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BWV19 かくて戦おこれり

2008年06月22日

「バッハ:カンタータ全集第1巻」(ニコラウス・アーノンクール、グスタフ・レオンハルト、TELDEC、WPCS-10901/6)

用途:大天使ミカエルの日
初演:1726年9月29日、ライプツィヒ
書簡章句:ヨハネの黙示録12、7〜12
福音書章句:マタイによる福音書18、1〜11
歌詞:作者不詳;ピカンダーの詩集『教化的な思想集』(ライプツィヒ、1725年)に基づく。第7曲;作者不詳のコラール「大いに喜べ、おお、わが魂よ」(1620年)第9節(定旋律=J. H. シャイン『佳曲集』(ライプツィヒ、1627年)所収
編成:ソプラノ、テノール、バス、合唱;トランペット3、ティンパニ、オーボエ2、オーボエ・ダモーレ2、オーボエ・ダ・カチャ、弦合奏、通奏低音
基本資料:自筆総譜、オリジナル・パート譜
構成:
第1曲:合唱(トランペット3、ティンパニ、オーボエ2、オーボエ・ダモーレ2、オーボエ・ダ・カチャ、弦合奏、通奏低音、ハ長調、6/8)
第2曲:レチタティーヴォ(バス、通奏低音)
第3曲:アリア(ソプラノ、オーボエ・ダモーレ、通奏低音、ト長調、2/2)
第4曲:レチタティーヴォ(テノール、弦合奏、通奏低音、ホ短調、6/8)
第5曲:アリア(テノール、弦合奏、通奏低音、アダージョ、ホ短調、6/8)
第6曲:レチタティーヴォ(ソプラノ、通奏低音)
第7曲:コラール(合唱、トランペット3、ティンパニ、オーボエ2、オーボエ・ダ・カチャ、弦合奏、通奏低音、ハ長調、4/4)

基本テキスト;

書簡章句:ヨハネの黙示録12、7〜12

12:7 さて、天で戦いが起こった。ミカエルとその使いたちが、竜に戦いを挑んだのである。竜とその使いたちも応戦したが、 12:8 勝てなかった。そして、もはや天には彼らの居場所がなくなった。 12:9 この巨大な竜、年を経た蛇、悪魔とかサタンとか呼ばれるもの、全人類を惑わす者は、投げ落とされた。地上に投げ落とされたのである。その使いたちも、もろともに投げ落とされた。 12:10 わたしは、天で大きな声が次のように言うのを、聞いた。「今や、我々の神の救いと力と支配が現れた。神のメシアの権威が現れた。我々の兄弟たちを告発する者、/昼も夜も我々の神の御前で彼らを告発する者が、/投げ落とされたからである。 12:11 兄弟たちは、小羊の血と/自分たちの証しの言葉とで、/彼に打ち勝った。彼らは、死に至るまで命を惜しまなかった。 12:12 このゆえに、もろもろの天と、/その中に住む者たちよ、喜べ。地と海とは不幸である。悪魔は怒りに燃えて、/お前たちのところへ降って行った。残された時が少ないのを知ったからである。」

福音書章句:マタイによる福音書18、1〜11

◆天の国でいちばん偉い者
18:1 そのとき、弟子たちがイエスのところに来て、「いったいだれが、天の国でいちばん偉いのでしょうか」と言った。 18:2 そこで、イエスは一人の子供を呼び寄せ、彼らの中に立たせて、 18:3 言われた。「はっきり言っておく。心を入れ替えて子供のようにならなければ、決して天の国に入ることはできない。 18:4 自分を低くして、この子供のようになる人が、天の国でいちばん偉いのだ。 18:5 わたしの名のためにこのような一人の子供を受け入れる者は、わたしを受け入れるのである。」 ◆罪への誘惑
18:6 「しかし、わたしを信じるこれらの小さな者の一人をつまずかせる者は、大きな石臼を首に懸けられて、深い海に沈められる方がましである。 18:7 世は人をつまずかせるから不幸だ。つまずきは避けられない。だが、つまずきをもたらす者は不幸である。 18:8 もし片方の手か足があなたをつまずかせるなら、それを切って捨ててしまいなさい。両手両足がそろったまま永遠の火に投げ込まれるよりは、片手片足になっても命にあずかる方がよい。 18:9 もし片方の目があなたをつまずかせるなら、えぐり出して捨ててしまいなさい。両方の目がそろったまま火の地獄に投げ込まれるよりは、一つの目になっても命にあずかる方がよい。」 ◆「迷い出た羊」のたとえ
18:10 「これらの小さな者を一人でも軽んじないように気をつけなさい。言っておくが、彼らの天使たちは天でいつもわたしの天の父の御顔を仰いでいるのである。

大天使ミカエルを記念する祝日用カンタータ。

当日用の書簡章句であるヨハネ黙示録をふまえながら、天使とサタンの軍勢との戦いを、力強く描き出している。それはわれわれに対して、死への準備を促すものである。
「バッハ事典(東京書籍)」

トランペット3本を用いて、力強くかなり壮大なスケールで描かれています。サタンと天使との戦いをうまく表現しています。1曲目は器楽の前奏なしで、いきなり合唱フーガが始まります。第7曲目のコラールも、3本のトランペットがその力をいかんなく発揮して、堂々とした力強いコラールとなっています

少しずつ聴いている(基本的には毎週1回、なるべく日曜日)教会カンタータ、レオンハルト・アーノンクールの「カンタータ全集」を順番に聴いていますが、ようやくその第1巻が終わりました。まだまだ先は長いですね・・・

演奏:
ソプラノ:ウィーン少年合唱団員
テノール:クルト・エクヴィルツ
バス:マックス・ファン・エグムント
合唱:ウィーン少年合唱団、ウィーン合唱隊
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
指揮:ニコラウス・アーノンクール
録音:1970−1971年

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