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   <title>素晴らしき古楽の世界</title>
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   <updated>2010-03-09T14:01:14Z</updated>
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   <title>アムステルダム旧教会のオルガンを聴く</title>
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   <published>2009-08-08T12:42:01Z</published>
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   <summary> 「THE AHREND &amp; BRUNZEMA ORGAN OF THE AMS...</summary>
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「THE AHREND & BRUNZEMA ORGAN OF THE AMSTERDAM'S OUDE KERK 1964 - 2004（アムステルダム旧教会のオルガン）」（レオンハルト・インブルーノ、TACTUS、TC570001）

グスタフ・レオンハルトのお膝元であるオランダには、数多くのオルガンが現存する。様々な街には教会があり、そこにオルガンが設置されている。そうした教会オルガンは、建設以来、修復されたり、パイプの本数を増やしていくなどの改良も加えられた。
オランダで見られるオルガンは、

・ブラバンド型（ニーホフ型）；オルガン部分が上下二段に分離されているもの
・ドイツ型（シェラー型）；ブラバンド型の両側に足鍵盤のパイプを集めた塔型の部分を持つもの
・北ドイツ型；ドイツ型をさらに改良したもの

などが見られる（『遥かなるオルガンの響き　オランダ教会オルガンとバッハ街道の旅』（田中　強、牧歌舎））。

今回紹介するCDは、アムステルダムにある「<a href="http://www.oudekerk.nl/" target="_blank">旧教会</a>」のオルガンを用いて、北ドイツ楽派のオルガン音楽を演奏したものである。

この教会は、ユトレヒトの大司教が、船乗りの加護のために建設したもので、アムステルダムで最も古い教会であり、アムステルダム最初のハイ・ルネッサンス様式の教会として知られている。画家のレンブラントが結婚式をし、また同じ画家であるフェルメールも眠っている。アムステルダムの船乗りの守護聖人である聖ニコラウスが祭られていることでも有名である。

最初のオルガンは、ニーホフによって作成されたが、現存していない。現在残っているのは、その後の1724年ファーターによって造られたものを、ミュラーが修復したものである。送風器8つ、金箔張りのパイプが50本ついている。

収録曲は以下の通りで、シャイデマン、ヤン・ピーテルスゾーン・スヴェーリング、アントニ・ファン・ノールトらの曲からなっている。アントニ・ファン・ノールトは、1664年に新教会のオルガン奏者に任じられたが、その兄であるヤコブ・ファン・ノールトは、旧教会のオルガン奏者であった。

1) 神のひとりなる子主キリスト（ハインリヒ・シャイデマン）
2) 詩篇第50番（アントニ・ファン・ノールト）
3) トッカータ　ト長調（ハインリヒ・シャイデマン）
4) トッカータ　ハ長調（ヤン・ピーテルスゾーン・スヴェーリング）
5) 大公のバッロ（ヤン・ピーテルスゾーン・スヴェーリング）
6) エコー・ファンタジア　イ短調（ヤン・ピーテルスゾーン・スヴェーリング）
7) 《ダフネ》による3つの変奏曲（作曲者不詳、17世紀オランダ）
8) ベルガマスカ（ザムエル・シャイト）
9) 詩篇第23番による3つの変奏曲（作曲者不詳、17世紀オランダ）
10) 主よあわれみ給え（ハインリヒ・シャイデマン）
11) よい羊飼いはよみがえられた（ハインリヒ・シャイデマン）

1〜3がグスタフ・レオンハルト、残りがマテオ・インブルーノによる演奏で、レオンハルトの演奏の録音年月日はわからない。インブルーノは2004年9月7−9日に録音したものである。
音律はミーントーンである。

選曲、演奏ともに抜群に優れている。レオンハルトのオルガン演奏は見事という他に言いようがないものである。
実際のところ、教会での演奏を聴きたいと思わせる内容となっている。やはり、オルガンはCDによるステレオでは音の再現が困難であり（お金を投資すればそれなりになんとかなるが、恐らくオルガンは一番再現が困難な楽器の一つと思われる）、オルガン自体が建物と一体になった一つの楽器であることを考えれば、その場で聴くことが一番素晴らしい音を耳にすることができると思われる。

なおこの記事は、『<a href="http://www.amazon.co.jp/%E9%81%A5%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%81%AE%E9%9F%BF%E3%81%8D%E2%80%95%E3%82%AA%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%80%E6%95%99%E4%BC%9A%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F%E8%A1%97%E9%81%93%E3%81%AE%E6%97%85-%E7%94%B0%E4%B8%AD-%E5%BC%B7/dp/4434086626" target="_blank">遥かなるオルガンの響き　オランダ教会オルガンとバッハ街道の旅</a>』（田中　強、牧歌舎）を参考に書いたものであるが、薄い本ながらオルガンの魅力を伝えてくれる一冊である。写真が豊富であり、オルガンが楽器としてだけでなく、一つの見事な美術品であることを教えてくれる]]>
      
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   <title>教会音楽に神様による「教皇マルチェルスのミサ」</title>
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   <published>2009-07-29T19:58:42Z</published>
   <updated>2010-03-15T02:17:03Z</updated>
   
   <summary> 「パレストリーナ：教皇マルチェルスのミサ」（デイヴィッド・ヒル指揮、ウェストミ...</summary>
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      <![CDATA[<center><a href="http://cranberry.be/EM/PalestrinaWestminster.php" onclick="window.open('http://cranberry.be/EM/PalestrinaWestminster.php','popup','width=355,height=356,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://cranberry.be/EM/PalestrinaWestminster-thumb.JPG" width="180" height="180" alt="" /></a></center>

「パレストリーナ：教皇マルチェルスのミサ」（デイヴィッド・ヒル指揮、ウェストミンスター大聖堂聖歌隊、hyperion、CDA66266）
録音；1987年5月4−6日、ウェストミンスター大聖堂

このところご無沙汰になっているが、「「古楽CD100ガイド」（国書刊行社）」で紹介されている曲を順番に聴いていく企画を久しぶりにやってみたいと思う。実は、今日紹介するのは、先月、<a href="http://cranberry.be/EM/2009/06/post_65.php" target="_blank">タリス・スコラーズのコンサート</a>に行った際に歌われた１曲である。

ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ（1525年頃〜1594年）は、ルネサンス時代の教会音楽において傑出した作曲家であった。ある意味神格化されているとも言える。ローマの有力な教会で楽職を歴任しており、当時も後世においても教会音楽のトップに君臨する存在である。フランドル楽派によって生み出され、発展させたポリフォニー書法を完全なまでに自分のものとし、彼独自の音楽様式を発展させた。

膨大な数を作曲しているが、その中でも今回紹介する「教皇マルチェルスのミサ」は、彼が作曲した曲の中でも屈指の名曲であろう。この曲については、ある伝説があるとされている。

<blockquote>ポリフォニーによる典礼音楽は歌詞すなわち典礼文が明瞭に聴き取れなくなるからこれを禁止しよう、という教会権力側（トレント公会議）の圧力に対し、《教皇マルチェルスのミサ》を作曲することでポリフォニーと歌詞の伝達が両立し得ることを示し、ポリフォニー音楽の危機を救った<br>
「古楽CD100ガイド」（国書刊行社）</blockquote>

というエピソードが残っているだ。実際のところは、これは「伝説」であって、教皇マルチェルスとトレント公会議とこの曲には直接な関係はなかったとされている。ただし公会議がポリフォニー典礼を容認した後に、教皇や公会議の方針にしたがって作曲されたことは間違いないと「古楽CD100ガイド」（国書刊行社）では指摘している。

こうした音楽史に残る有名な伝説が残るほど、この曲は見事である。人間の歌声がいかに優れた楽器であるかを実感できる。以前に「<a href="http://cranberry.be/EM/2008/11/post_54.php" target="_blank">デュファイの定旋律ミサ「ミサ・ロム・アルメ」</a>」で紹介した定旋律ミサではないのだが、曲の一部に「ロム・アルメ」によく似たフレーズが出てくる。またポリフォニー要素が少ない部分（グローリア、クレド）もあり、「古楽CD100ガイド」（国書刊行社）が指摘しているように、「言葉を聴き取りやすくする」ためのパレストリーナの工夫が見られる。

有名な曲なので、録音は多いが、ここでは中でも優れている２枚を紹介する。一枚は今回聴いたデイヴィッド・ヒルが指揮するウェストミンスター大聖堂聖歌隊によるhyperion盤である。もちろんソプラノは少年合唱である。大聖堂での録音であるため、その響きの素晴らしさは筆舌に尽くしがたい。

そしてもう一枚は、冒頭で述べたタリス・スコラーズによる名盤である。

<center><a href="http://cranberry.be/EM/AllegriMiserereGIMSE401.php" onclick="window.open('http://cranberry.be/EM/AllegriMiserereGIMSE401.php','popup','width=356,height=354,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://cranberry.be/EM/AllegriMiserereGIMSE401-thumb.JPG" width="180" height="178" alt="" /></a></center>

 「アレグリ　ミゼレーレ」（タリス・スコラーズ、Gimell、GIMSE401)

こちらは、ソプラノは女性が担当しているが、まさに名盤、名唱である。先日のコンサートでも聴いたが、背筋がぞっとするほどの「完璧」なハーモニーを堪能できる。

いずれも名盤であるが、タリス・スコラーズ盤は比較的入手しやすいと思う。

なお、ウェストミンスター大聖堂聖歌隊盤は、教皇マルチェルスのミサとともに、「ミサ・ブレヴィス」が収録されている

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   <title>デュフリのクラブサン曲を聴く</title>
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   <published>2009-06-20T05:17:42Z</published>
   <updated>2009-06-20T06:28:32Z</updated>
   
   <summary> 「DUPHLY : Complete Works for Harpsichor...</summary>
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      <![CDATA[<center><a href="http://cranberry.be/EM/DuphlyJohnPaul.php" onclick="window.open('http://cranberry.be/EM/DuphlyJohnPaul.php','popup','width=358,height=357,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://cranberry.be/EM/DuphlyJohnPaul-thumb.JPG" width="180" height="179" alt="" /></a></center>

「DUPHLY : Complete Works for Harpsichord」（John Paul、Lyrichord、LEMS 8053）

優れた演奏家の卓越した演奏を耳にして、あまり知られていない作曲家を知る醍醐味が、コンサートに足を運ぶことにあると思う時がある。先月、<a href="http://jacques.duphly.free.fr/accueil.html" target="_blank">ジャック・デュフリ</a>という作曲家の素晴らしさを知った方が多かったのではないか？と思う。それは先日「<a href="http://cranberry.be/EM/2009/05/post_64.php" target="_blank">グスタフ・レオンハルト　チェンバロ・リサイタル</a>」に足を運んだ方のことを言っているのである。確かに、あのコンサートの後、デュフリのCDを紹介しているブログ記事をよく目にした気がする。今日はそのデュフリのクラブサン曲集を紹介したいと思う。

ジャック・デュフリ（Jacques Duphly）は、 1715年1月12日にフランス、ルーアンに生まれた。フランソワ・ダジャンクールの弟子であり、オルガニストとしてスタートを切ったようである。オルガニストとして様々なポジションに就いた後、1742年にパリにチェンバリストとして赴いた。1789年7月15日に亡くなるまでパリに留まった。彼は公けに何かのポジションに就いたわけではなく、一演奏家として活躍し、優れたクラヴサン奏者の教師でもあった。

その彼は、４つのクラブサン曲集を残している。

第１巻（Premier Livre）は、1744年に刊行された。

<center><img alt="PremierLivreBook1.gif" src="http://cranberry.be/EM/PremierLivreBook1.gif" width="200" height="278" /></center>

全15曲から成っており、アルマンドやクーラントといった伝統的な舞曲から構成されている。
1. Allemande
2. Courante
3. La Vanlo
4. Rondeau
5. La Tribolet
6. Rondeau
7. La Damanzy
8. La Cazamajor
9. Allemande
10. La Boucon
11. La Larare
12. Menuets
13. Rondeaux
14. La Millettina
15. Legerement

第2巻（Second Livre）は、1748年に刊行された。

<center><img alt="PremierLivreBook2.gif" src="http://cranberry.be/EM/PremierLivreBook2.gif" width="200" height="275" /></center>

全14曲から成っており、４つの調性別グループに分けられている。
1. La Victoire
2. La de Villeroy
3. La Felix
4. La de Vatre
5. La Lanza
6. Les Colombes
7. La Damanzy
8. La de Beuzeville
9. La D'Hericourt
10. Gavottes
11. Menuets
12. La de Redemond
13. La de Caze
14. La de Brissac

第3巻（Troisième Livre）は、1758年に刊行。

<center><img alt="PremierLivreBook3.gif" src="http://cranberry.be/EM/PremierLivreBook3.gif" width="200" height="271" /></center>

この第3巻では、5つのの調性グループに分けられており、全11曲から成っている。
1. La Forqueray
2. Chaconne
3. Medee
4. Les Graces
5. La de Belhombre
6. Menuets
7. La de la Tour
8. La de Guyon
9. Menuets
10. La de Chamlay
11. La de Villeneuve

第4巻（Quatrième Livre）は、1768年に刊行されている。

<center><img alt="PremierLivreBook4.gif" src="http://cranberry.be/EM/PremierLivreBook4.gif" width="200" height="265" /></center>

全6曲から成っているが、上述の2巻とは異なり、何かのグループに分類されているわけではない。

1. La de Juigne
2. La de Sartine
3. La de Drummond
4. La de Vaucanson
5. La Pothouin
6. La de Buq

このデュフリのクラブサン曲であるが、実に繊細で華麗である。豊かなな和音も魅力的である。「色彩豊かな音楽」と言える。上に記したように、各巻によってその曲の性格が様々であり、ある意味クラブサンの様々な側面を楽しむことができると思う。聴きやすいという側面もあろう。ここにフランス・バロックに代表される宮廷を意識させる面を見いだせない。これは、デュフリが公職に就かなかったことによるところもあるだろうし、時代がバロックの終焉の中にあったこともその理由の一つと考えられる。クラブサンが終焉を向かえ、フォルテピアノが出てきた時期とも一致する。デュフリの頭には、クラブサンだけでなく、フォルテピアノも想定されたかもしれない。

レオンハルトによれば、「天才ではないが美しい音楽」であるという。確かに「美しい」。それがこの孤高の天才がコンサートで魅せてくれた音楽であった。

このデュフリの全ての楽譜が、<a href="http://jacques.duphly.free.fr/accueil.html" target="_blank">ここ</a>で見ることができる。pdfファイルとなっている。フランス語で書かれているので、そのHPで記載されていることが理解できないが・・・

今回紹介したCDは、このデュフリの全4巻の全曲を録音したものである。演奏はジョン・ポール。アメリカのAnden Houbenの2段チェンバロ（2000年、Antoine Vaudryの1691年製のコピー）を使用している。ピッチはa' = 392 Hzで、音律はキルンベルガーIIIを用いている。

今回はデュフリの全曲を紹介するために、全集を録音したCDを紹介したが、最後にやはりレオンハルトによる名演を紹介して終わりたい。

<center><a href="http://cranberry.be/EM/DuphlyForquerayLeoahardt.php" onclick="window.open('http://cranberry.be/EM/DuphlyForquerayLeoahardt.php','popup','width=355,height=354,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://cranberry.be/EM/DuphlyForquerayLeoahardt-thumb.JPG" width="180" height="179" alt="" /></a></center>

「デュフリ/フォルクレ : クラヴサン曲集」（グスタフ・レオンハルト、SEON、SRCR 2435-6）

こちらは２枚組で、1枚目がデュフリ、2枚目がフォルクレとなっており、デュフリの作品は11曲収録されている。

また、

<center><a href="http://cranberry.be/EM/PiecesDeClavecinLeonhardt.php" onclick="window.open('http://cranberry.be/EM/PiecesDeClavecinLeonhardt.php','popup','width=356,height=358,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://cranberry.be/EM/PiecesDeClavecinLeonhardt-thumb.JPG" width="180" height="181" alt="" /></a></center>

「フランス・クラヴサン音楽の精華」（グスタフ・レオンハルト、DHM、BVCD-38194）

にも収録されている。

全集は入手しにくい（アメリカのアマゾンにたまたま在庫があったので取り寄せた）が、レオンハルトの名演は幸いまだ入手可能である。コンサートでの感動を味わい方は、是非聴いてみて頂きたい]]>
      
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   <title>テレフンケン・トレジャーズ</title>
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   <published>2009-06-12T14:34:15Z</published>
   <updated>2009-06-12T21:34:37Z</updated>
   
   <summary> テレフンケン（後のテルデック）が2003年に創立75年周年を迎えるのを記念して...</summary>
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      <name>くらんべりぃ</name>
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      <![CDATA[<center><a href="http://cranberry.be/EM/TelefunkenTreasures.php" onclick="window.open('http://cranberry.be/EM/TelefunkenTreasures.php','popup','width=439,height=627,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://cranberry.be/EM/TelefunkenTreasures-thumb.JPG" width="180" height="257" alt="" /></a></center>

テレフンケン（後のテルデック）が2003年に創立75年周年を迎えるのを記念して、2002年の終わりに「テレフンケン・トレジャーズ」として、過去の名盤をリマスターした発売していたことがあった。日本の独自企画として、ワーナークラシックが企画したものである。

その残りをたまに店頭で見かけることがあったが、今回再プレスとなって、50枚が再発となった。発売になるのは、以下の50タイトルである。

ブリュッヘン	 涙のパヴァーヌ〜オリジナル楽器によるブロックフレーテ曲集1  
ブリュッヘン 	恋のうぐいす〜オリジナル楽器によるブロックフレーテ曲集2 	
ブリュッヘン 	イギリスのナイチンゲール〜オリジナル楽器によるブロックフレーテ曲集3 
ブリュッヘン 	ラ・フォリア〜オリジナル楽器によるブロックフレーテ曲集4 
リヒター		バッハ:ブランデンブルク協奏曲［全曲］
アーノンクール	バッハ:管弦楽組曲［全曲］ 
ニコレ		バッハ:フルート・ソナタ集 
アーノンクール 	バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集他 
リヒター 		バッハ:オルガン作品集 
リヒター 		バッハ:ゴルトベルク変奏曲 
リヒター		バッハ:パルティータ［全曲］ 
レオンハルト 	バッハ:半音階的幻想曲とフーガ〜チェンバロ作品集 
タヘツィ 		バッハ:フーガの技法 
アーノンクール 	バッハ:農民カンタータ&コーヒー・カンタータ 
ブリュッヘン 	テレマン:ターフェルムジーク（食卓の音楽）第1集 
ブリュッヘン 	テレマン:ターフェルムジーク（食卓の音楽）第2集 
ブリュッヘン 	テレマン:ターフェルムジーク（食卓の音楽）第3集 
ブリュッヘン 	テレマン:ブロックフレーテ・ソナタ 
ブリュッヘン 	テレマン, サンマルティーニ 他:ブロックフレーテ協奏曲集 
バウマン 		ヘンデル, テレマン:ホルンとオルガンのための作品集 
ビルスマ		ボッケリーニ, ハイドン, フンメル:協奏曲集 
ビルスマ 		イタリア・バロックのチェロ名曲集 
アラリウス・アンサンブル 	17世紀イタリアのヴァイオリン名曲集 
ルーラント 	マショー:ノートル・ダム・ミサ曲, モテトゥス集 
ユルゲンス 	シュッツ:十字架上の７つの言葉、ルカ受難曲 
リヒター		モーツァルト:レクイエム 
リヒター 		モーツァルト:交響曲第29番他 
ニコレ 		モーツァルト:フルート協奏曲, フルート&ハープ協奏曲 他 
バウマン 		モーツァルト:ホルン協奏曲集 
ハーガー 		モーツァルト:ファゴット, オーボエ, クラリネット協奏曲 
マイゼン 		モーツァルト:フルート四重奏曲［全曲］ 
ニコレ		モーツァルト:フルート四重奏曲第1番, オーボエ四重奏曲 他 
タヘツィ		モーツァルト:オルガン作品全集 他 
ギーベル		モーツァルト:エクスルターテ・イウビラーテ 他 
トビアス・ライザー・アンサンブル 	モーツァルトと民衆音楽第1集 
コンソルティウム・クラシクム 	べートーヴェン:舞曲集 
コンソルティウム・クラシクム 	ウィーンのセレナード集 
ベルリン・ブランディス弦楽四重奏団 	シューベルト:弦楽五重奏曲 
バイロイト音楽祭室内合奏団 	シューベルト:ピアノ五重奏曲《ます》 
プライ 	シューベルト:歌曲集《美しい水車小屋の娘》 
テレベシ		パガニーニ:ヴァイオリンとギターの音楽第1集 
ノイマン 		ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集, スラヴ狂詩曲
ノイマン		スメタナ:交響詩《わが祖国》［全曲］ 他
ノイマン		フチーク:管弦楽作品集 
ウィーン・ハイドン・トリオ 	ドヴォルザーク, スメタナ:ピアノ三重奏曲 
ドミンゴ 		ベルカント・ドミンゴ
ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団 	ドイツ・オペラ合唱曲集
ショルツ 		リリー・マルレーン〜ドイツ名行進歌集
ベルリン・フィル12人のチェリスト達 	イエスタデイ, ブラジル風バッハ 他

オリジナル・マスターから96KHｚ/24bitテクノロジーを使ってリマスターしたものということだ。再生産後、商品在庫がなくなり次第終了とのことである。

ジャケットはLP時代のものをそのまま使用している。過去にレコードで持っていたものがいくつかあり、懐かしいと思って眺めていた。

残念なことに古楽器を使った演奏ばかりではなく、もはや過去の遺産となった演奏家のものも数多く含まれるため、全てを購入する気分にはなれない。さらに、バロック時代の曲だけというわけではなく、古典派以降の音楽も含まれる。

また、現在では古楽器を使って演奏している演奏家も、モダン楽器を使っていた時代があり、そうした演奏も含まれる。例えば、ブリュッヘン のテレマン:ターフェルムジークなどがそうである。参加しているメンバーは、現在の古楽器による演奏の基礎となった人達ばかりであるが、まだ録音を始めた当初ということで、モダン楽器を使用している。それ以降、古楽器へと移って行くのである。そうしたちょっとした歴史を見てみるのにはいいのかもしれない。

さて、この一連のシリーズの中でのお気に入りを二枚だけ紹介して終わる。

「17世紀イタリアのヴァイオリン名曲集」（アラリウス・アンサンブル、TELDEC、WPCS-22029)

<center><a href="http://cranberry.be/EM/17ItalianVirtuosoViolinMusic.php" onclick="window.open('http://cranberry.be/EM/17ItalianVirtuosoViolinMusic.php','popup','width=359,height=353,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://cranberry.be/EM/17ItalianVirtuosoViolinMusic-thumb.JPG" width="180" height="176" alt="" /></a></center>

アラリウス・アンサンブルは、ヤニーネ・ルービンリヒト、シギスヴァルト・クイケン（ヴァイオリン）、ヴィーラント・クイケン（ヴィオラ・ダ・ガンバ）、ロベール・コーネン（オルガン、チェンバロ）の４人から成っている。バロック・ヴァイオリンの美しさを堪能できる一枚である。

「シュッツ:十字架上の７つの言葉、ルカ受難曲 」（ユルゲンス、レオンハルト・コンソート）

<center><a href="http://cranberry.be/EM/ShutzLukasJurgensDAWerk.php" onclick="window.open('http://cranberry.be/EM/ShutzLukasJurgensDAWerk.php','popup','width=356,height=355,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://cranberry.be/EM/ShutzLukasJurgensDAWerk-thumb.JPG" width="180" height="179" alt="" /></a></center>

このアルバムは、今回紹介しているシリーズから出ているが、わたくしが入手したものは、「DAS ALTE WERK 50 years」のシリーズで出ているもの。これに類似したジャケットのものが「DAS ALTE WERK 50 years」として数枚出ている。上の50枚の中のいくつかも現在この手のジャケットのものとして入手可能である。ただし、定期的に国内に入ってきているようではなく、「気まぐれ」に店頭で見かける。このアルバムも実によい録音である。マックス・ファン・エグモントなどの声楽陣もかなりの凄腕が揃っている。

「DAS ALTE WERK 50 years」のシリーズは、輸入版で、解説もあまり丁寧に書かれていないという難点があるものの、録音、演奏ともに優れたものが多く、特に古楽器で演奏されたものは、録音がかなり古いが、いずれも秀逸なものばかりでお勧めである]]>
      
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   <title>琵琶湖の畔に降り立った天使たち〜タリス・スコラーズ</title>
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   <published>2009-06-06T14:46:48Z</published>
   <updated>2009-06-07T00:51:33Z</updated>
   
   <summary> このところ精神的にまいることが多く、かなり塞ぎ込んでいるのだが、今日は少しの間...</summary>
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      <![CDATA[<center><a href="http://cranberry.be/EM/TallisScholars090606_2.php" onclick="window.open('http://cranberry.be/EM/TallisScholars090606_2.php','popup','width=250,height=354,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://cranberry.be/EM/TallisScholars090606_2-thumb.jpg" width="180" height="254" alt="" /></a></center>

このところ精神的にまいることが多く、かなり塞ぎ込んでいるのだが、今日は少しの間その気持ちを忘れさせてくれる時間を与えられた。スーパー・グループ、タリス・スコラーズのコンサートに行ってきた。2年前の今日、タリス・スコラーズのコンサートに行ったのだが、それ以来のこととなる。

滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールの大ホールだった。少し大きすぎないか、と思ったのだが、それも杞憂に終わった。パレストリーナの「立ち上がれ、輝け、イエルサレムよ（第１部）」から始まったが、その第一声を聴いて、やはりぞっとするものを感じた。このグループの素晴らしさは書いても書き尽くせないと思うが、やはりそれを生の歌声で聴くと、その気持ちがより一層増す。前回実際に聴いて感じたのだが、今回も同じ感覚を持った。それは、

彼らは歌っているふりをしているだけ（つまり『口ぱく』）で、実はCDが流れているのではないか・・・

ということだ。それくらい、目の前で歌われていることが現実のものと理解できないくらいに、人間離れしている世界が展開しているのだ。

演奏は、前回と基本的に変わらないやり方だった。

１）曲によって編成を変える
２）曲によって配置を変える
３）曲の始めのチューニングは、アルトのパトリック・クライグが声を出すことで行われる

というものだ。１）については、まあ当たり前と言えば当たり前のことだ。２）については、わたくしが今回聴いた限りでは、

舞台に向かって左から

（１）ソプラノ（２人もしくは４人）ーアルト（２人）ーテノール（２人）ーバス（２人）
（２）ソプラノ（２）ーアルト（１人）ーテノール（１人）ーバス（１人）ーバス（１人）ーテノール（１人）ーアルト（１人）ーソプラノ（２）

というのが基本的な配置のようだ。もちろん、曲によって編成が変わるので、ソプラノ３人とテノール１人という曲もあった。

３）については、アカペラグループらしいチューニング法だ。それにしても、少し声を出し、他のメンバーはそれを聴いただけで、恐ろしいくらいに調和した合唱を始めてしまうのだからびっくりする。どうやらポケットに音叉を入れていて、始まる前に耳でその音を聴いてから声にしているようだ（ある曲の始めにそれに気がついた）。もちろん、アルトが出てこない曲では他の人がチューナーとなる（今回は１曲だけソプラノが担当した）。

さて、今回もアレグリのミゼレーレが演奏されるとあらかじめわかっていたので、「あること」を期待していた。後半の最初の曲目がそうだったのだが、舞台に出てきた人数を見てそれが当たっていることを知って、思わずにんまりした。

舞台に出てきたのは、ピーター・フィリップスと、ソプラノ（２）、アルト（１）、テノール（１）、バス（１）だけ。そして舞台に向かって右側の３階席にテノールのサイモン・ホール、そして右側にソプラノ（２）、アルト（１）、バス（１）の４人。この３カ所で、それぞれ歌われるのだ。ホールは大ホールでかなり大きかったのだが、それをまったく気にしないのか、これだけ３つのグループが離れているのに、ちゃんと調和して声が聴こえてくる。特に３階席から歌われている部分では、まさに天から歌声が降ってくるようだった。<a href="http://cranberry.be/EM/2007/06/_the_tallis_scholars2.php" target="_blank">前回</a>同様、曲が終わると、もの凄い拍手とともに、大きなどよめきが起こった。以前にこの恐ろしい演出に心底びっくりしたのだが、何度聴いても驚かされる。

前回聴いた時とメンバーがかなり変わっていたが、それでも一切その質の高さは揺らいでいなかった。歌っているのは最大でもわずか１０人である。人間の声も「楽器」であると思っているが、彼らはそれをはるかに超えるところに存在している感じがする。同じ人間の世界とは思えない。彼らが「天国からやって来たグループ」であると言っても、誰も疑わないだろうと思う

プログラム

パレストリーナ；立ち上がれ、輝け、イエルサレムよ（第１部）
パレストリーナ；教皇マルチェルスのミサ曲

休憩

アレグリ；ミゼレーレ
クローチェ；我らの大地は賛美の歓びに沸く
ガブリエリ；ほむべきかな、主なるイスラエルの神
フェスタ；汝は何と美しきことか
パレストリーナ；うるわしき救い主のみ母
パレストリーナ；しもべらよ、主をたたえよ

アンコール

ロッティ；十字架にかけられて]]>
      
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   <title>グスタフ・レオンハルト　チェンバロ・リサイタル</title>
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   <published>2009-05-08T14:59:59Z</published>
   <updated>2009-05-09T08:41:39Z</updated>
   
   <summary> 「グスタフ・レオンハルト　チェンバロ・リサイタル」（兵庫県立芸術文化センター　...</summary>
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「グスタフ・レオンハルト　チェンバロ・リサイタル」（兵庫県立芸術文化センター　神戸女学院小ホール）

４度目となるレオンハルトのコンサートに行ってきた。

演奏された曲は以下の通り；

ルイ・クープラン；
・パヴァーヌ
・組曲　ニ短調

パッヘルベル；
・ファンタジア　ト短調
・３つのフーガ

J S. バッハ
・組曲　ヘ短調　BWV823
・コラール・パルティータ「おお神よ、汝まことなる神よ」BWV767

（休憩）

アルマン＝ルイ・クープラン；
・ラントレピッド
・ラ・フランセーズ
・ラフリンジュ

デュフリ；
・アルマンドとクーラント　ニ短調
・ラ・ドゥブロムブル
・ラ・フェリックス
・レ・グラース

アンコール
フィッシャー；シャコンヌ　イ短調

今回の来日では、３つのプログラムが用意されているそう。

ホールが暗くなって、ステージに表れたレオンハルト。20年前に初めて見た時よりも、かなり年をめされたという感じ。拍手の中、さっとお辞儀をしただけで、すぐにチェンバロへ。そしてすぐに、おもむろに演奏を開始。パヴァーヌが終わって、拍手があったため、一旦立ち上がってお辞儀をされたものの、それ以降は一切曲のくぎりで立ち上がることなく、延々と演奏をしていく。プログラムで演奏される曲を知っていたということと、楽譜を自分で書き写しているという事実を知っていたので、曲と曲の切れ目はわかっていたが、まわりの人たちは、今何の曲？という感じでひそひそとやっていた。

<blockquote>まったく聴き手とは別世界でレオンハルトの世界が存在した。たまたまそれを会場というところで、聴くことができた</blockquote>

そういう世界だった。完全に他の世界と切り離されて、音楽とひたすら向き合っているレオンハルトの姿だけがあった、という感じだった。

前半はそうして、怒濤のように演奏が進んでいき、途中休憩。例によって、休憩の間にレオンハルト自身による調律が行われた。

今回のプログラムは、個人的には後半が特に素晴らしく感じた。デュフリの４曲は、まさにフランス・クラブサンの素晴らしさを伝える演奏であった。

さて調律であるが、今回もやはり「レオンハルト音律」だった。レオンハルトがどのような音律を使うのかについては、色々と言われているが、その日のプログラムに合わせて、適切なものを選んでいるようだ。それは、よく知られている音律から選択されるのではなく、彼の耳の中にある音律のようである。それについては、レオンハルトが来日した際に、調律をされる佐藤俊二氏が「<a href="http://www.allegromusic.co.jp/tuning.htm" target="_blank">レオンハルトと調律</a>」の中で書かれているので、ご一読いただきたい。

こうした文章を読んだり、実際の演奏を聴いていると、やはり彼が傑出した演奏家であることがよくわかる。上にも書いたが、自分の世界を持っていて、その中にまったくゆるがない信念と自信を持って演奏する、レオンハルトはそれを肌で感じさせてくれる演奏家であると思う。



さて、いくつか、気がついた点を・・・

１）途中休憩の調律の際に、会場に人がいた
２）コンサート終了後に、許可のない撮影が禁止されているにもかかわらず、平然と撮影をする人が数人いた

この二つについては、かなり気になった。この二つについては、配布されたプログラムに注意事項として記載されていたものである。過去3回コンサートに足を運んだが、休憩の際は、全員がホールから出された。レオンハルト自身が許可をしたのかは不明だが、調律は神経のいることである。たしかにレオンハルトが調律している様子を見ることができた人は幸運だったかもしれない。しかし、それをすることは彼らの興味だけのことであって、演奏者にとっていいことなのか？と思う。少なくとの調律している様子は、会場外のモニターに映されていたのだから、それを見ていればよかっただろう。ホール側の意図に疑問が残る。

２つ目についてだが、チェンバロを初めて見る人、またレオンハルト自筆の筆写譜の存在を知っていて、それをカメラにおさめたいという気持ちはわかる。わたくし自信、レオンハルト信奉者だから、彼について全てを知りたいし、その記録も残したい。しかし、それは画像という形でなくてもいいのではないだろうか。コンサートに足を運んで、そこで見て、聴いた、という事実が大切なのではないか？コンサートに行ったからこそ、レオンハルトの生を演奏を聴くことができ、彼の筆写譜を見ることができた。それがコンサートに足を運んだ人間に与えられた、ある「特権」ではないか。「違反」を犯してまで、それ以上の何かを求める必要がどこにあったのか疑問だ。マナー以前の問題だと思う。

こうした苦言は、せっかくのコンサートを台無しにするものである。一人一人のちょっとした心遣いがあれば、気持ちよく会場を後にできるのである。それが残念でならない。


話を元に戻すが、さすがに80歳という高齢のため、会場全体に挨拶をされる時も、チェンバロに片手を置いて、それで体を支える様にしていた。それでも2時間近くの演奏を披露するというのはさすがだと感じる。
今回の演奏は、バッハとパッヘルベルを除けば、いずれもフランス・クラブサンの華やかさを教えてくれるものであった。いずれもCDやレコードという媒体を通して耳にしていたが、やはり実際に生演奏を聴くとその素晴らしさは実によく伝わってくる。「他を寄せ付けない」という言葉は、この人によく当てはまる言葉だと感じた

演奏；グスタフ・レオンハルト
日時；兵庫県立芸術文化センター　神戸女学院小ホール
使用楽器；ブルース・ケネディ製作のジャーマン2段チェンバロ（1996）／M．ミートケモデル（東京古典楽器センター所収）]]>
      
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   <title>ヘンデルのアリアを聴く</title>
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   <published>2009-04-24T11:44:00Z</published>
   <updated>2009-04-24T19:06:28Z</updated>
   
   <summary> 「Handel ; Arias for... Cuzzoni・Durastan...</summary>
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         <category term="今日の一枚" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
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      <![CDATA[<center><a href="http://cranberry.be/EM/HandelAirHMX2908288.php" onclick="window.open('http://cranberry.be/EM/HandelAirHMX2908288.php','popup','width=340,height=340,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://cranberry.be/EM/HandelAirHMX2908288-thumb.jpg" width="180" height="180" alt="" /></a></center>

「Handel ; Arias for... Cuzzoni・Durastanti・Senesino・Montagnana」（Nicholas McGegan, harmonia mundi HMX 2908284.87）

今年はヘンデル没後250年ということで、CDショップに行くと、ヘンデルのCDがたくさん並んでいるのを見かける。このブログでも過去3回、ヘンデルのCDを紹介した。今回は、ヘンデルの大作、オペラに関するCDを紹介したいと思う。

ヘンデルは生涯に45作のオペラを作曲した。様々な録音があるが、古楽でしっかりとした演奏となると、ミンコフスキやアラン・カーティスがCD数枚組もの大作を録音している。こうした作品を一つずつ聴いていくことは、ヘンデルのオペラの美しさを知るにはいいのだが、実際のところ、CD3枚組や４枚組となると、かなり体力を必要とする。そこで邪道だが、いい方法（？）がある。

ヘンデルのオペラは、アリアが実に美しいと言われている。実際に「ヘンデルのアリア集」なるCDはたくさん存在する。特にソプラノ・アリアに関するCDはかなりあって、メゾ・ソプラノの、コジェナーやキルヒシュラーガーなんかが有名だろうか・・・。そうしたアリアを聴いてみるということだ。もちろんオペラであるから、長くとも一作を聴き通して、その物語をしっかりと把握することは大切である。

もちろん声楽人は、ソプラノだけでなく、アルト、テノール、バスもあるので、そちらも併せて聴いてみたくなる。そういう方にうってつけのCDが今回紹介するCDである。

ヘンデルは大作をたくさん作曲したが、そのアリアを歌う歌手の存在が非常に大きかったらしい。今回紹介するCDでは、そうした4人の歌手に焦点を当てている。

一枚目は、フランチェスカ・クッツォーニ。ヘンデルがイタリアから呼び寄せた「わがまま」なプリマドンナ。声をかけてから、イギリスにやってくるまで、ヘンデルは2年も待ったらしい。「オットーネ」の第1幕「偽りの肖像」を歌うことを拒んだ彼女に業を煮やしたヘンデルが、「女悪魔」と揶揄った彼女を窓から放り投げようとしたという話は有名らしい。結局彼女は歌うことになり、それが彼女の代表作となった。
容姿はかなり「残念」だったそうだが、当時の聴衆から「お腹にナインチンゲールを飼っている」と絶賛ほど、素晴らしい歌声だったらしい。リサ・サッファーがこのCDでは歌っている。かなりビブラートを多用した癖のある歌い方をする。ロマン派的な歌い方なので、好みが別れるかもしれない。
「ロデリンダ」「オットーネ」「フラーヴィオ」「タメルラーノ」などからの選曲

二枚目は、ドゥラスタンテで、彼女もイタリア出身。ヘンデルはオペラのアリアだけでなく、天地創造やカンタータなどのアリアでも彼女のために曲を書いている。メゾ・ソプラノのロレイン・ハントがCDでは歌っている。
「アグリッピーナ」「ラダミスト」「ムツィオ・スケヴォラ」「オットーネ」「アリアンナ」などからの選曲

三枚目は、カストラートであったセネシーノ。当時最高のカストラートとされたファリネッリのライバル（？）でもあった。ファリネッリはヘンデルのオペラを歌わなかったが、セネシーノがヘンデルの曲を歌ったのは、そのライバル心からか？CDではカウンターテナーのドリュー・ミンターが歌っている。
「ジュリアス・シーザー」「ロデリンダ」「フラーヴィオ」などから

４枚目は、バスのアントーニオ・モンタニャーナ。非常に広い音域を持っていたとされ、HMVの解説によると、彼のために２オクターブに渡る超絶のアリアを書いたとのことである。CDではデイヴィッド・トーマスが歌っている。
「エツィオ」「ソサルメ」「エステル」「オルランド」などからの選曲となっている。

こうして聴いていくと、ヘンデルはある声部のためにアリアを書いたというよりは、自分の頭の中にある特定の歌手の存在があって、その声や技量に合わせて曲を書いたという感じを受ける。もちろんCDであるから、ヘンデルが元々想定した歌手が歌っているわけではなく、わたくしが感じた限りでは、1、2枚目では明らかに歌手側の技量に不満が残る。それとは対照的に、3、4枚目は実に美しい。特に4枚目は個人的に気に入った。もちろんこれは好みの問題でもあるので、絶対的なことではない。

ざっと「アリア」という点だけでヘンデルのオペラを眺めたが、このCD集に限らず、今年はたくさんのアリア集が出ているので、何枚か聴いてみて、その美しさを堪能できたら、そのアリアが含まれる曲を通して聴いてみられてはいかがだろか。上述のように、ヘンデル・イヤーのおかげで、たくさんのオペラが発売され、しかもかなりの廉価である。ミンコフスキやアラン・カーティスの録音を選んでおけば無難であると思う

CD1：リサ・サッファー（ソプラノ、録音：1990年11月）
CD2：ロレイン・ハント（メゾ・ソプラノ、録音：1991年10月）
CD3：ドリュー・ミンター（カウンターテナー、録音：1986年11月）
CD4：デイヴィッド・トーマス（バス、録音：1989年9月）
指揮；ニコラス・マギーガン
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ]]>
      
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   <title>レオンハルトの弾くオットボレインの歴史的オルガンを聴く</title>
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   <published>2009-04-18T10:57:56Z</published>
   <updated>2009-04-18T12:22:15Z</updated>
   
   <summary> 「オットボレインの歴史的オルガン〜K. J. リープ製《三位一体オルガン》の魅...</summary>
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      <![CDATA[<center><a href="http://cranberry.be/EM/OttobeurenLeonhardtDHM.php" onclick="window.open('http://cranberry.be/EM/OttobeurenLeonhardtDHM.php','popup','width=355,height=357,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://cranberry.be/EM/OttobeurenLeonhardtDHM-thumb.JPG" width="180" height="181" alt="" /></a></center>

「オットボレインの歴史的オルガン〜K. J. リープ製《三位一体オルガン》の魅力」（DHM, CTB-1008）

以前、「<a href="http://cranberry.be/EM/2008/04/50.php" target="_blank">ドイツ・ハルモニア・ムンディ名盤撰50</a>」のところで触れたが、ドイツ・ハルモニア・ムンディ創立50周年記念キャンペーンとして、世界初CD化となる特典CD（非売品）がもらえることになっていた。

1. オットボレインの歴史的オルガンの魅力（レオンハルト）
2. ヘンデル：カンタータ名曲集（アメリンク＆コレギウム・アウレウム合奏団）
3. ベートーヴェン：弦楽四重奏曲　第１５番（コレギウム・アウレウム合奏団）

先日この3枚が届いたので、早速レオンハルトの演奏を聴いた次第である。


このCDを聴いて感じたのは、非常に「色彩豊かな」オルガンである、ということである。もちろんオルガンであるから、「色彩」というのは、音の表情が極めて豊たかである、という意味だ。

以下、CDの解説（レオンハルトと磯山雅、両氏による）を参考にこの記事を書いていきたい。

この「三位一体オルガン」は、南ドイツ・バイエルン地方のオットボレインにあり、「古今の名オルガンのうちでも最高のもののひとつといわれる名器」である。制作者のカール・ヨーゼフ・リープは、

<blockquote>ヨーロッパでこれ以上の楽器がみつかったならば、私は能無しとよんでくれて結構だ・・・</blockquote>

というほど、このオットボレインのオルガンに大きな自信を持っていた。

オットボレイン近郊のエルデルンに生まれたリープ（1710〜75）は、ストラスブールのG. Fr. メルケルのもとで修行を積んだ。ザーレムの修道院のための3つのオルガン、オットボレインの修道院の2つのオルガンによって、フランスと南ドイツの音響理想の綜合を成し遂げたとされている。

このオットボレインの二つのオルガンであるが、

1766年、ベネディクト派大修道院教会に設置された外見の同じ二つの内陣オルガンのうちの一つである。左側のオルガンは、「聖霊オルガン」と呼ばれ、二段のマニュアルとペダル上に27のストップを含み、右側のオルガンは、四段のマニュアルとペダル上に、63のストップを含んでいた。この右側のオルガンが、「三位一体オルガン」である。

単純に右側、左側と書いたが、実際のオルガン製作には苦労があったに違いないと、レオンハルトは以下のように述べている。

<blockquote>リープは、側面の合唱隊席に大オルガンを建造するという困難な課題を、実に見事に解決した。とりわけリープが頭を悩ましたのは、2つのアーチ型の空間から成る合唱隊席を分かつ、中央柱の存在であったにちがいない。これが邪魔になって、ハウプトヴェルクとリュックポジティーフを理想的な場所に置くことができないからである。そこで彼は、この中央柱を、16フットのペダル・パイプで装い、鳴りひびくファッサーデに仕立てあげた。</blockquote>

こうした苦労と彼の技術によって、完成したオルガンは、見事な響きをもたらした。

<blockquote>オルガニストの頭上に据え付けられたハウプトヴェルクと中央柱上のペダルとによってプロスペクトが構成されているため、音響は、合唱隊席に両側から入りこんでゆく。エコーヴェルクは、柱のすぐ後方、下側の主要ケースのなかにある。こうした一風変わった据付け法をとっているために、オルガンには、ひじょうに立体的な性格が与えられている。つまり、リュックポジティーフがきわ立った形で語りかけてくるのに対し、ハウプトヴェルク、ペダル、レシはやや間接的にひびき、エコーヴェルクは遠くからきこえてくるのである。</blockquote>

という具合に。

この名器は、「<a href="http://www.greifenberger-institut.de/en/anzeige_auswahl.php4?id=76&kapitelid=2&aktuell=" target="_blank">Greifenberger Institut</a>」で見ることができる。

収録曲；
１）トッカータ　第１番　二調（「オルガン音楽家の備品」1690より）ーゲオルク・ムファット
２）聖体奉挙・テノールのティエルス（「修道院のためのミサ曲」より）フランソワ・クープラン
３）グラン・ジューによる奉献曲（「修道院のためのミサ曲」より）フランソワ・クープラン
４）グローリア　第６曲ーテノールによるティエルス（「教区のためのミサ曲」より）フランソワ・クープラン
５）キリエ　第５曲ープラン・シャン（「教区のためのミサ曲」より）フランソワ・クープラン
６）テノールによるクロモルム（「修道院のためのミサ曲」より）フランソワ・クープラン
７）オルガン・ソナタ　第５番　ニ長調　Wq. 70-5（C. Ph. E. バッハ）
８）ハ長調のファンタジア（アブラハム・ヴァン・デン・ケルクホーヴェン）
９）ホ長調のファンタジア（アブラハム・ヴァン・デン・ケルクホーヴェン）
１０）ハ長調のファンタジア（アブラハム・ヴァン・デン・ケルクホーヴェン）

なおこのCDはレコードで発売されていたものであるが、上記のように今回が世界初CD化で、残念ながら「非売品」である

演奏；グスタフ・レオンハルト
使用楽器；オットボレイン・ベネディクト派大修道院教会のK. J. リープ製「三位一体オルガン」
録音；1967年5月、オットボレイン、ベネディクト派大修道院教会（ドイツ）]]>
      
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   <title>タリス；エレミア哀歌</title>
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   <published>2009-03-22T03:35:30Z</published>
   <updated>2009-03-22T04:07:14Z</updated>
   
   <summary> 「THOMAS TALLIS Lamentatons od Jeremiah」...</summary>
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      <name>くらんべりぃ</name>
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「THOMAS TALLIS Lamentatons od Jeremiah」（The Tallis Scholars、Gimell、CDGIM 025）

イギリス・ルネサンスの宗教音楽の中でも、ウィリアム・バードと並ぶのが今回紹介するトーマス・タリスであろう。彼の作品の中でも特に有名なのが、今回紹介する「エレミア哀歌」である。

エレミア哀歌（引用する新共同訳聖書では「哀歌」）は、旧約聖書の中の一つで、「哀歌」の名前の通り、新バビロニアによって滅ぼされたエルサレムを嘆く歌である。全体は5章から成っており、原典のヘブル語（ヘブライ語）では第１節がヘブル語のアルファベットのＡ（アレフ）で、第２節がＢ（ベトゥ）で、というように各節がＡＢＣではじまるように書かれている。この名残で、ラテン語訳聖書でも各節の冒頭に「アレフ （Aleph）」「ベトゥ（Bert）」……という語が付され、節番号の代わりとなっている。

<blockquote>哀歌<br>

[ 1 ]<br>

◆第一の歌<br>
（アルファベットによる詩）<br>
1:1 なにゆえ、独りで座っているのか／人に溢れていたこの都が。やもめとなってしまったのか／多くの民の女王であったこの都が。奴隷となってしまったのか／国々の姫君であったこの都が。
1:2 夜もすがら泣き、頬に涙が流れる。彼女を愛した人のだれも、今は慰めを与えない。友は皆、彼女を欺き、ことごとく敵となった。
1:3 貧苦と重い苦役の末にユダは捕囚となって行き／異国の民の中に座り、憩いは得られず／苦難のはざまに追い詰められてしまった。
1:4 シオンに上る道は嘆く／祭りに集う人がもはやいないのを。シオンの城門はすべて荒廃し、祭司らは呻く。シオンの苦しみを、おとめらは悲しむ。
1:5 シオンの背きは甚だしかった。主は懲らしめようと、敵がはびこることを許し／苦しめる者らを頭とされた。彼女の子らはとりことなり／苦しめる者らの前を、引かれて行った。
1:6 栄光はことごとくおとめシオンを去り／その君侯らは野の鹿となった。青草を求めたが得られず／疲れ果ててなお、追い立てられてゆく。
1:7 エルサレムは心に留める／貧しく放浪の旅に出た日を／いにしえから彼女のものであった／宝物のすべてを。苦しめる者らの手に落ちた彼女の民を／助ける者はない。絶えゆくさまを見て、彼らは笑っている。
1:8 エルサレムは罪に罪を重ね／笑いものになった。恥があばかれたので／重んじてくれた者にも軽んじられる。彼女は呻きつつ身を引く。
1:9 衣の裾には汚れが付いている。彼女は行く末を心に留めなかったのだ。落ちぶれたさまは驚くばかり。慰める者はない。「御覧ください、主よ／わたしの惨めさを、敵の驕りを。」
1:10 宝物のすべてに敵は手を伸ばした。彼女は見た、異国の民が聖所を侵すのを。聖なる集会に連なることを／主に禁じられた者らが。
1:11 彼女の民は皆、パンを求めて呻く。宝物を食べ物に換えて命をつなごうとする。「御覧ください、主よ／わたしのむさぼるさまを見てください。」
1:12 道行く人よ、心して／目を留めよ、よく見よ。これほどの痛みがあったろうか。わたしを責めるこの痛み／主がついに怒ってわたしを懲らす／この痛みほどの。
1:13 主は高い天から火を送り／わたしの骨に火を下し／足もとに網を投げてわたしを引き倒し／荒廃にまかせ、ひねもす病み衰えさせる。
1:14 背いたわたしの罪は御手に束ねられ／軛とされ、わたしを圧する。主の軛を首に負わされ／力尽きてわたしは倒れ／刃向かうこともできない敵の手に／引き渡されてしまった。
1:15 わたしのもとにいる力ある者を／主はすべて退けられた。わたしに対して時を定め／若者らを砕かれた。主は、酒ぶねを踏むかのように／娘ユダのおとめらを踏みにじられた。
1:16 それゆえわたしは泣く。わたしの目よ、わたしの目よ／涙を流すがよい。慰め励ましてくれる者は、遠く去った。敵は勢いを増し／わたしの子らは荒廃に落ちてゆく。
1:17 シオンは手を差し出すが、慰める者はない。主は敵に命じてヤコブを包囲させられた。エルサレムは敵の中で、笑いものになっている。
1:18 主は正しい。わたしが主の口に背いたのだ。聞け、諸国の民よ／見よ、わたしの痛みを。わたしのおとめらも若者らも／捕えられ、引かれて行った。
1:19 わたしは愛した人々に呼びかけたが／皆、わたしを裏切った。わたしの祭司ら長老らは、都で息絶える／命をつなごうと、食べ物を乞いながら。
1:20 御覧ください、主よ、この苦しみを。胸は裂けんばかり、心は乱れています。わたしは背きに背いたのです。外では剣が子らを奪い／内には死が待っています。
1:21 聞いてください、わたしの呻きを。慰めてくれる者はありません。敵は皆、わたしの受けた災いを耳にして／あなたの仕打ちを喜んでいます。彼らにも定めの日を来らせ／わたしのような目に遭わせてください。
1:22 敵の悪事が御前に届きますように。あなたの懲らしめを受けますように。あなたに背いたわたしが／こんなにも懲らしめられたように。わたしはこうして呻き続け／心は病に侵されています。<br>

[ 2 ]<br>

◆第二の歌<br>
（アルファベットによる詩）<br>
2:1 なにゆえ、主は憤り／おとめシオンを卑しめられるのか。イスラエルの輝きを天から地になげうち／主の足台と呼ばれたところを／怒りの日に、見放された。
2:2 ヤコブの人里をすべて、主は容赦せず圧倒し／憤って、おとめユダの砦をことごとく破壊し／この国を治める者、君侯らを／地に打ち倒して辱められた。
2:3 イスラエルの角をことごとく／激しい怒りをもって折り砕き／敵の前から右の御手をひるがえされた。御怒りはヤコブに対して烈火となり／炎となって焼き尽くした。
2:4 敵となって弓を引き絞り、右の御手を構え／瞳のように愛しておられたものを／苦しめる者となって皆殺しにし／おとめシオンの天幕に／火のような怒りを注がれた。
2:5 主はまことに敵となられた。イスラエルを圧倒し／その城郭をすべて圧倒し、砦をすべて滅ぼし／おとめユダの呻きと嘆きをいよいよ深くされた。
2:6 シオンの祭りを滅ぼし／仮庵をも、園をも荒廃させられた。安息日をも、祭りをもシオンに忘れさせ／王をも、祭司をも／激しい怒りをもって退けられた。
2:7 主は御自分の祭壇をすら見捨て／御自分の聖所をすら見捨て／城郭をも城壁をも、敵の手に渡された。敵は主の家で喚声をあげる／あたかも祭りの日のように。
2:8 主はおとめシオンの城壁を滅ぼそうと定め／打ち倒すべき所を測り縄ではかり／御手をひるがえされない。城壁も砦も共に嘆き、共に喪に服す。
2:9 城門はことごとく地に倒れ、かんぬきは砕けた。王と君侯は異国の民の中にあり／律法を教える者は失われ／預言者は主からの幻による託宣を／もはや見いだすことができない。
2:10 おとめシオンの長老は皆、地に座して黙し／頭に灰をかぶり、粗布を身にまとう。エルサレムのおとめらは、頭を地につけている。
2:11 わたしの目は涙にかすみ、胸は裂ける。わたしの民の娘が打ち砕かれたので／わたしのはらわたは溶けて地に流れる。幼子も乳飲み子も町の広場で衰えてゆく。
2:12 幼子は母に言う／パンはどこ、ぶどう酒はどこ、と。都の広場で傷つき、衰えて／母のふところに抱かれ、息絶えてゆく。
2:13 おとめエルサレムよ／あなたを何にたとえ、何の証しとしよう。おとめシオンよ／あなたを何になぞらえて慰めよう。海のように深い痛手を負ったあなたを／誰が癒せよう。
2:14 預言者はあなたに託宣を与えたが／むなしい、偽りの言葉ばかりであった。あなたを立ち直らせるには／一度、罪をあばくべきなのに／むなしく、迷わすことを／あなたに向かって告げるばかりであった。
2:15 道行く人はだれもかれも／手をたたいてあなたを嘲る。おとめエルサレムよ、あなたに向かって／口笛を吹き、頭を振ってはやしたてる／「麗しさの極み、全地の喜びと／たたえられた都がこれか」と。
2:16 敵は皆、あなたに向かって大口を開け／歯をむき、口笛を吹き、そして言う／「滅ぼし尽くしたぞ。ああ、これこそ待ちに待った日だ。たしかに見届けた」と。
2:17 主は計画したことを実現し／約束したことを果たされる方。昔、命じておかれたところのゆえに／あなたを破壊し、容赦されなかった。敵はそのあなたを見て喜び／あなたを苦しめる者らは角を上げる。
2:18 おとめシオンの城壁よ／主に向かって心から叫べ。昼も夜も、川のように涙を流せ。休むことなくその瞳から涙を流せ。
2:19 立て、宵の初めに。夜を徹して嘆きの声をあげるために。主の御前に出て／水のようにあなたの心を注ぎ出せ。両手を上げて命乞いをせよ／あなたの幼子らのために。彼らはどの街角でも飢えに衰えてゆく。
2:20 主よ、目を留めてよく見てください。これほど懲らしめられた者がありましょうか。女がその胎の実を／育てた子を食い物にしているのです。祭司や預言者が／主の聖所で殺されているのです。
2:21 街では老人も子供も地に倒れ伏し／おとめも若者も剣にかかって死にました。あなたは、ついに怒り／殺し、屠って容赦されませんでした。
2:22 祭りの日のように声をあげて脅かす者らを呼び／わたしを包囲させられました。主が怒りを発したこの日に／逃げのびた者も生き残った者もなく／わたしが養い育てた子らは／ことごとく敵に滅ぼされてしまいました。<br>

[ 3 ]<br>

◆第三の歌<br>
（アルファベットによる詩）<br>
3:1 わたしは／主の怒りの杖に打たれて苦しみを知った者。
3:2 闇の中に追い立てられ、光なく歩く。
3:3 そのわたしを、御手がさまざまに責め続ける。
3:4 わたしの皮膚を打ち、肉を打ち／骨をことごとく砕く。
3:5 陣を敷き、包囲して／わたしを疲労と欠乏に陥れ
3:6 大昔の死者らと共に／わたしを闇の奥に住まわせる。
3:7 柵を巡らして逃げ道をふさぎ／重い鎖でわたしを縛りつける。
3:8 助けを求めて叫びをあげても／わたしの訴えはだれにも届かない。
3:9 切り石を積んで行く手をふさぎ／道を曲げてわたしを迷わす。
3:10 熊のようにわたしを待ち伏せ／獅子のようにひそみ
3:11 逃げ惑うわたしを引き裂いて捨てる。
3:12 弓に矢をつがえて引き絞り／わたしにねらいを定める。
3:13 箙の矢を次々と放ち／わたしの腎臓を射抜く。
3:14 民は皆、わたしを嘲笑い／絶え間なく嘲りの歌を浴びせる。
3:15 わたしを苦悩に飽かせ、苦汁を飲ませられる。
3:16 砂利をかませてわたしの歯を砕き／塵の中にわたしを打ち倒す。
3:17 わたしの魂は平和を失い／幸福を忘れた。
3:18 わたしは言う／「わたしの生きる力は絶えた／ただ主を待ち望もう」と。
3:19 苦汁と欠乏の中で／貧しくさすらったときのことを
3:20 決して忘れず、覚えているからこそ／わたしの魂は沈み込んでいても
3:21 再び心を励まし、なお待ち望む。
3:22 主の慈しみは決して絶えない。主の憐れみは決して尽きない。
3:23 それは朝ごとに新たになる。「あなたの真実はそれほど深い。
3:24 主こそわたしの受ける分」とわたしの魂は言い／わたしは主を待ち望む。
3:25 主に望みをおき尋ね求める魂に／主は幸いをお与えになる。
3:26 主の救いを黙して待てば、幸いを得る。
3:27 若いときに軛を負った人は、幸いを得る。
3:28 軛を負わされたなら／黙して、独り座っているがよい。
3:29 塵に口をつけよ、望みが見いだせるかもしれない。
3:30 打つ者に頬を向けよ／十分に懲らしめを味わえ。
3:31 主は、決して／あなたをいつまでも捨て置かれはしない。
3:32 主の慈しみは深く／懲らしめても、また憐れんでくださる。
3:33 人の子らを苦しめ悩ますことがあっても／それが御心なのではない。
3:34 この地の捕われ人をだれかれなく／足の下に踏みにじったり
3:35 いと高き神の御前をもはばからずに／他人の権利を奪ったり
3:36 申し立てを曲解して裁いたりすれば／主は決してそれを見過ごしにはされない。
3:37 誰が「あれ」といってあらしめえようか。主が命じられることではないか。
3:38 災いも、幸いも／いと高き神の命令によるものではないか。
3:39 生身の人間が、ひとりひとり／自分の過ちについてとやかく言うことはない。
3:40 わたしたちは自らの道を探し求めて／主に立ち帰ろう。
3:41 天にいます神に向かって／両手を上げ心も挙げて言おう。
3:42 わたしたちは、背き逆らいました。あなたは、お赦しになりませんでした。
3:43 あなたは怒りに包まれて追い迫り／わたしたちを打ち殺して容赦なさらない。
3:44 あなたは雲の中に御自分をとざし／どんな祈りもさえぎられます。
3:45 わたしたちを塵、芥のようにして／諸国の民の中にお見捨てになりました。
3:46 敵は皆、わたしたちに向かって大口を開く。
3:47 恐れとおののきが、騒乱と破壊が、襲いかかる。
3:48 わたしの民の娘は打ち砕かれ／わたしの目は滝のように涙を流す。
3:49 わたしの目は休むことなく涙を流し続ける。
3:50 主が天から見下ろし／目を留めてくださるときまで。
3:51 わたしの都の娘らを見て／わたしの目は魂に痛みをもたらす。
3:52 敵はゆえなくわたしを追う／鳥を追う狩人のように。
3:53 命を絶とうとわたしを穴に落とし／その上に石を投げる。
3:54 水はわたしの頭を越え／もう最期だとわたしは思った。
3:55 深い穴の底から／主よ、わたしは御名を呼びます。
3:56 耳を閉ざさず、この声を聞き／わたしを助け、救い出してください。
3:57 呼び求めるわたしに近づき／恐れるなと言ってください。
3:58 主よ、生死にかかわるこの争いを／わたしに代わって争い、命を贖ってください。
3:59 主よ、わたしになされた不正を見／わたしの訴えを取り上げてください。
3:60 わたしに対する悪意を／謀のすべてを見てください。
3:61 主よ、わたしに向けられる嘲りと／謀のすべてを聞いてください。
3:62 敵対する者の唇、吐く言葉は／絶え間なくわたしを責めます。
3:63 御覧ください、彼らは座るにも立つにも／わたしを嘲って歌いはやします。
3:64 主よ、その仕業にしたがって／彼らを罰してください。
3:65 彼らの上に呪いを注いで／彼らの心を頑にしてください。
3:66 主よ、あなたのいます天の下から彼らを追い／御怒りによって滅ぼし去ってください。<br>

[ 4 ]<br>

◆第四の歌<br>
（アルファベットによる詩）<br>
4:1 なにゆえ、黄金は光を失い／純金はさげすまれているのか。どの街角にも／聖所の石が打ち捨てられているのか。
4:2 貴いシオンの子ら、金にも比べられた人々が／なにゆえ、土の器とみなされ／陶工の手になるものとみなされるのか。
4:3 山犬ですら乳を与えて子を養うというのに／わが民の娘は残酷になり／荒れ野の駝鳥のようにふるまう。
4:4 乳飲み子の舌は渇いて上顎に付き／幼子はパンを求めるが、分け与える者もいない。
4:5 美食に馴れた者も、街にあえぎ／紫の衣に包まれて育った者も塵にまみれている。
4:6 ソドムは、その罪のゆえに／人の手によらず、一瞬にして滅んだが／わたしの民の娘は／それよりも重い罪を犯したのだ。
4:7 この民のナジル人らは雪よりも清く／乳よりも白く輝いていた。骨は真珠よりも輝き、姿は水晶のようであった。
4:8 だが、彼らの容姿はすすよりも黒くなり／街で彼らと気づく者もないほどになり／皮膚は骨に張り付き／枯れ木のようになった。
4:9 剣に貫かれて死んだ者は／飢えに貫かれた者より幸いだ。刺し貫かれて血を流す方が／畑の実りを失うよりも幸いだ。
4:10 憐れみ深い女の手が自分の子供を煮炊きした。わたしの民の娘が打ち砕かれた日／それを自分の食糧としたのだ。
4:11 主の憤りは極まり／主は燃える怒りを注がれた。シオンに火は燃え上がり／都の礎までもなめ尽くした。
4:12 わたしたちを苦しめる敵が／エルサレムの城門から入るなどと／地上の王の誰が／この世に住む誰が、信じえたであろう。
4:13 これはエルサレムの預言者らの罪のゆえ／祭司らの悪のゆえだ。エルサレムのただ中に／正しい人々の血を注ぎ出したからだ。
4:14 彼らは血に汚れ／目は見えず、街をさまよう。その衣に触れることはだれにも許されない。
4:15 「去れ、汚れた者よ」と人々は叫ぶ。「去れ、去れ、何にも触れるな」と。「こうしてさまよい歩け」と国々は言う。「再びここに住むことはならない」と。
4:16 主は御顔を背け／再び目を留めてはくださらない。祭司らは見捨てられ／長老らは顧みられない。
4:17 今なお、わたしたちの目は／援軍を求めていたずらに疲れ／救ってはくれない他国をなお見張って待つ。
4:18 町の広場を歩こうとしても／一歩一歩をうかがうものがある。終りの時が近づき、わたしたちの日は満ちる。まさに、終りの時が来たのだ。
4:19 わたしたちに追い迫る者は／空を飛ぶ鷲よりも速く／山々にわたしたちを追い回し／荒れ野に待ち伏せる。
4:20 主の油注がれた者、わたしたちの命の息吹／その人が彼らの罠に捕えられた。異国民の中にあるときも、その人の陰で／生き抜こうと頼みにした、その人が。
4:21 娘エドムよ、喜び祝うがよい／ウツの地に住む女よ。お前にもこの杯は廻って来るのだ。そのときは、酔いしれて裸になるがよい。
4:22 おとめシオンよ、悪事の赦される時が来る。再び捕囚となることはない。娘エドムよ、罪の罰せられる時が来る。お前の罪はことごとくあばかれる。<br>

[ 5 ]<br>

◆第五の歌<br>
5:1 主よ／わたしたちにふりかかったことに心を留め／わたしたちの受けた嘲りに目を留めてください。
5:2 わたしたちの嗣業は他国の民のものとなり／家は異邦の民のものとなった。
5:3 父はなく、わたしたちは孤児となり／母はやもめとなった。
5:4 自分の水をすら、金を払って飲み／自分の木からすら、価を払って取り入れる。
5:5 首には軛を負わされて追い立てられ／疲れても、憩いはない。
5:6 わたしたちはエジプトに手を出し／パンに飽こうとアッシリアに向かった。
5:7 父祖は罪を犯したが、今は亡く／その咎をわたしたちが負わされている。
5:8 奴隷であった者らがわたしたちを支配し／その手からわたしたちを奪い返す者はない。
5:9 パンを取って来るには命をかけねばならない。荒れ野には剣が待っている。
5:10 飢えは熱病をもたらし／皮膚は炉のように焼けただれている。
5:11 人妻はシオンで犯され／おとめはユダの町々で犯されている。
5:12 君侯は敵の手で吊り刑にされ／長老も敬われない。
5:13 若者は挽き臼を負わされ／子供は薪を負わされてよろめく。
5:14 長老は町の門の集いから姿を消し／若者の音楽は絶えた。
5:15 わたしたちの心は楽しむことを忘れ／踊りは喪の嘆きに変わった。
5:16 冠は頭から落ちた。いかに災いなことか。わたしたちは罪を犯したのだ。
5:17 それゆえ、心は病み／この有様に目はかすんでゆく。
5:18 シオンの山は荒れ果て、狐がそこを行く。
5:19 主よ、あなたはとこしえにいまし／代々に続く御座にいます方。
5:20 なぜ、いつまでもわたしたちを忘れ／果てしなく見捨てておかれるのですか。
5:21 主よ、御もとに立ち帰らせてください／わたしたちは立ち帰ります。わたしたちの日々を新しくして／昔のようにしてください。
5:22 あなたは激しく憤り／わたしたちをまったく見捨てられました。</blockquote>

カトリック教会では、復活祭に先立つ3日間（キリスト受難の金曜日をはさむ、木、金、土曜日）の真夜中の典礼で、このエレミア哀歌を朗読することになっている（クープランやシャルパンティエの「ルソン・ド・テネブレ」も同じ朗読を指している）。

さて、タリスはその生涯で、ヘンリ８世、エドワード6世、メアリ１世、エリザベス１世の４人の君主に仕えたわけだが、この間にプロテスタントとカトリックの狭間で激しく揺れ動いた宗教改革の時期に生きなければならなかった。上述のように、この曲自体はカトリックの典礼を意識したものであるが、この曲の成立時期は、この朗読が廃止されたエリザベス１世の時代のものであるとされている（英国国教会が成立し、プロテスタントの時代であった）。したがって、この曲自体は、本来の目的のために作曲されたというよりも、

<blockquote>典礼には直結しない芸術作品として書かれ、当時肩身の狭い思いをしていたカトリック教徒たちを中心に、プライベートな慰みとして歌われたのではないか、とする見方が一般的である。<br>
「古楽CD100ガイド」（国書刊行社）</blockquote>

タリスもカトリック教徒であったとされるため、彼にとっては自分の置かれた状況をもとに、切実な思いで作曲したのかもしれない。

今回紹介するCDは、そのグループ名にもなっているタリス・スコラーズの名唱から。ここでは当時のピッチは今よりも高かったという説に従い、曲を高く移調して最上声に女性ソプラノをすえている。

なお、他にも「エレミア哀歌」というものが存在する。それを一度に聴けるCDを一枚紹介しておく。

<center><a href="http://cranberry.be/EM/Lamentations_OxfordCamerata.php" onclick="window.open('http://cranberry.be/EM/Lamentations_OxfordCamerata.php','popup','width=357,height=356,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://cranberry.be/EM/Lamentations_OxfordCamerata-thumb.JPG" width="180" height="179" alt="" /></a></center>

「エレミアの哀歌」（オックスフォード・カメラータ、指揮；ジェレミー・サマリー、NAXOS、8.550572）

このCDには、

１）ホワイト；エレミアの哀歌（5声）
２）タリス；予言者エレミアの哀歌 I
３）タリス；予言者エレミアの哀歌 II
４）パレストリーナ；聖木曜日のためのエレミアの哀歌 I
５）ラッスス；聖木曜日のためのエレミアの哀歌 I
６）ラッスス；聖木曜日のためのエレミアの哀歌 III
７）デ・ブリト；聖金曜日のためのエレミアの哀歌 I

の７曲が収録されている。

今回の記事は、「古楽CD100ガイド」（国書刊行社）をもとに書いた]]>
      
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   <title>ジャヌカンのシャンソンを聴く</title>
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   <published>2009-03-20T02:19:54Z</published>
   <updated>2009-03-20T03:04:10Z</updated>
   
   <summary> 「鳥の歌・狩りの歌〜ジャヌカン：シャンソン集」（アンサンブル・クレマン・ジャヌ...</summary>
   <author>
      <name>くらんべりぃ</name>
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「鳥の歌・狩りの歌〜ジャヌカン：シャンソン集」（アンサンブル・クレマン・ジャヌカン、harmonia mundi FRANCE、KHM100015）

今日は、フランスの世俗曲、シャンソンの大家、クレマン・ジャヌカン（1485年頃 – 1558年）を紹介する。子供の頃についてはよくわかっていない。1520年代にボルドー近在で僧職に就いたとされるが、一音楽家として大きな地位を築いた（例えば教会お抱えであるとか、宮廷作曲家など）ということはなかったと見られている。そのジャヌカンが飛び抜けていたのが、今回紹介するシャンソンでの作曲能力である。生涯に250曲ほどの世俗シャンソンを残したとされる。

そのジャヌカンの出世作となったのが、マリニャーノの戦いを描写したシャンソン「戦い」である。1528年には、ジャヌカンの最初のシャンソン集が、パリの楽譜出版者、ピエール・アテニャンによって発売された。ここには、今回聴いているCDのタイトルに含まれる、「鳥の歌」「狩りの歌」や、「戦い」「ひばりの歌」といった彼の代表作が含まれている。

彼のシャンソンの特徴であるが、描写的な音楽である、ということであろう。「生々しい」歌の音楽である。ユーモラスな掛け合いもあれば、皮肉たっぷりの描写もある。また、「その昔、娘っ子が」に至っては、官能小説のような描写がさらりと、そしてたっぷりと出てくる（対訳を載せようと思ったのだけれど、さすがにかなりどぎつい表現だったので、やめました。知りたい方はメールを頂ければ教えます・・・）。こうした音楽には、フランス庶民の感情が表れていると思うのだが、これらを唄っていたのは、教養があるとされた宮廷の人間や、いわゆる上流階級と言われる人間達であった。

このジャヌカンのシャンソンを楽しむには、二つの要素が必要であると感じる。一つは、歌詞をしっかりと理解できること。これはCDについている対訳でもよい。唄われている内容がどういうものかを理解することで、彼の音楽がいっそう「生々しさ」を増すのである。
そしてもう一つは、「生々しく」歌われたものを聴くことである。それにうってつけなのが、彼の名前にちなんだアンサンブル「アンサンブル・クレマン・ジャヌカン」である。カウンター・テナーのドミニク・ヴィス率いる男声アンサンブルである。

収録曲；
1. 鳥の歌 
2. 夜ごと夜ごとに 
3. のぞみはゆるぎなく 
4. その昔,娘っ子が 
5. ああ,甘い眼差しよ 
6. ひばりの歌 
7. ああ,わが神よ 
8. 私の苦しみは深くない 
9. ああ,愛の苦しみよ 
10. この美しい五月 
11. ある朝目覚めた私 
12. うぐいすの歌 
13. 女のおしゃべり 
14. 行け,夜鳴きうぐいす 
15. 美しく緑なすさんざしよ 
16. ぼくには二重の苦しみが 
17. 空を飛ぶこの小さな神様 
18. 戦い 
19. かわいいニンフ 
20. どうしてその目を 
21. 当然のこと 
22. 花咲けるさんざしの上で 
23. この五月 
24. 大胆で軽やかな風よ 
25. もうぼくは以前のぼくでは 
26. 修道士チボー 
27. 狩りの歌 

なお、今回紹介したCDは、以前に二枚にわけて発売されたものを抜粋してまとめたもののようである。入手可能かわからないが、極めて楽しい歌ばかりなので、是非なんとかして聴いていただきたい

「ジャヌカン：シャンソン集〜狩りの歌」（アンサンブル・クレマン・ジャヌカン、harmonia mundi FRANCE、HMA1951271）

<center><a href="http://cranberry.be/EM/JanequinLaChasse_autres.jpg"><img alt="JanequinLaChasse_autres.jpg" src="http://cranberry.be/EM/JanequinLaChasse_autres-thumb.jpg" width="190" height="169" /></a></center>

「クレマン・ジャヌカン：鳥の歌〜シャンソン集」（アンサンブル・クレマン・ジャヌカン、harmonia mundi FRANCE、HMC901099）

<center><a href="http://cranberry.be/EM/JanequinLeChantDesOyseaulx.php" onclick="window.open('http://cranberry.be/EM/JanequinLeChantDesOyseaulx.php','popup','width=357,height=354,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://cranberry.be/EM/JanequinLeChantDesOyseaulx-thumb.JPG" width="190" height="188" alt="" /></a></center>]]>
      
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   <title>名工の名品；ジョスカン・デプレのミサ・パンジェ・リングァを聴く</title>
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   <published>2009-03-19T04:38:02Z</published>
   <updated>2009-03-19T05:13:49Z</updated>
   
   <summary> 「ジョスカン・デ・プレ　ミサ曲《パンジェ・リングァ》」（タリス・スコラーズ、G...</summary>
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「ジョスカン・デ・プレ　ミサ曲《パンジェ・リングァ》」（タリス・スコラーズ、Gimell、CDGIM 009）

今年に入って仕事に忙殺されていて、すっかり更新ご無沙汰になってしまった。ようやく今年度の仕事も一段落して、今日から5連休にしたので、のんびりと音楽を聴こうと思う。

昨年から、「「古楽CD100ガイド」（国書刊行社）」で紹介されている曲を順番に聴いていく企画を勝手にやっているのだが、今日はそれに従って、「ジョスカン・デプレのミサ・パンジェ・リングァ」を聴きたいと思う。

<blockquote>ルネサンス時代のミサ曲をどれかひとつだけ推薦せよ、といわれたら、やはりジョスカン・デプレの《ミサ・パンジェ・リングァ》を挙げねばならないだろう。<br>
「古楽CD100ガイド」（国書刊行社）</blockquote>

と記事を書いている金田敏也氏が書いているが、まさにその通り。

以前触れたが、マショーが「通作ミサ」を作曲して以来、多くの作曲家が「ミサ曲」を精力的に作曲するようになった。「通作ミサ」では文章が固定されているが、各楽章を音楽的に統一しようとする試みがなされるようになった。それが循環ミサ曲で、一つの定旋律でミサの各楽章を統一したものである。既存の定旋律に基づいて全楽章を作曲したミサ曲を、「定旋律ミサ曲」と呼ぶ。ルネサンス初期の大作曲家デュファイは、多くの「定旋律ミサ曲」を作曲した。デュファイの世代から、

ミサ曲全体を統一された書法で作曲する

という試みは、今日紹介するジョスカン・デプレの世代で頂点を極めることとなる。単純に極めると書いているが、

<blockquote>常に一定で、各章ごとにその分量や性格が異なるミサ・テキストへの作曲においては首尾一貫性と多様性が同時に要求され、このジャンルにおいては、教会音楽作曲家にとって最大の腕の見せ所となっていた。それだけに作曲技法も次第に多様化し、かつ洗練されたものとなっていったのである。<br>
「古楽CD100ガイド」（国書刊行社）</blockquote>

と、作曲家にとって膨大な技量を要求した。その頂点に君臨しているのが、ジョスカン・デプレの「ミサ・パンジェ・リングァ」である。当時すでに名を馳せていた作曲家であったジョスカン・デプレの晩年の作品で、復活祭のためのグレゴリオ聖歌「パンジェ・リングァ（いざ歌え、わが舌よ）」に基づいている。

上で書いたように、デュファイ世代から「定旋律ミサ曲」が数多く作曲されることとなったが、ジョスカンの作曲方法はすでにデュアイからはかなり進んだところにあった。

<blockquote>ここでは聖歌が節に分けられ、そのひとつひとつから各フレーズ冒頭の旋律が生み出され、その旋律を各パートが模倣しあうことでポリフォニーの綾が織りあげられ、ハーモニーとリズムが発展していくという、極めて手の込んだ手法がとられているのである。<br>
「古楽CD100ガイド」（国書刊行社）</blockquote>

と、まさに頂点を極めた手法で作曲されている。しかし、それを聴いて複雑で聴けないのか？というところが全くない。ポリフォニーの美しさがまさにただ存在していて、ただただ感嘆するばかりなのである。

その優れた曲を聴くには、優れた歌唱力を持ったグループによる合唱がふさわしい。もちろん、アカペラ界のスーパー・グループ、タリス・スコラーズである。

このアルバムはイギリス・グラモフォン大賞を受賞したもので、1986年と20年以上前に録音されたものだが、まったく色あせることのない、第1級の録音である。この少数精鋭部隊による録音は、少人数だからこそできる細部までまったく隙のない緻密な合唱をいかんなく聴かせてくれる。<a href="http://cranberry.be/EM/2007/06/_the_tallis_scholars2.php" target="_blank">一昨年にコンサート</a>で聴いたが、生唾ものであった。彼らの合唱を天上の音楽と書かれることがあるが、この言葉ほど彼らの合唱の素晴らしさを伝える表現はないだろう。

タリス・スコラーズのCDはほとんどが入手可能である。またよく来日する（今年も６月に来日。もちろんコンサートに足を運びます）ので、CDを聴いて「感動」したら是非コンサートに足を運んで、生演奏を堪能していただきたい。

収録曲；
１）グレゴリオ聖歌《パンジェ・リングァ》

ジョスカン・デプレ；ミサ曲《パンジェ・リングァ》
２）キリエ
３）グローリア
４）クレド
５）サンクトゥス＆ベネディクトゥス
６）アニュス・デイI, II & III

ミサ曲《ラ・ソ・ファ・レ・ミ》
７）キリエ
８）グローリア
９）クレド
１０）サンクトゥス＆ベネディクトゥス
１１）アニュス・デイI, II & III

タリス・スコラーズ／ピーター・フィリップス指揮
録音；1986年、オックスフォード、マートン・カレッジ・チャペル]]>
      
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   <title>イギリス・バロック唯一の作曲家、パーセルの鍵盤音楽を聴く</title>
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   <published>2009-01-19T12:01:54Z</published>
   <updated>2009-01-19T13:08:56Z</updated>
   
   <summary> 「Henry Purcell. Keyboard Suites &amp; Groun...</summary>
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「Henry Purcell. Keyboard Suites & Grounds 」(RIchard Egarr, harmonia mundi, HMU907428)

仕事が多忙で、すっかりこのブログも更新するのがご無沙汰になってしまった。毎朝バッハの曲を聴き、晩眠る前には古楽を聴きながら寝むりについているのだが・・・

さて、「イギリス・バロック唯一の作曲家」とタイトルに書いたが、もちろんそんなことはない。マシュー・ロック、ウィリアム・ロウズ、ジョン・ジェンキンス、ジョン・ブロウといった作曲家は有名だ。しかし、実際のところ、イギリスの「バロック音楽」は遅れていた。クロムウェルの共和制時代に、音楽をことごとく禁止したからである。これによって、音楽は鳴りを潜めることになる。そのため、36歳という若さで夭逝し、そしてたくさんの優れた曲を書いたヘンリー・パーセルだけを聴いていればいいという言葉が出てくるのかもしれない。

<blockquote>イギリスの場合はヘンリー・パーセル（1659ー95）を除けばバロック音楽の作曲家はいないも同じとさえいわれています。<br>
《バロック・ソナタの音楽史、田中武夫、文芸社》</blockquote>

のように・・・。

さて、今回紹介するヘンリー・パーセルの鍵盤音楽の作品は、8つの組曲がメインとなっている。これはパーセルの死後、デンマーク王女のサポートを得て、彼の妻（夜遊び癖のあったパーセルを、一晩中寒い中に閉め出した。それが原因で風邪をひいて亡くなったらしい・・・）に託されて出版された

「A Choice Collection of Lessons for the Harpsichord or Spinnet」

に含まれているものである。

エガーは、組曲を順番に演奏せず、

・組曲 第1番 ト長調 Z.660
・シャコンヌト短調 Z.680
・ 組曲 第2番 ト短調 Z.661
・グラウンド Z.T681
・ 組曲 第3番 ト長調 Z.662
・新しいグラウンド Z.T682
・組曲 第4番 イ短調 Z.663
・全音域のグラウンド Z.645
・組曲 第5番 ハ長調 Z.666
・グラウンド Z.D221
・組曲 第6番 ニ長調 Z.667
・ラウンド・0 Z.T684
・組曲 第7番 ニ短調 Z.668
・グランド Z.D222
・組曲 第8番 ヘ長調 Z.669

という順序で録音されている。8番まである組曲をセットにせず、シャコンヌ、グランド、ラウンドなどを各組曲の間に「サンドウィッチ」にしているのである。

などと、つらつらと書いているが、この記事を書いたのは、昨日、「<a href="http://blog.goo.ne.jp/ogawa_j/" target="_blank">私的CD評</a>」さんの「<a href="http://blog.goo.ne.jp/ogawa_j/e/7b0ca1e9048cf73a3a793bd068640694" target="_blank">パーセルの鍵盤楽器のための音楽をオリジナル楽器で聴く  </a>」を読んだからである。エガーはこのところ、ずっと聴き続けているチェンバロ奏者である。どこかひょうひょうとしたところが好きなのだ。レオンハルトの厳格な演奏とは対局にあるかもしれない。

「<a href="http://blog.goo.ne.jp/ogawa_j/" target="_blank">私的CD評</a>」さんが指摘されている通り、ジョエル・カッツマン作のリュッカースの複製で演奏している。
調律なのだが、

Temperament : 'ordinaire'

と記載されていた。いったいどういうことなのだろう？最近エガーは、バッハの平均率クラヴィーア曲集や、ゴルトベルク変奏曲を「リーマン」説による調律方法を採用しているが、それと関係するのだろうか？

演奏；リチャード・エガー
使用楽器；Joel Katzman, Amsterdam, 1991 (after Ruckers, Antwerp, 1638)
ピッチ；A = 392
調律；'ordinaire'
録音；2007年10月、イギリス、サフォークス、ポットン・ホール]]>
      
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   <title>ヘンデル；メサイアのダブリン初演版を聴く</title>
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   <published>2008-12-26T03:49:45Z</published>
   <updated>2008-12-26T04:59:58Z</updated>
   
   <summary> ヘンデル：オラトリオ『メサイア』（1742年ダブリン初演版）；ダンディン・コン...</summary>
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      <![CDATA[<center><a href="http://cranberry.be/EM/MessiahDunedinConsort.php" onclick="window.open('http://cranberry.be/EM/MessiahDunedinConsort.php','popup','width=376,height=336,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://cranberry.be/EM/MessiahDunedinConsort-thumb.jpg" width="180" height="160" alt="" /></a></center>

ヘンデル：オラトリオ『メサイア』（1742年ダブリン初演版）；ダンディン・コンソート＆プレイヤーズ、ジョン・バット（指揮）、Linn Records、CKD 285

この季節に、恐らく数多く演奏され、また親しまれている曲が、このヘンデルの「メサイア」がその一つであろう。全曲を聴いたことがない方でも、ハレルヤ・コーラスの部分は耳にされたことがあると思う。

多作曲家であったヘンデルの作品の中でも、かなり有名な部類に入るだろう。1727年2月20日にイギリスに帰化したヘンデルが、1741年8月に作曲にとりかかったのが、このメサイアである。1759年にヘンデルが亡くなるまで、毎年上演されていたと言われているから、当時から相当人気のある曲であったことがわかる。自筆譜から、1741年8月22日に作曲を開始し、9月14日に完成しているらしい。一月もかからずに作曲したことになる。ヘンデルは作曲するスピードが早いことで知られている（？）が、こうした大作を一気に書き上げる集中力はすさまじいものであったのだろう。

イギリスに帰化したヘンデルであったが、この曲の初演は、アイルランドのダブリンであった。作曲を開始した翌年の1742年4月13日のことである。アイルランド総督から招待されたダブリンでの慈善事業の一環として行われたものであったが、小さなミュージック・ホールでの演奏であったにも関わらず、700人もの聴衆を集めるなど大成功を収めたとされている。ホールが小さかったため、ホール内は満員、街頭にはホールに入場できない人であふれかえっていたらしい。

これほど盛況を得たメサイアであったが、イギリスでの初演はそれほど評価が高かったわけではないらしい。しばらくは「不評」に耐える時期が続いたものの、上演を続けることで、次第に評判を勝ち得たと言われている。1750年以降は評価が高くなり、人気が出たとされている。

この曲は、３部構成のオラトリオで、歌詞が「英語訳の新約聖書」によって書かれている点も注目すべきことであろう。それまでのヘンデルは、旧約聖書をもとにして物語を作り上げることが多かったが、この曲では新約聖書をもとにしている。

有名なハレルヤ・コーラスの際に、感極まった国王ジョージ２世が立ち上がったため、他の聴衆も同様に立ち上がったため、以後このコーラスの際は、立って聴くことが習慣になったと言われているが、実際は後のことであったらしい。

さて、このダブリン初演版が、他の稿とどう違うのかということをここで述べるのは難しい。総譜自体にも、何度も加筆修正されているからである。現在１０種類の稿が知られている。どの稿を使用するかは、演奏者に一存されることとなる。その一覧が、

「<a href="http://www.mengelberg.net/messiah/mesedition.html" target="_blank">『メサイア』使用楽譜一覧表</a>」

に詳しく記載されているので、そちらを参照されたい。

なお、自筆総譜は、イギリスの大英博物館が所有しており、閲覧申請書とエリザベス女王宛の誓約書を提出すれば閲覧できるそうだ。

演奏は、イギリスの音楽家ジョン・バット率いるスコットランドの<a href="http://www.dunedin-consort.org.uk/" target="_blank">ダンディン・コンソート</a>＆プレイヤーズ。大人数の合唱ではなく、限りなく歌い手の人数を少なくしているが、しっかりとまとまっている。ソプラノの声がボーイ・ソプラノのような声も印象に残る。バスもかなり重厚な声質だ

スーザン・ハミルトン（ソプラノ）
アニー・ギル（メゾ・ソプラノ）
クレア・ウィルキンソン（アルト）
ニコラス・マルロイ（テノール）
エドワード・キャスウェル（バス）

ダンディン・コンソート＆プレイヤーズ
ジョン・バット（指揮）]]>
      
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   <title>オケゲムのレクイエムを聴く</title>
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   <published>2008-12-03T18:52:36Z</published>
   <updated>2008-12-03T19:19:14Z</updated>
   
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      <![CDATA[<center><a href="http://cranberry.be/EM/OckeghemRequiemPeres901441.php" onclick="window.open('http://cranberry.be/EM/OckeghemRequiemPeres901441.php','popup','width=357,height=356,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://cranberry.be/EM/OckeghemRequiemPeres901441-thumb.JPG" width="180" height="179" alt="" /></a></center>

「OCKEGHEM REQUIEM」(Ensemble Organum, Marcel P&eacute;r&egrave;s, harmonia mundi FRANCE, HMC 901441)

デュファイ、ジョスカン・デプレとともに、ルネサンス期のフランドル楽派の作曲家の中でも重要な作曲家が、今日紹介するヨハネス・オケゲムである。彼の生涯についての詳細はよくわかっていないらしいが、1410年頃〜1497年と、当時にしては高齢まで過ごしたようである。
フランス宮廷などで活躍したとされ、フランドル楽派初期のポリフォニー様式を発展させるのに一役かった人物である。人としての評価が高く、他の作曲家からの尊敬もあつかったと言われている。

「レクイエム」とよく言われるが、これは

<blockquote>死者が最後の審判においてその罪を赦され、天国に迎え入れられるように執り行われる「死者のためのミサ」で歌われる音楽を、その冒頭の歌詞をとって「レクイエム」という。<br>
「古楽CD100」（国書刊行社）</blockquote>

ということである。

さて、オケゲムのレクイエムであるが、レクイエムの典礼文をポリフォニー形式で作曲した、<u>現存する</u>最初の例である。

この曲であるが、かなり地味に聴こえるかもしれない。しかしそこには、上の引用のように、死者が罪を赦され、天国に迎え入れられることを祈るということがひしひしと伝わってくる。深淵からの祈りのようなものを感じる。

演奏は、ペレス率いるアンサンブル・オルガヌムによるもの。男性陣だけで、伴奏もない中で歌われているが、見事の一言に尽きる。ボーイソプラノを起用したことで、さらにその深淵さが際立った感がある]]>
      
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   <title>中世のキャロル集</title>
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   <published>2008-12-01T12:06:34Z</published>
   <updated>2008-12-01T12:18:01Z</updated>
   
   <summary> 「中世のキャロル集」（オックスフォード・カメラータ、指揮：ジェレミー・サマリー...</summary>
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      <![CDATA[<center><a href="http://cranberry.be/EM/MedievalCarolsNaxos.php" onclick="window.open('http://cranberry.be/EM/MedievalCarolsNaxos.php','popup','width=359,height=361,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://cranberry.be/EM/MedievalCarolsNaxos-thumb.JPG" width="180" height="181" alt="" /></a></center>

「中世のキャロル集」（オックスフォード・カメラータ、指揮：ジェレミー・サマリー、NAXOS、8.550751）

一年で一番好きな季節は真冬。その前にも好きな時期がある。それがクリスマス。
小学生の頃、英会話教室に通っていた。もちろん真面目に勉強などしていなかったけれど、楽しみがあった。我が家は誕生日会など、そうした催し事をしない家庭だった。でもアメリカ人の先生は、クリスマスに一番近いレッスンの日（金曜日の5時から）は、レッスンをやめて、クリスマス会をやってくれた。ゲームをして、お菓子を食べて、最後に先生がクリスマス・プレゼントを下さった。それが毎年の楽しみだった。その時のプレゼントは今でも大切にしまってある。

だからこの季節、街がクリスマス色に染まっていくのを見ていると、そのことを想い出す。

そんなわけで、クリスマスは個人的に素敵な想い出があって、大切な季節なのだ。それでちょっと早いけれども、クリスマスに向けた音楽を紹介する。

ナクソスから出ているCDで、中世のイギリスのキャロルを集めたものである。中には、ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの曲の収録されている。

1) めでたしマリアよ(15世紀 イギリス)
2) どんな知らせを持ってきた？(15世紀 イギリス)
3) おお緑深き枝よ(ヒンゲンの女子修道院長ヒルデガルド作)
4) 贖い主の御母(15世紀 イギリス)
5) 神に感謝せよ、イギリスよ(15世紀 イギリス)
6) 喜べ、喜べ(15世紀 イギリス)
7) リュ、リュ、チュ(15世紀 スペイン伝承歌)
8) かように徳高きバラはなし(15世紀 イギリス)
9) ウィリアム征服王の挽歌(1090年頃 フランス)
10) いざ殉教者ステパノよ(15世紀 イギリス)
11) 喜べ、キリストは生まれたまえり(イギリス伝承歌)
12) めでたしマリア、恵みに満てるもの(15世紀 イギリス)
13) いざ、われら歌わん(15世紀 イギリス)
14) ノエル、われら歌わん(15世紀イギリス)
15) ダビデ王の悲歌(ピエール・アベラール作)

オックスフォード・カメラータの美しいアカペラで堪能できる。ナクソスも中々粋なことをしてくれる。クリスマスに向けて制作したアルバムにしては、きっちりと中世のイギリスのキャロルだけを集めてくれるというのも、資料的価値があると思う

録音；
1992年12月、イギリス、オックスオード、ハートフォード・カレッジ教会]]>
      
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