バッハ作品番号(BWV)の一覧表などを見ていると、「偽作」と書かれたものがいくつか見られます。バッハの全集を録音したり、個別に録音する場合でも、「偽作」もしくは偽作の疑いのあるものについては、録音されないことが多いです。しかし、偽作とわかっていても、BWV1から全部聴いてみたいというのも正直なところ。今回はそうした「偽作」とされるものばかりを集めたCDを紹介します。
「The Apocryphal Bach Cantas BWV 217-222」(Wolfgang Helbich, cpo, 999 139-2)
収録曲;
BWV217 (作者不詳)
BWV218 (テレマン作曲)
BWV219 (テレマン作曲)
BWV220 (作者不詳)
BWV221 (作者不詳)
BWV222 (ヨハン・エルンスト・バッハ作曲)
「The Apocryphal Bach Cantas II BWV 15, 141, 142 & 160」(Wolfgang Helbich, cpo, 999 985-2)
BWV15(ヨハン・ルートヴィッヒ・バッハ作曲)
BWV141(テレマン作曲)
BWV142(J. クーナウ作曲?)
BWV160(テレマン作曲)
「The Apocryphal Bach Motetss BWV Anh. 159-165」(Wolfgang Helbich, cpo, 999 235-2)
BWV Anh. 160(バッハ/テレマン)
BWV Anh. 165(ヨハン・エルンスト・バッハ)
BWV Anh. 164(ヨハン・クリストフ・アルトニコル)
BWV Anh. 159(バッハ?)
BWV Anh. 163(?)
BWV Anh. 162(ゲオルグ・ゴットフリート・ワグナー)
「Bach Organ Works Vol. 18」(Gerhard Weinberger, cpo, 777 135-2)

・ 幻想曲 ト長調 BWV 571
・ オルガンコラール(Orgelchoräle aus der Berliner Sammelhandscrift Mus. ms. Bach P 285)
・「おお父、全能なる神よ」 BWV 758
・ Orgelchoräle aus der Rudorff-Sammlung
・ 小さな和声の迷宮 BWV 591
・ Orgelchoräle aus unterschiedlicher Überlieferung
・ Orgelchoräle aus der Sammelhandschrift Yale LM 4843
・ フーガ ヘ長調 BWV Anh. II 42
「Bach Organ Works Vol. 19」(Gerhard Weinberger, cpo, 777 186-2)
・トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565
・幻想曲とフーガ イ短調 BWV.561
・コラール(BWV.747, 754, 757, 762)
・フーガ ハ調 BWV Anhang II 90
・パルティータ『神のひとり子なるキリスト』 BWV Anhang II 77
・パルティータ『われら悩みの極みにありて』 BWV Anhang II 78
・コラール(Anhang II 55, 59, 67, 69)
「Bach Organ Works Vol. 20」(Gerhard Weinberger, cpo, 777 212-2)
・8つの小前奏曲とフーガBWV.553〜560
・25のコラール変奏曲第11番『甘き喜びのうちに』
・5つのコラール・トリオ
・3つのオルガン・コラールLM4843
・2つのオルガン・コラール
・4声のコラール〜古き年は過ぎ去り
という内容。
今回紹介したのはすべて「cpo」から出ているもので、今回紹介していない偽作もまだいくつかあります。それらも録音されていて入手可能です。
今回は声楽曲とオルガン曲でしたが、なぜか見つからないのがクラヴィーア曲の偽作集。ブリリアントのバッハ全集に結構収録されているのの、手に入らないものもあります。まとめて録音してくれるとありがたいのですが・・・
後探して見つからないのが、「サンクトゥス ニ短調 BWV239」です。コルボが録音していたという情報を持っているのですが、廃盤で入手不可能。色々他の録音を探してみたのですがないのです。バッハ本人の作品でないので、そこまで追求することに意味があるのかは疑問ですが、なんとなく揃えてみたいのです