BWV1090 われらキリストの徒
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 9」(Gerhard Weinberger, cpo 999 755-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
ト短調、4/4 - 12/8 - 4/4
ノイマイスター・コラール集の1曲目。
パルティータ風の3部構成。第1部では走句的パッセージの綾が、定旋律を彩る。中間部では3連音符、第3部では付点リズムが際立つ。原コラール=BWV40
バッハ事典(東京書籍)
曲の出だしが印象的なオルガン・コラール
ノイマスター・コラール集について:
イェール大学が所有する写筆楽譜集に収録されている作品群。1984年にバッハに関する貴重な資料であることが判明しました。バッハ事典(東京書籍)によれば、ノイマイスターは、1790〜1800年のある時期に、師であるG. A. ゾルゲの協力のもと、平易なオルガン・コラールを収集・整理しました。それが全82曲。その大半が、ヨハン・ミヒャエルと大バッハによるもので、38曲がバッハに帰せされています。
この38曲の内、『オルガン小曲集』の2曲の初稿(BWV601, 639)BWV714と737の初稿、BWV719、742、チェンバロ曲として伝えられるBWV957が拡大された形で入っています。BWV1090〜1120を「ノイマイスター・コラール」とされていますが、BWV1096については、パッヘルベルの作品。「他の作品についても信憑性は保証されていない」とされています。
作品の成立年代については、
・ヴァルター、クレープスの手稿譜と重複するものがないこと
・『オルガン小曲集』(1713〜16年)の2曲の初稿を含むこと
・古い記譜法の痕跡があること
・習作的な性格が強いこと
などから、ほとんどが初期の作品であるとされています。
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:Christoph Thielemann organ in Trinity Church in Gräfenhain, built 1728-31
Tonhöhe / Pitch : gis' = 447 Hz

