「J. S. Bach LEIPZIG CHORALES」(Lorenzo Ghielmi, Passacaille 954)
ホ短調、12/8
「ライプツィヒ・コラール集(18コラール集〔17のコラール〕)」から。
前曲と同じコラールに基づく。流麗なリズムが支配し、《17のコラール》の中では唯一、全曲が手鍵盤のみで奏される。
バッハ事典(東京書籍)
前曲ではペダルの重厚な感じが印象的でしたが、この曲では引用にあるように手鍵盤のみで演奏されます。細かな動きが特徴的です。短調特有の響きが、オルガンの美しさを伝えます
演奏;Lorenzo Ghielmi
録音場所;in the Basilica of San Simpliciano in Milan
a1 = 465 Hz
modified Werckmeister III
「J. S. Bach LEIPZIG CHORALES」(Lorenzo Ghielmi, Passacaille 954)
ホ短調、4/4
「ライプツィヒ・コラール集(18コラール集〔17のコラール〕)」から。
ルターの聖餐コラールによる。上声の各声部が独立した動きで進む中、ペダルが定旋律を奏でる。
バッハ事典(東京書籍)
重厚なペダルの上で、ゆったりとした動きながらも分厚い音が連なります。音の上下行がめまぐるしいオルガン曲らしい1曲
演奏;Lorenzo Ghielmi
録音場所;in the Basilica of San Simpliciano in Milan
a1 = 465 Hz
modified Werckmeister III
「バッハ:カンタータ全集第6巻」(ニコラウス・アーノンクール、グスタフ・レオンハルト、TELDEC、WPCS-10931/6)
用途:三位一体節後第10日曜日
初演:1724年8月13日、ライプツィヒ(再演;おそらく1735年以降)
書簡章句:コリントの信徒への手紙1、12、1〜11
福音書章句:ルカによる福音書19、41〜48
歌詞;作者不詳。第1、3、5、7曲;M. モラーの同名コラール(1584)第1、3、5、7節(定旋律=「天にましますわれらの父よ」、BWV416)。第2、4、6曲;同コラールの第2、4、6節の書き換え。
編成:ソプラノ、アルト、テノール、バス、合唱、ツィンク、トロンボーン3、フラウト・トラヴェルソ、オーボエ2、オーボエ・ダ・カッチャ、弦合奏、通奏低音
基本資料:オリジナル・パート譜
構成:
第1曲:コラール合唱(ツィンク、トロンボーン3、フラウト・トラヴェルソ、オーボエ2、オーボエ・ダ・カッチャ、弦合奏、通奏低音、に短調、2/2)
第2曲:アリア(テノール、ヴァイオリン独奏(またはフラウト・トラヴェルソ)、通奏低音、ト短調、3/4)
第3曲:レチタティーヴォとコラール(ソプラノ、通奏低音)
第4曲;アリアとコラール(バス、オーボエ2、オーボエ・ダ・カッチャ、弦合奏、通奏低音、ヴィヴァーチェ、イ短調、2/2)
第5曲;レチタティーヴォとコラール(テノール、通奏低音)
第6曲;二重唱(ソプラノ、アルト、フラウト・トラヴェルソ、オーボエ・ダ・カッチャ、ニ短調、12/8)
第7曲;コラール(合唱、ツィンク、トロンボーン3、フラウト・トラヴェルソ、オーボエ2、オーボエ・ダ・カッチャ、弦合奏、通奏低音、ニ短調、4/4)
基本テキスト;
書簡章句:コリントの信徒への手紙1、12、1〜11
◆霊的な賜物
12:1 兄弟たち、霊的な賜物については、次のことはぜひ知っておいてほしい。
12:2 あなたがたがまだ異教徒だったころ、誘われるままに、ものの言えない偶像のもとに連れて行かれたことを覚えているでしょう。
12:3 ここであなたがたに言っておきたい。神の霊によって語る人は、だれも「イエスは神から見捨てられよ」とは言わないし、また、聖霊によらなければ、だれも「イエスは主である」とは言えないのです。
12:4 賜物にはいろいろありますが、それをお与えになるのは同じ霊です。
12:5 務めにはいろいろありますが、それをお与えになるのは同じ主です。
12:6 働きにはいろいろありますが、すべての場合にすべてのことをなさるのは同じ神です。
12:7 一人一人にメ霊モの働きが現れるのは、全体の益となるためです。
12:8 ある人にはメ霊モによって知恵の言葉、ある人には同じメ霊モによって知識の言葉が与えられ、
12:9 ある人にはその同じメ霊モによって信仰、ある人にはこの唯一のメ霊モによって病気をいやす力、
12:10 ある人には奇跡を行う力、ある人には預言する力、ある人には霊を見分ける力、ある人には種々の異言を語る力、ある人には異言を解釈する力が与えられています。
12:11 これらすべてのことは、同じ唯一のメ霊モの働きであって、メ霊モは望むままに、それを一人一人に分け与えてくださるのです。
福音書章句:ルカによる福音書19、41〜48
19:41 エルサレムに近づき、都が見えたとき、イエスはその都のために泣いて、
19:42 言われた。「もしこの日に、お前も平和への道をわきまえていたなら……。しかし今は、それがお前には見えない。
19:43 やがて時が来て、敵が周りに堡塁を築き、お前を取り巻いて四方から攻め寄せ、
19:44 お前とそこにいるお前の子らを地にたたきつけ、お前の中の石を残らず崩してしまうだろう。それは、神の訪れてくださる時をわきまえなかったからである。」
◆神殿から商人を追い出す
19:45 それから、イエスは神殿の境内に入り、そこで商売をしていた人々を追い出し始めて、
19:46 彼らに言われた。「こう書いてある。『わたしの家は、祈りの家でなければならない。』/ところが、あなたたちはそれを強盗の巣にした。」
19:47 毎日、イエスは境内で教えておられた。祭司長、律法学者、民の指導者たちは、イエスを殺そうと謀ったが、
19:48 どうすることもできなかった。民衆が皆、夢中になってイエスの話に聞き入っていたからである。
今日聴くのは、M. モラーの同名コラールに基づくコラール・カンタータです。
原コラールは、1584年、ペストがドイツを襲ったさなかに悔い改めの祈りとして作られたもの。その内容はエルサレムの滅びを扱った当日用福音書章句と呼応している。その歌詞を、「天にましますわれらが父よ」の歌詞で一般に知られる、ドリア調の旋律が運ぶ。この旋律はほとんど全曲を通じて響き続け、身の引き締まるように厳粛な趣をもったカンタータを作り出している。バッハの「コラール引用法研究」とも呼びうる作品。
バッハ事典(東京書籍)
第1曲の262小節にも及ぶ大規模な楽曲。この部分の荘厳なコラール合唱がこの曲の大きなアクセントとなっています。第2曲では、ヴァイオリン・ソロとテノールの掛け合いが見事です
ソプラノ;ヴィルヘルム・ヴィードル(テルツ少年合唱団員)
アルト;ポール・エスウッド
テノール;クルト・エクヴィルツ
バス;フィリップ・フッテンロッハー
テルツ少年合唱団(合唱指揮;ゲルハルト・シュミット=ガーデン)
ウィーン・コンチェントゥス・ムジクス
指揮:ニコラウス・アーノンクール
録音:1977−1980年
「アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帳」(イーゴリ・キプニス、ベンジャミン・ラクソン、ジュディス・ブレゲン他、NONESUCH、WPCS-5185/6)
成立;1725〜1740年頃
編成;独唱;通奏低音
基本資料;『アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集第2巻』
歌詞;P. ゲールハルト作(1666)
作曲者;不詳
ヘ長調、2/2
『アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集第2巻』の第12曲
コラール旋律にバスをつけた、ごく平易なもの。息子J. G. ベルンハルトの習作?
バッハ事典(東京書籍)
ゆったりとしたテンポの中、静かに演奏されるチェンバロ独奏曲。優しい旋律が印象的ですね
演奏;
イーゴリ・キプニス(チェンバロ、クラヴィコード)
ジュディス・ブレゲン(ソプラノ)
ベンジャミン・ラクソン(バリトン)
カタリーナ・マインツ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
録音;1980年9、10月、ニューヨーク
「アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帳」(イーゴリ・キプニス、ベンジャミン・ラクソン、ジュディス・ブレゲン他、NONESUCH、WPCS-5185/6)
成立;1725〜1740年頃
編成;独唱;通奏低音
基本資料;『アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集第2巻』
歌詞;作者不詳
作曲者;不詳
変ホ長調、2/2
『アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集第2巻』の第41曲から
格言「メメント・モーリ」(死を想え)の精神に則ったアリア。低音部が歌詞中の「鐘の音」を描写する。
バッハ事典(東京書籍)
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロの演奏に乗せて、ソプラノが可憐に歌います。短い曲ですね
演奏;
イーゴリ・キプニス(チェンバロ、クラヴィコード)
ジュディス・ブレゲン(ソプラノ)
ベンジャミン・ラクソン(バリトン)
カタリーナ・マインツ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
録音;1980年9、10月、ニューヨーク