せられたメンバーのリストで調べた際には、アカデミー・オヴ・エインシェント・ミュージック、イングリッシュ・コンサート、ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ、ジ・イングリッシュ・バロック・ソロイスツその他のオーケストラのメンバーに、相当数の重複がありました。フラウト・トラベルソのリサ・ベズノシウク、オーボエのポール・グッドウィンをはじめ、弦楽器奏者の多くが複数の団体に顔を見せています。
ですから、PIPE Listに掲載されている団体の多くは、録音や演奏会の時にだけ集まる奏者によって構成されているように思われます。ただ、オリジナル楽器編成の団体が存在する都市が非常に増えたのは確かなようですね。その点を考えると、奏者の数は確実に増えているのでしょう。当初はバーゼルのスコラ・カントゥールム出身者が多かったのですが、その後ハーグの音楽学校など養成機関も増えた結果でしょう。
コメント時刻: 2008年06月05日 10:57
ご指摘の通り、「掛け持ち」をしている奏者が多いですね。一つの理由は、演奏の編成に応じて奏者を集めないといけないということにあると思います。ただ古楽器演奏が始まった頃に比べると、確実に奏者の数が増えていると思います。日本でも古楽専門の学科が音大にできていますしね。
レオンハルトらが始めた頃は、バロック・オーボエ奏者を集めるだけでも大変だったと聞いたことがあります。その頃はオリジナル楽器もしくはレプリカ自体の数が少なかったので、奏者だけでなく楽器を揃えること自体もかなり苦労していたようです。
その頃と比べると、わたくしのような素人でもレプリカが簡単に入手できる時代ですから、かなり時代は変わってきましたね。
Academy of Ancient Musicですが、常任の指揮者をおかなかったと記憶しているのですが、間違いでしたでしょうか?
コメント時刻: 2008年06月05日 11:52
PIPE Listの記述に基づいて、エガーなどの名前を記しましたが、どうなのでしょうか?1973年にクリストファー・ホグウッドによって創設され、以来Music Directorの地位にありましたが、2006年にリチャード・エガーに引き継がれたのだそうです。ConductorではなくMusic Directorを使っていますが、ウェブサイト(http://www.aam.co.uk/)の記述には、"guest directors"という表現もあって、これは「客演指揮者」と訳するのが最も適切ではないかと思われます。鈴木雅明の名も見られます。クリストファー・ホグウッドは、現在Emeritus Directorなのだそうです。
コメント時刻: 2008年06月05日 17:19
コメントありがとうございます。
わたくしの表現がまずかったですね。常任指揮者を置かないというよりは、ご指摘の「客演指揮者」と積極的に演奏活動をするという意味でした。レオンハルトなどの古楽系の人だけでなく、モダンの指揮者も振ったりしてますからね
リチャード・エガーですが、日曜日にマンゼとともに来日コンサートをするので聴きにいきます。明日はエレーヌ・シュミット。どちらも楽しみです
コメント時刻: 2008年06月06日 07:57