BWV226 霊は弱い私たちを
「J. S. バッハ:モテット集」(フィリップ・ヘレベッヘ、シャペル・ロワイヤル、コレギウム・ヴォカーレ、harmonia mundi France、KKCC-523)
機会:葬儀用(1729年10月16日逝去のトーマス学校校長、J. H. エルネスティの、大学教会における葬儀で演奏)
初演:1729年10月20日、ライプツィヒ
基本資料:自筆総譜、オリジナル・パート譜(一部自筆)
歌詞:
第1部:ローマ信徒への手紙8、26−27
第2部:ルターのコラール「来れ、精霊、主なる神よ」(1524年)定旋律=BWV59
構成:二重合唱、オーボエ2、ターユ、ファゴット、弦合奏、通奏低音
第1部:変ロ長調(3/8)ーヘ短調(4/4)ー変ロ長調(2/2)
第2部:コラール 変ロ長調(4/4)
第1合唱を弦楽器が、第2合唱を管楽器が重複。合唱を重複する伴奏楽器は、本来第一部のみで用いられ、第2部は墓地で歌われたものと思われる(バッハ事典、東京書籍)。
基本テキスト:
8:26 同様に、"霊"も弱いわたしたちを助けてくださいます。わたしたちはどう祈るべきかを知りませんが、"霊"自らが、言葉に表せないうめきをもって執り成してくださるからです。 8:27 人の心を見抜く方は、"霊"の思いが何であるかを知っておられます。"霊"は、神の御心に従って、聖なる者たちのために執り成してくださるからです。
ヘレベッへが統率しているせいか、すごくかちっとまとまっていますね。冒頭の二重合唱は実にお見事。葬儀用ということですが、哀しみみ満ちた曲という印象がありません。
この手の曲を手がけると、ヘレベッへは実に見事ですね(ヘレウェーヘが正しい発音だそうで・・・)
演奏:
アニエス・メロン、グレダ・ド・レイグル(ソプラノ)
ヴィンセント・ダラス(カウンターテノール)
ハワード・クルック(テノール)
ペーター・コーイ(バス)
指揮:フィリップ・ヘレベッヘ
シャペル・ロワイヤル、コレギウム・ヴォーカレ
録音:1985年11月(ヘント)

