BWV1041 ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調

「さまざまな楽器による協奏曲集 IV」(カフェ・ツィマーマン、Alpha 137)
成立;1730年、ライプツィヒ?
編成;ヴァイオリン、弦合奏、通奏低音
基本資料;オリジナル・パート譜(一部加筆)
楽章構成;
1. (テンポ指定なし)2/4
2. アンダンテ、ハ長調、4/4
3. アレグロ・アッサイ、9/8
源泉資料tなるパート譜(バッハ自身が、独奏ヴァイオリンとヴィオラの全楽章分をはじめとするかなりの部分を作成)は1730年頃のものであり、曲がコレギウム・ムジクム活動の初期に演奏されたことを裏づける。
バッハ事典(東京書籍)
憂いに満ちた第1楽章は、ヴィヴァルディ風のリトルネッロ形式で書かれています。
ハ長調の第2楽章は、ゆったりとしたリズムで、独奏ヴァイオリンと通奏低音が寄り添うような形で進みます。ガット弦の美しい音色を堪能できます。ヴァイオリンがじっくりと歌っているところが聴きどころですね。
ジーグの第3楽章では再びテンポが早くなり、ヴァイオリンの技巧的なフレーズが多くなります。フーガ的な要素が途中で出てきますが、それがちょっとした隠し味になっています。
この曲はチェンバロ協奏曲第7番ト短調(BWV1058)に編曲されています。現存するバッハのヴァイリン協奏曲は、3曲ともチェンバロ協奏曲に編曲されています。
演奏は、カフェ・ツィマーマンによるもの。以前「ラテン系の人達によるバッハ演奏を聴く」で、彼らの演奏をまとめて紹介しましたが、最近ようやくその第4集が発売になりました。これまでの3枚と同じく、快活で心地よい演奏です。限りなく人数をしぼっていますが、それが返って全体の統率感を高めている感じで、全体のまとまりは非常によいです。また名盤が一枚増えましたね
このCDに収録されているのは、下記の4曲。
1. BWV1041 ヴァイオリン協奏曲 イ短調
2. BWV1061 2台のチェンバロと弦楽合奏のための協奏曲 ハ長調
3. BWV1044 三重協奏曲 イ短調
4. BWV1047 ブランデンブルク協奏曲 第2番 ニ長調
演奏;カフェ・ツィマーマン
パブロ・バレッティ(独奏ヴァイオリン)
ダヴィド・プランティエ、グァダルーペ・デル・モラル(ヴァイオリン)
パトリシア・ガニョン(ヴィオラ)
ペトル・スカルカ(チェロ)
ルジュク・ブラニー(コントラバス)
セリーヌ・フリッシュ(チェンバロ)
録音;
2004年2月、メス(東仏ロレーヌ地方)、アルスナル音楽堂(BWV1061)
2008年7月、ミュルーズ(東仏アルザス地方)、サン=ジャン寺院(他3曲)

