Time Table
カテゴリー
最近のエントリー
最近のコメント
なんとか別リスト
Tag cloud

« BWV773 インヴェンション(2声)第2番 | メイン | BWV533 プレリュードとフーガ ホ短調 »

BWV997 リュート組曲(パルティータ) ハ短調

2008年03月04日

「BACH・L'OEVRE DE LUTH」(Hopkinson Smith、ASTRÉE、E 7721-22)

成立:1739年頃?、ライプツィヒ
基本資料:J. F. アグリーコラによる筆写譜、J. Ch. ヴァイラウフによるリュート・タブラチュア(プレリュード、サラバンド、ジーグのみ)
楽章構成:
第1楽章:プレリュード 4/4
第2楽章:フーガ 6/8
第3楽章:サラバンド 3/4
第4楽章:ジーグ 6/8
第5楽章:ドゥーブル 6/8

第1、第2楽章の後に、組曲の後半を続けた変った構成。筆写譜の作成年代から、J. クロプフガンスとS. L. ヴァイスがバッハの元を訪れた際(1739年夏)に作曲されたという説があります(ただし、この楽譜ではリュートで演奏できない箇所が多々あります)。この筆写譜が、オリジナルのリュート用のクラヴィーア・ヴァージョンと言える(「バッハ事典」(東京書籍))と言われています。

じっくりと聴かせる第1楽章に始まり、印象的な第4楽章、そしてその第4楽章と基本的には同じメロディー(ただし、第4楽章に比べて極めて複雑に音符が散りばめられています)である第5楽章まで、リュートの響きの素晴らしさを教えてくれる作品。この最後の2つの楽章をなんとか弾けないかと、かなり前にやってみたことがあるのですが、あまりにも難しくて挫折しました。

わたくしがこの曲を始めて聴いたのは、ジュリアン・ブリームによるもの(レコードです、父所有。髪の毛がまだふさふさしているジャケットでした)。彼は第4楽章と第5楽章を同時に弾いています。今回は紹介しませんが、わたくしをバッハへ導いてくれた実にありがたいレコード(後にCDで購入)ですので、いずれ機会を見つけて紹介致します。

演奏は、ユングヘーネルと並んで、現在のリュート奏者の最高峰の一人、ホプキンソン・スミスによるもの。レーベル「ASTRÉE」が消滅(ナイーヴに吸収?)されたので、現在入手可能かはわかりませんが、二枚組でバッハのリュート作品がすべて録音されていますので、お勧めです。ユングヘーネルと聴き比べをするのも面白いと思います。
「ASTRÉE」の頃は、サヴァール、コープマンらとたくさんの作品を残してくれたのですが、最近はあまりCDを見かけませんね。彼はソロだけではなく、通奏低音でも実にすごい演奏をする人で、「ASTRÉE」で5巻出ていたマラン・マレの曲集はお勧めです。

演奏:ホプキンソン・スミス
使用楽器:Joël van Lennepによる13コースのリュート
録音:1981−82、87年

トラックバック (0)

このエントリーのトラックバックURL:

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)