BWV903 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調
「バッハ:イタリア協奏曲&半音階的幻想曲とフーガ/レオンハルト」(SEON B20D-38016)
成立:1720年頃、ケーテン、1730年頃に改訂
基本資料:J. T. クレープスによる写筆譜(自筆譜は消失されたが、異稿譜(903a、恐らく初稿)あり)
構成:
幻想曲:4/4
フーガ:3声、3/4
バッハの最初の伝記記者であるフォルケルが「バッハの生涯と芸術」の中で、
不思議なことに、この格別に技巧的な作品も、どうにかきちんと演奏されると、どんな未熟な聴き手にでも、感銘を与えるのである
と述べていますが、スケールの大きさ、曲の美しさ、重厚さに圧倒されます。フーガの最初のテーマは半音階で、最初の4つの音が、ドイツ語で、
A-B-H-C
で、これは「BACH」を並べ替えたものとなっています。
このCDは、始めて買ったバッハのCDです。レーベル自体がなくなってしまったので、今はソニーから別のジャケットで発売されていますが、バッハにどっぷりとはまるきっかけのCDなので、あえて古いジャケットを載せました。
演奏はやはりレオンハルト氏。これまで一番多く聴いたCDと思います。このCDですが、この曲とならんでバッハのクラヴィーア曲の中で人気のある「イタリア協奏曲ヘ長調 BWV.971」も収録されています。
ここで演奏されているチェンバロですが、1728年にツェルによって制作された「ハンブルク歴史工芸博物館」所有のもので、アポイントメントさえとれば、誰でも演奏が可能だということです。
演奏:グスタフ・レオンハルト
使用楽器:クリスティアン・ツェル、ハンブルク、1728年(「ハンブルク歴史工芸博物館」所有)

