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ガーディナー&イングリッシュ・バロック・ソロイスツによるブランデンブルク協奏曲を聴く

2009年11月27日
GardinerBrandenburg.jpg

「ブランデンブルク協奏曲(全曲)」(ガーディナー&イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、Sdg、SDG707)

「演奏しない」指揮者であるガーディナーが「ブランデンブルク協奏曲」というと不思議な感じがしますが、まぎれもなく「ガーディナー&イングリッシュ・バロック・ソロイスツ」によるもの。解説の中で、ずっとこの曲を録音したかったのだが、指揮者がこの曲でやれることはなんだろうか?といった趣旨のことを書いています。実際のところ、古楽での演奏では、いわゆる「指揮者」をおいてこの曲を演奏することはあまりないような気がします。ガーディナーは「第1曲と第2曲」で指揮をしています。この二つの比較的規模の大きな曲では、全体を統率する「演奏しない」役割のものがいてもいいだろう、と考えているようです。

演奏は、ガーディナーらしい、実にドライブ感のある、スリリングな演奏。特に彼が指揮している第1、2曲ではそれが顕著に表れています。「小気味いい」演奏です。

録音;
第1−4、6番;2009年1月10−12日(パリ、Cite de la Musique)
第5番;2009年4月13日(ロンドン、Cadogan Hall)


(余談)
ちょうど1週間前に引っ越しをしたのですが、部屋が広くなったこともあり、オーディオ・セットを新調しました。

スピーカー;QUAD PRO-63
プリアンプ;music referense RM-5 MK-II
パワーアンプ;QUAD606(後期型)
レコードプレーヤー;DENON DP-6000
CDプレーヤー;Marantz SA-15S2

という組み合わせ。スピーカーがQUADのコンデンサ型。新しいESL 2805や2905も聴いたのですが、低音が出るようになった分繊細さを失ってしまったので、古い型のものをオーバーホールしてもらいました。実家の父が持っているので、音の性格についてはよく知っていました。その繊細さがちょうど古楽を聴くのにはいいなと思った次第です。日曜日に届いたのですが、ぼちぼちとエイジングしつつ、音を楽しんでいます。

プリアンプもかなり古いものです。管球式ですが、まだCDが出ていない時代のものですので、セレクタに「CD」というものがありません(笑)。パワーアンプは(予算の都合で)今回はQUADのトランジスタを選びました。レコードは実家の父が、「もうレコードを聴かないからお前にプレーヤーごとやる」と言ってくれたもの。

と書くとレコードプレーヤーだけ父からもらったように聞こえますが、実際はスピーカーとCDプレーヤー以外は父から譲り受けたもの。スピーカーを選んでから、毎週日本橋のオーディオ・ショップにアンプを選びに行っていたのですが、それを聞いた父が自分も新しいものが欲しいと思ったらしく、わたくしに自分の持っていたものを譲ったというわけです。CDプレーヤー以外は実家で父が使っていたのと全く同じわけですが、部屋の大きさや床(畳かフローリングか)が違うので、響き方、鳴り方が異なっています。もちろん元々持っている繊細な部分には変わりはありません。
念願のいい音で音楽を聴く環境に入ることができました。予算の都合もあるので、まだまだなところはありますが、独りで楽しむには今のところ充分です

業務連絡その2

2009年06月29日

また、スパムコメントが横行してきました。

ということで、コメントは認証制にしました。



バッハ大全集-デジタル・バッハ・エディション(iPod)

2008年09月30日
Bach_iPod.jpg

朝HMVのサイトを見ていたら、見つけてしまいました。

バッハ大全集-デジタル・バッハ・エディション(iPod)

以前、「私的CD評」さんから教えていただいて存在は知っていたのですが、国内でも発売になるのですね。
Hänsslerから出ていたバッハ全集(CD174枚組み)をiPod120Gに全部おさめてしまったというもの。詳細は以下の通り;

HMV レビュー くるくる回してバッハ全作品を攻略! デジタル・バッハ・エディション+iPod classic 120GB=バッハポッド ヘンスラーから新時代の音楽の聴き方の提案

【バッハポッドについて】
120ギガバイトのiPod Classicに大バッハの音楽データ、ジャケット画像、カンタータや受難曲、ミサ等の原語歌詞(ドイツ語・ラテン語)が詰め込んであり、手軽に大バッハの音楽に触れることができる画期的なアイテムの登場です。
 CDはLPに比べて取り扱いが格段に手軽で便利になったとはいえ、膨大なコレクションの中から小さな曲やマイナーな曲を探し出して、プレーヤーのトレイにのせてトラックを選択するのはけっこう面倒なものです。
 このバッハポッドでは、自作の編曲の多いバッハのオリジナルと編曲を簡単に聴き比べたり、CDではなかなか聴いてみようという気持ちが起こらないマイナーな作品も気軽に聴くことができて、改めてバッハの世界の多彩さに目を開かれる愛好家が多いものと思われます。

【仕様について】
iPodとそのアクセサリはすべて日本仕様となっており、また、データ使用量は全体の約16%で余白が約101ギガバイトとかなり多いため、同梱のバックアップDVDをご自分のiTunesにインポートすれば、自分の好きなアルバムを数多く追加することができるのも便利なところです。(インストールの前にお持ちのパソコンにDVD-ROM ドライブがついていることを確認してください。また最低限12GBのメモリースペースがある事を確認してください。)
 ちなみに、CDの大全集は172枚組で大きさが約33cmx30cmx56cmで重さ約40kg。今回のバッハポッド本体は、10cmx6cmx10cm、140gと、その質量には大きな差があります。

【梱包内容】
■Apple iPod® Classic 120 GB (黒)
■Apple イヤフォン(周波数特性: 20Hz〜20,000Hz インピーダンス: 32 Ω)
■Apple USB 2.0ケーブル
■Apple Dockアダプタ
■Apple クイックリファレンス
■バックアップ用DVD3枚(デジタル・バッハ・エディション全データ収録)

たしかに通勤、通学の途中で、バッハの全作品を持ち歩くことができるというのは素晴らしいことだとは思いますが、全部ではないですが、地道に買い揃えているわたくしとしてはかなり微妙な気持ちです。もちろん音質は、オーディオ・セットで聴くのとは比べ物にはならないと思いますけれど・・・

オンライン会員特価(税込): ¥68,898
値引金額: ¥22,967
一般価格(税込): ¥91,865

ということです。モダン楽器による演奏ですが、何枚か持っているものを聴いてみると(CDの話です)、とてもよい演奏だと思います。どれくらい売れるのでしょうね?

土地を借りました

2008年09月03日

この記事は、バッハとはまったく関係がありません。単にとっても嬉しかったので・・・

わたくし、「LAPHROAIG(ラフロイグ)」という、アイラのシングル・モルトが大好きなのです。

癖の固まりのようなスコッチ。薫製の香りと、ヨード臭(正露丸の臭いという人が多いです)たっぷりのお酒。昨日、ここのHPに登録をしました。というのは、単にスクリーンセーバーが欲しかったのですが、そのためには会員登録をしなくてはいけなかったから。

仕事から帰ってきてメールを見たら、ラフロイグからメールが。リンク先が書いてあったので、クリックしたら、土地の権利書がpdfファイルで置いてありました。
実はここに登録すると、わずか1フィートですが、ラフロイグ蒸留所内に、一代限りですが、土地が借りられるのです。それも無料で。

その権利書が下のもの

これを持って蒸留所に行くと、区画証明書のようなものをくれて、自分の土地がどこか教えてくれるそうです。実際に行けない人のために、自分の土地がどこであるか、衛星写真で見れるサービスまであります。

久しぶりに感動しました。

スコッチ好きにとって、アイラ島に土地を持っているって言えるのは、なんていうか一種の誇りですね。そんなわけで、クラシックの演奏者の中で、一番尊敬しているグスタフ・レオンハルト氏のCDを聴いています。これはわたくしが初めて買った古楽のCDです

「バッハ:イタリア協奏曲&半音階的幻想曲とフーガ/レオンハルト」(SEON B20D-38016)

もはやチェンバロは過去の遺産なのか?

2008年08月06日

わたくしが持っているCDの中で圧倒的に多い作曲家はバッハです。余裕がある範囲内でできるだけ買っているのですが、到底この大作曲家の音源を全て網羅することは不可能でしょう。

このところ、毎週月、火曜日と平均律クラヴィーア曲集を聴いているのですが、メインとなっているのはレオンハルトによる名演。それとこのところよく聴いているリチャード・エガーのもの。この二人の演奏を隔週で聴いています。この「鍵盤楽器のための旧約聖書」とされる作品ですので、録音も圧倒的に多い。

のですが、実はCDショップに行くとチェンバロによる演奏がほとんどないのです。バッハの鍵盤音楽の中でも群を抜く作品ですので、おいそれと録音できないのは理解できますが、ほとんどがピアノによるもの。レオンハルト盤については、大抵どこへ行っても見つけることができるのですが、他の演奏家によるものがほとんど見当たらないのです。あっても、1巻のみ。もちろんよほどのことがないかぎり、1巻を録音した演奏家であれば、2巻も構想に入っているでしょうし、エガーも1巻しか発売になっていませんが、先日コンサート後に聞いたところ、2巻の録音は済んでいて、そろそろ発売になると思うとのことでした。後入手しやすいのは、アスペレンくらいでしょうか・・・

ピアノでの演奏については、苦労せずに手に入るのです。しかし、個人的にチェンバロという楽器に愛着を持ち、古楽器による演奏にストーカーともいえる執着心を持っているわたしくとしては実に哀しく思います。おそらくチェンバロによる録音は過去にいくつもあったのでしょうが(ピノックやコープマンなど)、すでに廃盤となっているのでしょう。

これ以外にも、インヴェンションとシンフォニアも壊滅的(これもレオンハルト盤を見かけるくらい)ですね。

これに対して入手に苦労しないのが、ゴルトベルク変奏曲。こちらはチェンバロの演奏がたくさんあり、入手に苦労しません。メジャーなタイトルのものですと、イギリス組曲、フランス組曲、パルティータ、イタリア協奏曲などは、まだチェンバロ演奏のものは入手しやすいかなと思います。それでもピアノ演奏の録音に比べると、劣勢の感は否めません。「グールド・フェア」でもやっているのか?と思うくらいにバッハのチェンバロ曲のコーナーは、グールドに汚染されていますねえ・・・。すごいファンがいるので怒られそうですが、彼の演奏を聴いて感動を覚えることが全くできなかったのです。

話がそれましたが、平均律クラヴィーア曲集の全集。若い世代の優れた演奏家がもっと積極的に録音して欲しいですし、廃盤になってしまったものも、もう一度再発していただきたい、と思う次第です。

ピーエル・アンタイ、オリビエ・ボーモン、クリストフ・ルセ。あなた達、次世代を担うチェンバリストなのです、気合を入れて録音してください。期待していますから

子守唄

2008年03月05日

毎晩仕事から帰ってきて、あれやこれやしてから寝る訳ですが,それまでにずっと音楽を聴いています。平日は帰って来るのが遅いので、枕元の貧弱な真空管アンプのセットで我慢して聴いています。この記事に書きましたが、それなりにいい感じなので、眠るまでずっと古楽を聴き続けています。

さて寝る前にいい音楽は、クラシック・ギターやリュートなんかですね。バッハのリュート作品はそれにはもってこいで、「バッハの音楽」の管理人さんが寝てしまうという記事を書かれていますので、わたくしに限ったことではないのでしょう。

これ以外にも色んな作曲家のCDを聴きながら眠りにつきますが、このところの子守唄代わりになっているのが、

バッハ:オルガン作品全集 ヘルムート・ヴァルヒャ(12CD)

BachOrganWorksWalcha2.jpg

です。ヴァルヒャは二回全集を録音していて、これはその二回目(1956〜70年)のステレオ録音のもの。アラン(3回も!)やコープマンも全集を録音していますが、それぞれ持っているものの、レオンハルト氏の演奏を除けば、自然とオルガン演奏として聴きたくなるのが、ヴァルヒャの演奏ですね。

目が不自由であったのですが、母が1声部ずつ弾いたものを暗記していき、オルガン、チェンバロ曲を暗譜したという驚異的な人です。
わたくしは、彼の演奏を聴くと、「聖」という言葉とともに「静」という言葉をイメージします。1970年というと、38年前ですが、それを感じさせない演奏ですね

どういう環境で音楽を聴くか?

2008年02月11日

わたくしはマンションで独り暮らし。好き放題、やりたい放題の生活。音楽も人のことを気にすることなく、自分の好みの音楽を心ゆくままに聴いております。

といっても、朝4時半に起きて、5時55分に家を出て6時50分に出勤、帰ってくるのが8〜9時くらいとなると、立派なステレオセットを持っていても、あまり聴く機会がありません。

そんなわけで普段は枕元にちょっとしたステレオセットを組んで、それで聴いています。

画面の真ん中にあるのが、自作の「真空管アンプキット」として「ELEKIT」という会社が出しているもので、その中の一番安い「6BM8真空管ステレオパワーアンプ [ TU-870 ]」。わずか2Wという貧弱な真空管アンプ。そしてスピーカーはONKYOの本当に小さなもので、2つで2000円。そして携帯用のCDプレーヤーとiPodをつないでいます。

このアンプですが、元々知ったのが、iPodと真空管アンプをつないで聴こうという企画の本があって、それで知ったのです。数年前に買って聴いてみて、びっくり。安物と思っていたら、検討違いでした。低音の弱さはなんともなりませんが、中域から高域は中々のもの。少なくともCDラジカセなんかとは比較になりません。

普段はこのセットで夜こそこそと聴いております。実は先日からCDの部分の調子が悪くかったのですが、どうもこういう携帯型のものはすぐに壊れるようで・・・。といって枕元に置くのは、いかに安く、そしていかにいい音で聴くか、ということに主眼を置いているので、高いCDプレーヤーはパス。それで昨日どこの製品かわからない携帯用のCDプレーヤーを買ってきました。3000円ちょっと。帰ってきてつないでみたら、CDを読んでくれずエラーが出るので、買ったお店で交換してもらいました。

で、無事に聴くことができました。寝付くまでに聴いたりするためだけのものですが、まあこれはこれでいい感じのシステムかなと思っています。休みの日しか、大きなスピーカーで聴けないのが残念ですが、それでも毎日音楽を聴けることを感謝しています。

家に帰ったら、真っ先にこのアンプに火を入れるのです。ましな音になるまで時間がかかるところが、なんとも言えず愉しいですね。心に余裕を持って音楽を聴きたいと思います

なかなか道のりは険しいです

2008年01月27日

このブログを初めて10日ほど経ちましたが、一日一曲というのは険しい道のりだなと感じています。

土、日曜日なんかは比較的時間がとれるので、長い曲を聴けるのですが、平日は朝早くに出勤して、遅くに帰ってきますので、長い曲を聴く時間が中々とれません。資料なども載せたいと思っていますので、曲の解説を読んだりしていると結構時間がかかりますね。

今の流れでいくと、平日が短い曲、休日に長い曲ということになりそうです。

義務ではなく、バッハの音楽を楽しむというのが基本ですから、あまり束縛感を感じるようなやり方は避けようと思っています。毎日のアップのために、無理矢理聴くとなると本末転倒ですからね