BWV243 マニフィカト ニ長調
「Magnificat - Cantata BWV 21」(ラ・プティット・バンド、シギスヴァルト・クイケン、Vergin、0946 363299 2 5)
初演:恐らく1733年7月2日(マリアのエリザベト訪問の祝日)、ライプツィヒ)
歌詞:ルカによる福音書1、46−55
第1曲:合唱(ニ長調、3/4)
第2曲:独唱(ソプラノ、ニ長調、3/8)
第3曲:独唱(ソプラノ、ロ短調、4/4)
第4曲:合唱(バス、変ヘ短調、4/4)
第5曲:独唱(バス、イ長調、4/4)
第6曲:二重唱(アルト・バス、ホ短調、12/8)
第7曲:合唱(ト長調ーニ長調、4/4)
第8曲:独唱(テノール、変ヘ短調、3/4)
第9曲:独唱(アルト、ホ長調、4/4)
第10曲:三重唱(ソプラノ、ソプラノ、アルト、ロ短調、3/4)
第11曲:合唱(ニ長調、2/2)
第12曲:合唱(イ長調ーニ長調、4/4-3/4)
マニフィカトは、ルカによる福音書の「マリアの賛歌」
◆マリアの賛歌 1:46 そこで、マリアは言った。 1:47 「わたしの魂は主をあがめ、/わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。 1:48 身分の低い、この主のはしためにも/目を留めてくださったからです。今から後、いつの世の人も/わたしを幸いな者と言うでしょう、 1:49 力ある方が、/わたしに偉大なことをなさいましたから。その御名は尊く、 1:50 その憐れみは代々に限りなく、/主を畏れる者に及びます。 1:51 主はその腕で力を振るい、/思い上がる者を打ち散らし、 1:52 権力ある者をその座から引き降ろし、/身分の低い者を高く上げ、 1:53 飢えた人を良い物で満たし、/富める者を空腹のまま追い返されます。 1:54 その僕イスラエルを受け入れて、/憐れみをお忘れになりません、 1:55 わたしたちの先祖におっしゃったとおり、/アブラハムとその子孫に対してとこしえに。」 1:56 マリアは、三か月ほどエリサベトのところに滞在してから、自分の家に帰った。
をもとにしています。この部分は、礼拝では通常、待降節第3主日に使われますので、時期的には今ではないのですが、昨日聴いたのが「BWV1 輝く暁の明星のいと美わしきかな」で、基本テキストが、このマリアの讃歌の前の部分の受胎告知のところでしたので、その続きというわけです。受胎告知はルカによる福音書のみの記述です。
話しをもとに戻して、「マリアの賛歌」はマリアを崇拝、あがめたてまつる曲ではなく、上の聖書の引用部分を読んで頂ければわかっていただけると思いますが、マリアがキリスト・イエスを宿したことを喜びに溢れて歌っているということです。
演奏:
Greta de Reyghere : ソプラノ
Rene Jacobs : アルト
Christoph Pregardien : テノール
Peter Lika : バス
Nederlands Kamerkoor
ラ・プティット・バンド
指揮:シギスヴァルト・クイケン
BWV243aの改訂稿。243a (変ホ長調)から改訂の際に、ニ長調へ移調、リコーダーがトラヴェルソへ、一部ではオーボエからオーボエ・ダモーレへ変更されています。4つの挿入曲も削除されています。

