「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
成立;1713〜16年、ヴァイマール
基本資料;自筆譜
新年用。ロ短調、4/4
後年(1740年頃?)の作。模倣的な伴奏部のモティーフは定旋律からとられたもの。原コラール=BWV16参照。
バッハ事典(東京書籍)
音の広がり方が大きく、短い曲ですがスケールが大きく感じます
使用楽器:オットーボレイン修道院、「三位一体」オルガン、カルル・ヨーゼフ・リエップ政策、1754〜66年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
成立;1713〜16年、ヴァイマール
基本資料;自筆譜
クリスマス用。ト短調、4/4
下3声は12/8の動きをとる。原コラール=BWV40。
バッハ事典(東京書籍)
力強い1曲。タイトルが示すように「われらキリストの徒」という気持ちを強く表している感じがします。引用にあるように、4/4の曲ですが、下3声が12/8の動きをしますので、独特のリズム感があります
使用楽器:オットーボレイン修道院、「三位一体」オルガン、カルル・ヨーゼフ・リエップ政策、1754〜66年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
成立;1713〜16年、ヴァイマール
基本資料;自筆譜
クリスマス用。アダージョ、ニ短調、4/4
定旋律はアルトに置かれ、他声部が下行句で主の降誕を表現。原コラール=BWV121参照。
バッハ事典(東京書籍)
静けさの中、祈りを捧げたくなる雰囲気に満ちた曲
使用楽器:オットーボレイン修道院、「三位一体」オルガン、カルル・ヨーゼフ・リエップ政策、1754〜66年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
成立;1713〜16年、ヴァイマール
基本資料;自筆譜
クリスマス用。ラルゴ、ハ短調、4/4
モテットで有名な旋律に基づく。原コラール=BWV358参照。
バッハ事典(東京書籍)
ゆったりとしたテンポの中、静けさに包まれた曲。祈りの中にある感じを受けます
使用楽器:オットーボレイン修道院、「三位一体」オルガン、カルル・ヨーゼフ・リエップ政策、1754〜66年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
成立;1713〜16年、ヴァイマール
基本資料;自筆譜
クリスマス用。ト長調、4/4
原コラール=BWV375
力強い演奏が印象的な1曲
使用楽器:オットーボレイン修道院、「三位一体」オルガン、カルル・ヨーゼフ・リエップ政策、1754〜66年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
成立;1713〜16年、ヴァイマール
基本資料;自筆譜
クリスマス用。イ長調、3/2
定旋律が両外声のオクターヴ・カノンで展開される。3連音符を奏でる中声部(やはりオクターヴ・カノン)は天使の飛翔を表現。原コラール=BWV368参照。
バッハ事典(東京書籍)
喜びに満ちた賛美歌。曲はゆったりと進みます。クリスマスで歌われる讃美の旋律です
使用楽器:オットーボレイン修道院、「三位一体」オルガン、カルル・ヨーゼフ・リエップ政策、1754〜66年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
成立;1713〜16年、ヴァイマール
基本資料;自筆譜
クリスマス用。ト短調、3/2
原コラール=M. ルター作詞(1543)、14世紀のラテン語降誕節歌《Puer natus》に基づく定旋律。下3声が御使いたちの動きを描く。
バッハ事典(東京書籍)
時折現れる下降句が、天の軍勢が天より下ってくる様を表しているのでしょうか・・・
使用楽器:オットーボレイン修道院、「三位一体」オルガン、カルル・ヨーゼフ・リエップ政策、1754〜66年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
成立;1713〜16年、ヴァイマール
基本資料;自筆譜
クリスマス用。ニ長調、4/4
原コラール=M. ルター作詞(1543)、M. ルター作の旋律(1539)。ペダルが通奏低音風に歩む。
バッハ事典(東京書籍)
比較的動きが活発です。「きざむ」ように躍動的に曲が進みます
使用楽器:オットーボレイン修道院、「三位一体」オルガン、カルル・ヨーゼフ・リエップ政策、1754〜66年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
成立;1713〜16年、ヴァイマール
基本資料;自筆譜
クリスマス用。ト長調、4/4
中間部にゆりかごの揺れ、ペダルに喜ばしい動きが現れる。原コラール=BWV294参照。
バッハ事典(東京書籍)
ゆったりとしたテンポで曲が進みます。引用にあるように、「ゆりかごの揺れ」とペダルの動きが特徴的です
使用楽器:オットーボレイン修道院、「三位一体」オルガン、カルル・ヨーゼフ・リエップ政策、1754〜66年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
成立;1713〜16年、ヴァイマール
基本資料;自筆譜
クリスマス用。ハ長調-ト長調、4/4
主へのしめやかな讃美。原コラール=BWV314参照。
バッハ事典(東京書籍)
喜びに溢れた旋律、音の分厚さが印象的な1曲
使用楽器:オットーボレイン修道院、「三位一体」オルガン、カルル・ヨーゼフ・リエップ政策、1754〜66年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
成立;1713〜16年、ヴァイマール
基本資料;自筆譜
クリスマス用。ト短調、3/2
原コラール=14世紀のラテン語降誕節歌。中声部でゆりかごの揺れが描写される。
バッハ事典(東京書籍)
引用にあるように、ゆりかごを想起させる音作りが印象的です。短い曲ですが、比較的動きが活発です
使用楽器:オットーボレイン修道院、「三位一体」オルガン、カルル・ヨーゼフ・リエップ政策、1754〜66年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
成立;1713〜16年、ヴァイマール
基本資料;自筆譜
待降節用。へ長調、4/4
原コラール=M. ヴァイセ作詞(1531)、宗教改革以前の古い旋律。中声部が天使の羽ばたきを、ペダルの下行音型が御子の誕生を表現する。
バッハ事典(東京書籍)
かなり分厚い、と感じる曲です。ペダルのしっかりとした音と、引用にある中声部が印象的です
使用楽器:オットーボレイン修道院、「三位一体」オルガン、カルル・ヨーゼフ・リエップ政策、1754〜66年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
成立;1713〜16年、ヴァイマール
基本資料;自筆譜
待降節用。イ長調、4/4
「主なる神よ、いざ讃美を受けたまえ」の別題をもつ。「幸いな平安のモティーフ」(シュヴァイツァー)が、伴奏を担う。『ノイマイスター・コラール集』に初稿あり原コラール=BWV96
バッハ事典(東京書籍)
明るさ、喜びに満ちた曲。音の分厚さが実感できます。大伽藍で聴きたいと感じます
使用楽器:オットーボレイン修道院、「三位一体」オルガン、カルル・ヨーゼフ・リエップ政策、1754〜66年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
成立;1713〜16年、ヴァイマール
基本資料;自筆譜
待降節用。ヘ長調、3/2
「神の御子は降りたまえり」の別題をもつ。定旋律は両外声のカノン(「カノン」には「掟」の意味もある)で処理されている。これは旧約の掟に従って、神の子が地上に降りてくることの暗示。原コラール=BWV318。
バッハ事典(東京書籍)
明るさに満ちた曲。かなり動きが激しく、躍動感に満ちています
使用楽器:オットーボレイン修道院、「三位一体」オルガン、カルル・ヨーゼフ・リエップ政策、1754〜66年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
成立;1713〜16年、ヴァイマール。BWV620,631は1730年代以降(ライプツィヒ時代)の改訂。BWV613は1740年頃の新作
基本資料;自筆譜
待降節用。イ短調、4/4
16分音符の下行音型によって、救い主の来臨を表現する。原コラール=BWV61
バッハ事典(東京書籍)
この曲集の冒頭を飾る1曲。ゆったりとしたテンポの中、静かに曲が進みます
*オルガン小曲集について;
今日から「オルガン小曲集(Orgelbüchlein)」を聴いていきます。以下はバッハ事典(東京書籍)からの引用となります。
ヴァイマル時代に編まれたコラール・プレリュード集。具体的な作曲の時期をめぐってはさまざまな説があるが、現在一般には、1713年の待降節の頃に楽譜帳への記入が始まったとされる。その時期、および個々の楽曲の様式から推して、ハレ聖マリア教会オルガニストへの職の応募が、創作・編纂の直接的な動機だったらしい。
92葉からなるバッハ自筆の楽譜帳には、待降節、クリスマス、新年、受難節、復活節というように、教会歴に沿って、コラールの題名が記入されている(後半は特定の祝日にとらわれない、種々の内容のコラール)。このことから、周年用コラール・プレリュード集を作成しようとの意図があったことがうかがわれる。しかし音楽が完全な形で記されているのは45曲(異稿を除く)のみで、他は空白のまま放置された。
この曲集ですが、楽譜帳のタイトルに、
オルガン小曲集。ここには初歩のオルガニストが、コラールをさまざまな仕方で展開するための手引き、さらにペダル演奏を習得するための手引きがある。この中に収められたコラールでは、ペダルが純オブリガート風に〔独立して〕扱われているからである。いと高きところ神にのみ栄光あれ。アンハルト・ケーテン領主陛下の現宮廷楽長、ヨーハン・セバスチャン・バッハ作曲。
と書かれており、教育的な役割があったようです(《バッハ事典(東京書籍)》では、定旋律を用いた作曲への手引きとペダル奏法の手引きの二つを挙げています)。《インヴェンションとシンフォニア》と同じように、フリーデマンがその対象であったのでしょうね。
この曲集は様々な人からの評価が高いようで、
かつてシュヴァイツァーは、この曲集を「音楽史における最大の出来事のひとつ」と呼んだ。またアルフケンは、これを修辞学的手法を駆使して神学的内容を掘り下げた、1冊の「説教小冊子」(プレーディヒトビューヒライン)であるとしている。
バッハ事典(東京書籍)
と書かれています
使用楽器:オットーボレイン修道院、「三位一体」オルガン、カルル・ヨーゼフ・リエップ政策、1754〜66年
「J. S. Bach LEIPZIG CHORALES」(Lorenzo Ghielmi, Passacaille 954)
成立;1750年3月以降、ライプツィヒ
基本資料;姓名不明の筆写者による筆写譜(25小節半の断片)(《17のコラール》を収めた楽譜帳)。《フーガの技法》BWV1180の初版
ト長調、4/4
今日聴くのは、「バッハの絶筆と見なされてきた作品(バッハ事典(東京書籍))」で、昨日聴いた「BWV667 来ませ、造り主なり聖霊の神よ」が含まれる《17のコラール》と同じ楽譜帳の最後に記載されている曲です。ただし、25小節半しか書かれていません。全曲は、「フーガの技法」の初版に記載されています。
《オルガン小曲集》中の「われら悩みの極みにありて」BWV641をモデルとする。コラール旋律をソプラノに置き、下3声がゆったりとした動きでそれを彩るスタイル。定旋律の第1行はBACHの数14、全行はJ. S. Bachの数41の音符で書かれている。
バッハ事典(東京書籍)
ゆったりとしたテンポで、静かに曲が進みます。タイトルの「 汝の御座の前に われはいま進み出で」という厳かな雰囲気が出ている感じを受けます。その曲調には、不安ではなく平穏を感じさせます
演奏;Lorenzo Ghielmi
録音場所;in the Basilica of San Simpliciano in Milan
a1 = 465 Hz
modified Werckmeister III
「J. S. Bach LEIPZIG CHORALES」(Lorenzo Ghielmi, Passacaille 954)
ハ長調、12/8
「ライプツィヒ・コラール集(18コラール集〔17のコラール〕)」から。
《オルガン小曲集》に収められた同名コラールBWV631の拡大形
バッハ事典(東京書籍)
明るさに満ちた曲。何かを期待しつつ、胸を膨らませる感じがします。
お休みしていたので少し間があきましたが、続けて聴いてきた「ライプツィヒ・コラール集(18コラール集〔17のコラール〕)」もこれが最後。「18コラール集」の名前にしたがえばこの次の「BWV668」も含まれることになりますが、
表題は後の所有者の記入であり、実際にひとまとまりになっているのは17曲でしかない。そのため、今日ではBWV668を別曲とみなし、「17のコラール」という呼び方をすることが一般的になりつつある 。
バッハ事典(東京書籍)
とのことですので、一応この曲集はこれで終わりです
バッハとは関係ないですが、近所の賀茂川で撮影したカワセミです
演奏;Lorenzo Ghielmi
録音場所;in the Basilica of San Simpliciano in Milan
a1 = 465 Hz
modified Werckmeister III
「J. S. Bach LEIPZIG CHORALES」(Lorenzo Ghielmi, Passacaille 954)
ホ短調、12/8
「ライプツィヒ・コラール集(18コラール集〔17のコラール〕)」から。
前曲と同じコラールに基づく。流麗なリズムが支配し、《17のコラール》の中では唯一、全曲が手鍵盤のみで奏される。
バッハ事典(東京書籍)
前曲ではペダルの重厚な感じが印象的でしたが、この曲では引用にあるように手鍵盤のみで演奏されます。細かな動きが特徴的です。短調特有の響きが、オルガンの美しさを伝えます
演奏;Lorenzo Ghielmi
録音場所;in the Basilica of San Simpliciano in Milan
a1 = 465 Hz
modified Werckmeister III
「J. S. Bach LEIPZIG CHORALES」(Lorenzo Ghielmi, Passacaille 954)
ホ短調、4/4
「ライプツィヒ・コラール集(18コラール集〔17のコラール〕)」から。
ルターの聖餐コラールによる。上声の各声部が独立した動きで進む中、ペダルが定旋律を奏でる。
バッハ事典(東京書籍)
重厚なペダルの上で、ゆったりとした動きながらも分厚い音が連なります。音の上下行がめまぐるしいオルガン曲らしい1曲
演奏;Lorenzo Ghielmi
録音場所;in the Basilica of San Simpliciano in Milan
a1 = 465 Hz
modified Werckmeister III
「J. S. Bach LEIPZIG CHORALES」(Lorenzo Ghielmi, Passacaille 954)
イ長調、4/4
新年1曲目は、このところ続けて聴いている「ライプツィヒ・コラール集(18コラール集〔17のコラール〕)」から。
ドイツ語によるグローリアに基づくトリオ楽曲。協奏的なスタイルをもち、定旋律はきわめて自由に扱われる。
バッハ事典(東京書籍)
トリオ・ソナタのような楽曲。明るさを持った曲で、長いトリルが「喜び」を表しているかのようです。
まったくバッハとは話が異なりますが、昼過ぎから京都市内のとあるところへ野鳥観察に行ってきました。かなり冷たい風が吹いていましたが、その甲斐あって、カワセミに出会うことができました。安物のデジカメで撮ったので、ピンボケですが・・・
ちょっとしたお年玉ということで・・・
演奏;Lorenzo Ghielmi
録音場所;in the Basilica of San Simpliciano in Milan
a1 = 465 Hz
modified Werckmeister III
「J. S. Bach LEIPZIG CHORALES」(Lorenzo Ghielmi, Passacaille 954)
ト長調、3/2
「ライプツィヒ・コラール集(18コラール集〔17のコラール〕)」から。
ドイツ語によるグローリアに基づく別編曲。「カンタービレ」の表記のある流麗な音楽で、装飾の施された定旋律がテノールに置かれる。
バッハ事典(東京書籍)
同タイトルの前曲はかなり静かな印象を受けましたが、この曲は豊かな装飾のためか、静かな印象を持ちつつも、「喜び」を併せ持つ感じを受けます
演奏;Lorenzo Ghielmi
録音場所;in the Basilica of San Simpliciano in Milan
a1 = 465 Hz
modified Werckmeister III
「J. S. Bach LEIPZIG CHORALES」(Lorenzo Ghielmi, Passacaille 954)
イ長調、4/4
「ライプツィヒ・コラール集(18コラール集〔17のコラール〕)」から。
ドイツ語によるグローリアに基づく。定旋律は豊かな装飾をまとってソプラノに出、冒頭の7度下行の4音モティーフが、楽曲の統一上、重要な役割を果たす。
バッハ事典(東京書籍)
ゆったりとしたテンポの中、静かに曲が進みます。祈りを感じる曲
演奏;Lorenzo Ghielmi
録音場所;in the Basilica of San Simpliciano in Milan
a1 = 465 Hz
modified Werckmeister III
「J. S. Bach LEIPZIG CHORALES」(Lorenzo Ghielmi, Passacaille 954)
ト短調、4/4
「ライプツィヒ・コラール集(18コラール集〔17のコラール〕)」から。
前2曲と同じコラールに基づく。ここでは上3声が力強いフーガを形成し、ペダルが定旋律を受け持つ。
バッハ事典(東京書籍)
「BWV659 来たれ異教徒の救い主よ」「BWV660 いざ来ませ、異邦人の救い主」とコラールに基づくオルガン・コラールです。引用にあるように、上3声のフーガが見事で、バッハらしいオルガン曲となっています。スリリングな曲調が素晴らしいです
演奏;Lorenzo Ghielmi
録音場所;in the Basilica of San Simpliciano in Milan
a1 = 465 Hz
modified Werckmeister III
「J. S. Bach LEIPZIG CHORALES」(Lorenzo Ghielmi, Passacaille 954)
ト短調、4/4
「ライプツィヒ・コラール集(18コラール集〔17のコラール〕)」から。続けて聴いていますが、「BWV658 われ神より離れじ」と「BWV659 来たれ異教徒の救い主よ」はすでに聴いているので、飛ばします。
前曲と同じコラールの別編曲。3声楽曲として書かれ、下2声はカノンを形成する。ソプラノに出る定旋律は、やはりかなり装飾的。初稿BWV660bでは、上2声がカノンを形成し、定旋律はペダルに置かれていた。
バッハ事典(東京書籍)
ソプラノの定旋律の装飾的な演奏が印象に残ります。トリルを多用した部分がアクセントとなっています。バッハらしさを感じます
演奏;Lorenzo Ghielmi
録音場所;in the Basilica of San Simpliciano in Milan
a1 = 465 Hz
modified Werckmeister III
「J. S. Bach LEIPZIG CHORALES」(Lorenzo Ghielmi, Passacaille 954)
ト長調、4/4
「ライプツィヒ・コラール集(18コラール集〔17のコラール〕)」から。先週より聴いていますが、「BWV659 来たれ異教徒の救い主よ」は以前にレオンハルトの名演で聴いているので、それは飛ばします。
パッヘルベル風の様式による。初稿にはほとんど手が加えられておらず、「古い木版画のような純粋さと力強さ」(ガイリンガー)を示す。
バッハ事典(東京書籍)
曲の持つ力強さと明快な曲調が印象的です。「オルガンらしさ」を感じる1曲。クリスマスが近いですが、「いざや もろびと 神に感謝せよ」という気持ちを忘れずにいたいです
演奏;Lorenzo Ghielmi
録音場所;in the Basilica of San Simpliciano in Milan
a1 = 465 Hz
modified Werckmeister III
「J. S. Bach LEIPZIG CHORALES」(Lorenzo Ghielmi, Passacaille 954)
ト長調、4/4
「ライプツィヒ・コラール集(18コラール集〔17のコラール〕)」から
協奏的トリオ書法による晴朗な音楽。定旋律はかなり変形され、はっきりした形では、末尾でのみペダルに現れる。
バッハ事典(東京書籍)
明るい曲調が印象的な1曲。トリオ・ソナタのような曲です
演奏;Lorenzo Ghielmi
録音場所;in the Basilica of San Simpliciano in Milan
a1 = 465 Hz
modified Werckmeister III
「J. S. Bach LEIPZIG CHORALES」(Lorenzo Ghielmi, Passacaille 954)
変ホ長調、3/4
「ライプツィヒ・コラール集(18コラール集〔17のコラール〕)」から
サラバンド風の佳曲。定旋律は「金色の葉飾り」(シューマンの評言)を施され、ソプラノに出る。メンデルスゾーンが愛奏したことでも有名。
バッハ事典(東京書籍)
ゆったりとしたテンポで、穏やかな曲調。定旋律のソプラノが曲に色彩を与えています
演奏;Lorenzo Ghielmi
録音場所;in the Basilica of San Simpliciano in Milan
a1 = 465 Hz
modified Werckmeister III
「J. S. Bach LEIPZIG CHORALES」(Lorenzo Ghielmi, Passacaille 954)
ト長調、3/4
「ライプツィヒ・コラール集(18コラール集〔17のコラール〕)」からの1曲。この曲の由来は比較的有名ではないでしょうか・・・
BWV653bの改訂。この初稿は、バッハが1720年にハンブルクに旅行した際、同地の老巨匠J. A. ラインケンの前で演奏したといわれるもので、二重ペダルを伴う難曲である。ペダル声部を単純化したBWV653aも伝えられ、最終稿BWV653ではさらに規模が拡大されている。曲は穏やかなサラバンド風。
バッハ事典(東京書籍)
『二重ペダルを伴う難曲』と引用にありますが、曲はいたって穏やかで、その難曲さをまったく感じさせません。独り静かに教会設置のオルガンで聴きたい感じがしますね
演奏;Lorenzo Ghielmi
録音場所;in the Basilica of San Simpliciano in Milan
a1 = 465 Hz
modified Werckmeister III
「J. S. Bach LEIPZIG CHORALES」(Lorenzo Ghielmi, Passacaille 954)
ト長調、3/4
昨日聴いた「BWV651 来ませ、聖霊、主なる神」と同タイトルのオルガン・コラール。「ライプツィヒ・コラール集(18コラール集〔17のコラール〕)」からの1曲
前曲と同じコラールの別編曲。しかし前曲とは対照的な、サラバンド風の落ち着いた曲想をもつ。ソプラノに出る定旋律はかなり装飾的である。
バッハ事典(東京書籍)
引用にあるように、タイトルは「BWV651 来ませ、聖霊、主なる神」と同じですが、かなり曲の印象が異なります。壮麗という言葉がぴったりな前曲に対して、この曲は落ち着いた雰囲気があります。静かにじっくりと聴き込むというのがぴったりな1曲
演奏;Lorenzo Ghielmi
録音場所;in the Basilica of San Simpliciano in Milan
「J. S. Bach LEIPZIG CHORALES」(Lorenzo Ghielmi, Passacaille 954)
ヘ長調、4/4
久しぶりに「ライプツィヒ・コラール集(18コラール集〔17のコラール〕)」の1曲を聴きます。
壮麗なトッカータ風のファンタジア。長い音価で定旋律を担うペダルの上で、上3声が模倣的にからみ合う。
バッハ事典(東京書籍)
引用にあるように、ペダルが奏でる長い定旋律が印象的です。まさに「壮麗」という言葉がぴったりな曲です
演奏;Lorenzo Ghielmi
録音場所;in the Basilica of San Simpliciano in Milan
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
構成:
ホ短調、4/4 - 8/3
キルンベルガー・コラールからの1曲。
モテットでおなじみのコラールに基づく、2部分構成のファンタジア。異稿BVW713aも伝えられるが、これには偽作の疑いがある。原コラール=BWV358参照。
バッハ事典(東京書籍)
哀愁を帯びた感じのする旋律が印象的です。これまでは比較的簡素な曲が多かったですが、かなり長い曲となっています。引用にあるように2部構成です。バッハらしい構成の、バッハらしいオルガン曲という印象を受けます。
続けて聴いてきたキルンベルガー・コラールもこれで最後です。来週から何を聴きましょうか・・・
使用楽器:ズトプヘン、聖ヴァルブルク教会、ハンス・ハインリヒ・バーダー制作、1629-43年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
構成:
イ長調、12/8
キルンベルガー・コラールからの1曲。
手鍵盤のみによる4声楽曲。ジーグのリズムをもち、定旋律はやや変形されてソプラノに出る。原コラール=BWV52参照
バッハ事典(東京書籍)
ジーグの独特のリズムが特徴的です。手鍵盤のみによる楽曲ですが、バッハらしい動きのある1曲です
使用楽器:ズトプヘン、聖ヴァルブルク教会、ハンス・ハインリヒ・バーダー制作、1629-43年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
構成:
ト短調、6/8
キルンベルガー・コラールからの1曲。
ペダルに定旋律を置いたトリオ楽曲。上2声が活発な模倣を繰り広げる中、ストレートな姿の定旋律が鳴り響く。J. L. クレープス作?
バッハ事典(東京書籍)
ペダルが奏でる定旋律が印象的です。引用にあるように、上の2声が定旋律に乗せて、活発に動きます。こういうスタイルの曲は、コープマンの自由奔放な演奏スタイルとよくマッチしますね
使用楽器:ズトプヘン、聖ヴァルブルク教会、ハンス・ハインリヒ・バーダー制作、1629-43年
「バッハ:オルガン作品全集」(ヴァインベルガー(22CD)、cpo)
構成:
イ短調、4/4
キルンベルガー・コラールからの1曲。
先週聴いた「BWV708 わがことを神にゆだね(偽作?)」の異稿。この曲は、BWV708よりも更に短いです。
ヴァインベルガーの全集から。第18巻に収録されています
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:Johann Scheibe Organ, 1744-46, St. Nicolai Zschortau (Sachsen)
a' = 464.4 Hz, A. Werckmeister
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
構成:
イ短調、4/4
キルンベルガー・コラールからの1曲。
前曲と同じコラールに基づく、ごく簡素な4声楽曲。偽作の疑いあり。異稿BWV708aも伝えられる。
バッハ事典(東京書籍)
先週聴いた「BWV707 わがことを神にゆだね(偽作?)」と同タイトルのコラール。先週聴いた曲が、《「キルンベルガー・コラール集」の中ではもっとも規模の大きい4声楽曲》だったのに対して、今日聴く曲はわずか1分程度の短い曲です。重い感じのする楽曲
使用楽器:オットーボレイン修道院、「三位一体」オルガン、カルル・ヨーゼフ・リエップ政策、1754〜66年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
構成:
イ短調、2/2
キルンベルガー・コラールからの1曲。
いわゆる「キルンベルガー・コラール集」の中ではもっとも規模の大きい4声楽曲。下3声が緻密な模倣を繰り広げ、定旋律がはっきりした形でソプラノに出る。原譜の末尾には簡素な4声体和声の編曲が付されている。原コラール=BWV351。
バッハ事典(東京書籍)
偽作の疑いのある曲です。引用にあるように、この曲集の中では、規模が大きく、複雑に曲が展開します
使用楽器:オットーボレイン修道院、「三位一体」オルガン、カルル・ヨーゼフ・リエップ政策、1754〜66年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
構成:
イ長調、4/4
キルンベルガー・コラールからの1曲。
簡素なスタイルによる4声楽曲。しっとりと落ち着いた気分のうちに運ばれる。前半部分は反復付き。原コラール=BWV373。
バッハ事典(東京書籍)
ゆったりとしたテンポで曲が流れて行きます。引用の通り、「しっとりと落ち着いた」雰囲気に満ちています。名器『「三位一体」オルガン』を用いた演奏で
使用楽器:オットーボレイン修道院、「三位一体」オルガン、カルル・ヨーゼフ・リエップ政策、1754〜66年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
構成:
ニ短調、2/2
キルンベルガー・コラールからの1曲。
ペダル付き4声楽曲。長い音価を中心とし、荘厳な趣をもつ。偽作の疑いあり。
バッハ事典(東京書籍)
ゆったりとしたテンポで、憂いに満ちた楽曲。引用にあるように、荘厳な趣をもっており、教会で聴いてみたい感じがします
使用楽器:オットーボレイン修道院、「三位一体」オルガン、カルル・ヨーゼフ・リエップ政策、1754〜66年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
構成:
ヘ長調、3/2
キルンベルガー・コラールからの1曲。
手鍵盤にのみによる3声フゲッタ。
バッハ事典(東京書籍)
簡素な楽曲ですが、明るく喜びに満ちた1曲。曲が終わってからの残響音が印象的です
使用楽器:ズトプレイン、聖ヴァルブルク教会、ハンス・ハインリヒ・バーダー製作、1639〜34年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
構成:
ヘ長調、3/4
キルンベルガー・コラールからの1曲。
手鍵盤にのみによる3声フゲッタ。原コラール=BWV318参照。
バッハ事典(東京書籍)
手鍵盤のみによる楽曲ですが、明るい曲調と複雑な動きが魅力的です。短いものの、バッハらしさが表れた一曲
使用楽器:ズトプレイン、聖ヴァルブルク教会、ハンス・ハインリヒ・バーダー製作、1639〜34年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
構成:
変ロ長調、4/4
キルンベルガー・コラールからの1曲。
ペダル付きの4声フゲッタ。偽作の疑いあり。
バッハ事典(東京書籍)
偽作の可能性が示唆されている1曲。ペダルの上で、揺れるような音を両手が奏でます
使用楽器:ズトプレイン、聖ヴァルブルク教会、ハンス・ハインリヒ・バーダー製作、1639〜34年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
構成:
ハ長調、4/4
キルンベルガー・コラールからの1曲。
BWV700と同じコラールに基づく、手鍵盤のみによる3声フゲッタ。
バッハ事典(東京書籍)
手鍵盤のみによるオルガン曲ですが、動きの激しさ、旋律の複雑さは、いかにもバッハ的です。2分足らずの小品ですが、その短い中に様々なものが濃縮されている感じがします
使用楽器:ズトプレイン、聖ヴァルブルク教会、ハンス・ハインリヒ・バーダー製作、1639〜34年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
構成:
ハ長調、4/4
キルンベルガー・コラールからの1曲。
堂々たる5声楽曲。上4声の緻密な模倣が繰り広げられる中、ペダルが力強く定旋律を歌い込んでゆく。原コラール=BWV248/9参照。
バッハ事典(東京書籍)
引用にあるように、ペダルが重用な役割を果たしています。そのペダルの上に、手鍵盤が美しい旋律を重ねていきます。明るい雰囲気が印象的。バッハらしいオルガン曲
使用楽器:ズトプレイン、聖ヴァルブルク教会、ハンス・ハインリヒ・バーダー製作、1639〜34年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
構成:
ト短調、4/4
キルンベルガー・コラールからの1曲。
小さな3声フゲッタ。原コラール=BWV36参照。
バッハ事典(東京書籍)
ゆっくりとしたテンポで曲が進みます。1分ちょっとの小品
使用楽器:ズトプレイン、聖ヴァルブルク教会、ハンス・ハインリヒ・バーダー製作、1639〜34年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
構成:
ト長調、4/4
キルンベルガー・コラールからの1曲。
小さな3声フゲッタ。原コラール=BWV96参照。
バッハ事典(東京書籍)
シンプルな構成の1曲。複雑ではないものの、音の飛躍が印象的です
使用楽器:ズトプレイン、聖ヴァルブルク教会、ハンス・ハインリヒ・バーダー製作、1639〜34年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
構成:
ト長調、4/4
キルンベルガー・コラールからの1曲。
小さな4声フゲッタ。原コラール=BWV314参照。
バッハ事典(東京書籍)
ゆったりとした導入から曲が始まり、その後の和声が印象的な1曲。小品ながら、きらびやかさが光ります
使用楽器:ズトプレイン、聖ヴァルブルク教会、ハンス・ハインリヒ・バーダー製作、1639〜34年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
構成:
ニ短調、4/4
キルンベルガー・コラールからの1曲。
簡素だが、荘重な趣をもつ4声フゲッタ。原コラール=BWV121参照。
バッハ事典(東京書籍)
「オルガン」らしい1曲。引用の通りに簡素な曲ですが、まさに「荘重」な感じがあります
使用楽器:ズトプレイン、聖ヴァルブルク教会、ハンス・ハインリヒ・バーダー製作、1639〜34年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
構成:
ト短調、3/4
キルンベルガー・コラールからの1曲。
月曜日に聴いた「BWV695 キリストは死の縄目につながれたり」の異稿ですが、
手鍵盤のみによる3声楽曲。両外声がインヴェンション風の模倣を展開し、中声部に定旋律が組み込まれる。前半は繰り返し付き。原譜の末尾には通奏低音を付した定旋律が掲げられている。定旋律をペダルに置いた異稿BWV695aも伝わるが、これには偽作の疑いがある。
バッハ事典(東京書籍)
とのことです。定旋律がペダルに移ったため、曲の印象がかなり異なります。曲もアグレッシヴな部分がなくなり、かなりおとなしい感じを受けます。じっくり聴かせるような感じの曲調
使用楽器:ズトプレイン、聖ヴァルブルク教会、ハンス・ハインリヒ・バーダー製作、1639〜34年
「JOHANN SEBASTIAN BACH ORGAN WORKS (COMPLETE)」(Hans, Fagius, Brilliant, 92216/7)
構成:
ニ短調、3/8
キルンベルガー・コラールからの1曲。
手鍵盤のみによる3声楽曲。両外声がインヴェンション風の模倣を展開し、中声部に定旋律が組み込まれる。前半は繰り返し付き。原譜の末尾には通奏低音を付した定旋律が掲げられている。定旋律をペダルに置いた異稿BWV695aも伝わるが、これには偽作の疑いがある。
バッハ事典(東京書籍)
かなりアグレッシヴに曲が展開します。引用にあるようにペダル無しの手鍵盤のみによる楽曲ですが、動きがかなり活発です。後半はテンポを落として、重厚な和音が連続します。以前紹介した「BWV277 キリストは死の縄目につながれたり」に出てくる旋律です。
曲を聴いていると、バッハがふらりとオルガンの前にやってきて、自由奔放に手が動くままに演奏したという感じを受けます
演奏:Hans Fagius
使用楽器:The Nils-Olof berg organ of the Mission Church, Uppsala, Sweden
録音:1986年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
構成:
ト短調、3/4
キルンベルガー・コラールからの1曲。
ペダルに定旋律を置くトリオ楽曲。上2声が活発な対旋律を奏で、ストレートな形の定旋律を導く。
バッハ事典(東京書籍)
手鍵盤のパートの動きがかなり活発で、細かい動きが連続して出てきます。手で奏でられる旋律が実に印象的
使用楽器:ズトプレイン、聖ヴァルブルク教会、ハンス・ハインリヒ・バーダー製作、1639〜34年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
構成:
イ短調、4/4
先週聴いた「BWV690 尊き御神の統べしらすままにまつろい」と同タイトルのオルガン・コラール。キルンベルガー・コラールからの1曲。
ソプラノの担う定旋律には、豊かな装飾が施され、チェンバロ曲風の筆致を示す。前半部分は反復演奏される。
バッハ事典(東京書籍)
ゆったりとしたテンポで曲が進みます。引用にあるようにふんだんに装飾が使われています。短い曲ですが、親しみやすい旋律です。
『ヴィルヘルム・フリーデマンのためのクラヴィーア小曲集』、および『アンナ・マグダレーナのためのクラヴィーア小曲集』第2巻にも収録されています。19世紀の写筆譜で伝えられる異稿BWV691aは偽作
使用楽器:オットーボレイン修道院、「三位一体」オルガン、カルル・ヨーゼフ・リエップ政策、1754〜66年
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
構成:
イ短調、3/4
「キルンベルガー・コラール集」から。
手鍵盤のみによって奏でられる4声楽曲。ソプラノに出る定旋律を、流麗な16音符楽句で彩ってゆく。2声部からなり、前半と後半がそれぞれ反復される。原譜の末尾には通奏低音を付した定旋律が揚げられている。原コラール=BWV434参照。J. L. クラープスの資料でも伝えられる。
バッハ事典(東京書籍)
短い曲ですが、動きが活発で、聴きやすく親しみやすい旋律が印象的
以前はBWV690〜713を「キルンベルガー・コラール集」と呼んでいましたが、近年の研究から、こうした曲集や曲群が、以前ほとど権威を持つものではないことが明らかになっています(バッハ事典(東京書籍))
使用楽器:オットーボレイン修道院、「三位一体」オルガン、カルル・ヨーゼフ・リエップ政策、1754〜66年
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 12」(Gerhard Weinberger, cpo 999 866-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
ホ短調、4/4
ノイマイスター・コラール集の31曲目。
エコー効果が印象的。後半は、上3声に彩られつつ、ペダルで定旋律が奏でられる。
バッハ事典(東京書籍)
毎週聴いてきたノイマイスター・コラール集の最後の曲。これまでは比較的大人しい曲が続きましたが、この曲は定旋律を奏でるペダルの重い音と、両手が奏でるパートが分厚く、最後を飾るに相応しい曲となっています
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:Heinrich Gottfried Trost Organ, St. Walpurgis Großengottern (Thüringen), built 1712-16
a' = 464 Hz, A. Werckmeister
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 12」(Gerhard Weinberger, cpo 999 866-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
ニ短調、3/2
ノイマイスター・コラール集の30曲目。
前模倣付きの3声楽曲。定旋律はストレートな形でソプラノに出る。
バッハ事典(東京書籍)
3拍子の小品。短いながらも、印象的な旋律が心地よい一曲
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:Heinrich Gottfried Trost Organ, St. Walpurgis Großengottern (Thüringen), built 1712-16
a' = 464 Hz, A. Werckmeister
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 12」(Gerhard Weinberger, cpo 999 866-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
ト長調、4/4 - 12/8 - 4/4
ノイマイスター・コラール集の29曲目。
ファンタジー風。定旋律は16分音符(一部で三連音符)リズムの流れに彩られる。
バッハ事典(東京書籍)
静かな小品。全体的に静かですが、動きは比較的活発です。リズムが3回変化するせいか、短いながらも彩り豊かな曲という印象を受けます
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:Heinrich Gottfried Trost Organ, St. Walpurgis Großengottern (Thüringen), built 1712-16
a' = 464 Hz, A. Werckmeister
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 12」(Gerhard Weinberger, cpo 999 866-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
変ロ長調、4/4
ノイマイスター・コラール集の28曲目。
ファンタジー風。16分音符、次いで32分音符の戯れるような音型が、定旋律を彩る。末尾はアダージョ
バッハ事典(東京書籍)
ゆったりとしたテンポで曲が進みますが、引用にある通り、音符がどんどん細かくなっていき、まさに音が戯れているような感じを受けます。可愛らしい小品
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:Heinrich Gottfried Trost Organ, St. Walpurgis Großengottern (Thüringen), built 1712-16
a' = 464 Hz, A. Werckmeister
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 12」(Gerhard Weinberger, cpo 999 866-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
ト長調、4/4
ノイマイスター・コラール集の27曲目。
フーガ風の開始だが、定旋律は通して奏でられる。原コラール=BWV250参照
バッハ事典(東京書籍)
ゆったりとしたテンポで進みます。ト長調の調性によるのか、素朴で簡素な印象を受けます
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:Heinrich Gottfried Trost Organ, St. Walpurgis Großengottern (Thüringen), built 1712-16
a' = 464 Hz, A. Werckmeister
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 12」(Gerhard Weinberger, cpo 999 866-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
ハ長調、4/4 - 12/8 - 4/4
ノイマイスター・コラール集の26曲目。
コラール・パルティータ風の楽曲で、3部構成となっています(原コラール=BWV340)
一風変わった感じのリズムで始まります。動きはそれほど激しくないものの、小刻みに細かく音が配置されていて、独特の旋律を奏でます。4/4 - 12/8 - 4/4と3部構成になっていて、短い曲ですが、様々な要素を楽しめる1曲
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:Heinrich Gottfried Trost Organ, St. Walpurgis Großengottern (Thüringen), built 1712-16
a' = 464 Hz, A. Werckmeister
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 12」(Gerhard Weinberger, cpo 999 866-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
ヘ短調、4/4
ノイマイスター・コラール集の25曲目。
前模倣付きの3声楽曲。定旋律は装飾的な筆致による。原コラール=BWV334
バッハ事典(東京書籍)
低音が印象的な曲。動きはそれほど活発ではありませんが、和声やところどころに出てくる装飾が印象に残ります。後半に進むにつれ、すこしずつ動きが出てきます。それとともに、装飾的になってゆきます
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:Heinrich Gottfried Trost Organ, St. Walpurgis Großengottern (Thüringen), built 1712-16
a' = 464 Hz, A. Werckmeister
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 12」(Gerhard Weinberger, cpo 999 866-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
ロ短調、4/4
ノイマイスター・コラール集の24曲目。
フォルテで奏される自律的な音楽の中に、コラールが4声和声体で組み込まれてゆく。エコー効果も盛り込まれる。原コラール=BWV351
バッハ事典(東京書籍)
ゆったりとしたリズムで曲が進行します。簡素な感じを受けますが、随所に出てくる和声が印象的です
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:Heinrich Gottfried Trost Organ, St. Walpurgis Großengottern (Thüringen), built 1712-16
a' = 464 Hz, A. Werckmeister
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 12」(Gerhard Weinberger, cpo 999 866-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
ヘ長調、4/4
ノイマイスター・コラール集の23曲目。
落ち着いた動きの4声楽曲。前模倣で始まるオーソドックスなスタイルによる。原コラール=BWV281
バッハ事典(東京書籍)
低音の前模倣で始まります。全体的に静かに曲が進みます。曲のタイトルにあるように、「キリストこそ我生命」であることを噛み締めるような曲
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:Heinrich Gottfried Trost Organ, St. Walpurgis Großengottern (Thüringen), built 1712-16
a' = 464 Hz, A. Werckmeister
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 12」(Gerhard Weinberger, cpo 999 866-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
ト長調、4/4 - 3/4
ノイマイスター・コラール集の22曲目。
フーガ風の前模倣付き。2部分からなり、後半は明朗さを増す。
バッハ事典(東京書籍)
派手ではないものの、跳ねるような旋律が特徴的。比較的動きが活発です。引用にあるように、後半になって曲の明朗さは増し、動きもより活発になります
a' = 464 Hz, A. Werckmeister
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 12」(Gerhard Weinberger, cpo 999 866-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
変ロ長調、9/8
ノイマイスター・コラール集の21曲目。
3連音符のリズムの支配する、快活な3声楽曲。定旋律は明快な姿でソプラノに出る。原コラール=BWV184
バッハ事典(東京書籍)
明るい雰囲気に満ち、喜びに溢れた楽曲。動きがかなり激しい曲となっています。引用にあるように、ソプラノの定旋律が印象的な一曲
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:Heinrich Gottfried Trost Organ, St. Walpurgis Großengottern (Thüringen), built 1712-16
a' = 464 Hz, A. Werckmeister
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 12」(Gerhard Weinberger, cpo 999 866-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
イ短調、3/2
ノイマイスター・コラール集の20曲目。
モッテト様式による4声楽曲。フーガ風の前模倣付き。
バッハ事典(東京書籍)
ゆったりとした賛美歌のような曲。「ああ神よ、憐れみたまえ」と祈りをこめて、一音一音を大切にして曲が進む感じがします
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:Heinrich Gottfried Trost Organ, St. Walpurgis Großengottern (Thüringen), built 1712-16
a' = 464 Hz, A. Werckmeister
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 12」(Gerhard Weinberger, cpo 999 866-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
ホ短調、4/4
ノイマイスター・コラール集の19曲目。
前曲と同じ2部分構成。後半は「変奏 Variatio」と記されている。原コラール=BWV265
バッハ事典(東京書籍)
静寂の中に流れる祈りを感じる前半、後半はテンポがあがり、動きが大きくなります
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:Heinrich Gottfried Trost Organ, St. Walpurgis Großengottern (Thüringen), built 1712-16
a' = 464 Hz, A. Werckmeister
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 9」(Gerhard Weinberger, cpo 999 755-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
ニ長調、4/4 - 12/8
ノイマイスター・コラール集の18曲目。
2部構成。前半は《オルガン小曲集》風。ジーグによるリズムによる後半では、定旋律がペダルに出る。
バッハ事典(東京書籍)
タイトルを想起させる明るい曲調が印象的。
引用にあるように、前半は《オルガン小曲集》に含まれていても不思議ではない感じです。後半は動きが活発になり、ジーグのリズムに乗せて軽快に音符が連なります
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:使用楽器:Franziskus Volckland organ in St. Boniface's Church in Tröchtelborn, built 1758-67
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 9」(Gerhard Weinberger, cpo 999 755-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
ト長調、4/4
ノイマイスター・コラール集の17曲目。
絶え間なく16分音符が走り続け、コラール旋律もその流れの中に組み込まれる。
バッハ事典(東京書籍)
ゆったりとした流れで曲が進行します。優しい雰囲気が漂う小品
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:使用楽器:Franziskus Volckland organ in St. Boniface's Church in Tröchtelborn, built 1758-67
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 9」(Gerhard Weinberger, cpo 999 755-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
ニ短調、4/4
ノイマイスター・コラール集の16曲目。
即興演奏を思わせる、バラエティに富んだ展開を見せる。原コラール=BWV358
バッハ事典(東京書籍)
低音がかなり激しく出てくる印象的な曲。休符がうまく使われており、そこが引用にあるように「バラエティ」に飛んでいるという印象を与えます
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:使用楽器:Franziskus Volckland organ in St. Boniface's Church in Tröchtelborn, built 1758-67
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 9」(Gerhard Weinberger, cpo 999 755-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
ホ短調、4/4
ノイマイスター・コラール集の15曲目。
定旋律がストレートな形でソプラノに現れ、下3声が彩ってゆく。
バッハ事典(東京書籍)
簡素な構成をしています。静かな曲ですが、タイトルを表すように、静かな祈りを感じます
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:使用楽器:Franziskus Volckland organ in St. Boniface's Church in Tröchtelborn, built 1758-67
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 9」(Gerhard Weinberger, cpo 999 755-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
ト短調、4/4
ノイマイスター・コラール集の14曲目。
しっとり落ち着いた曲調。前模倣付き。原コラール=BWV6
バッハ事典(東京書籍)
重い曲調の中に祈りを感じる曲。ゆったりと曲が進みます
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:使用楽器:Franziskus Volckland organ in St. Boniface's Church in Tröchtelborn, built 1758-67
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 9」(Gerhard Weinberger, cpo 999 755-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
変ロ長調、4/4
ノイマイスター・コラール集の13曲目。
通奏低音を伴奏とするアリアといった趣をもつ2声部楽曲。後半は「アレグロ」にテンポを速め、器楽的になる。原コラール=BWV67
バッハ事典(東京書籍)
前半部分は、一風変わった趣の曲調。高音部と低音部がまったく独立したメロディーを奏でている感じがします。後半はテンポを上げて、印象的な上行、下降フレーズが出てきます
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:使用楽器:Franziskus Volckland organ in St. Boniface's Church in Tröchtelborn, built 1758-67
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 9」(Gerhard Weinberger, cpo 999 755-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
ニ短調、4/4
ノイマイスター・コラール集の12曲目。
フーガ風の前模倣付き。各行はそれぞれ特徴的な音型に彩られる。原コラール=BWV18
バッハ事典(東京書籍)
タイトルのアダムの堕落によりすべての人間の罪が始まったことをイメージさせる暗い曲調のコラール
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:使用楽器:Franziskus Volckland organ in St. Boniface's Church in Tröchtelborn, built 1758-67
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 9」(Gerhard Weinberger, cpo 999 755-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
ハ長調、4/4
ノイマイスター・コラール集の11曲目。
16分音符を主体とする下2声の軽快な動きを背景に、定旋律がソプラノで奏でられる。原コラール=BWV216
バッハ事典(東京書籍)
動きが活発で明るいオルガン・コラール。タイトルの「ただ汝にのみ、主イエス・キリストよ」という喜びを表しているような曲です
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:Franziskus Volckland organ in St. Boniface's Church in Tröchtelborn, built 1758-67
Tonhöhe / Pitch : gis' = 483 Hz
「バッハ:オルガン作品全集」(トン・コープマン、TELDEC、WPCS11446/61)
基本資料:J. G. ヴァルターによる筆写譜
構成:
ヘ長調、3/2
ソプラノに装飾された定旋律を和声体編曲。
バッハ事典(東京書籍)
ゆったりとした旋律で奏でられる美しい小曲
使用楽器:ズトプヘン、聖ヴァルブルク教会、ハンス・ハインリヒ・バーダー制作、1629-43年
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 9」(Gerhard Weinberger, cpo 999 755-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
ト長調、4/4 - 12/8 - 4/4
ノイマイスター・コラール集の10曲目。
コラール・ファンタジー風。3部からなり、中間部はジーグの趣。末尾はエコー風の楽句ののち、重厚な「アダージョへ」。原コラール=BWV339
バッハ事典(東京書籍)
第1部は重厚、第2部では明るさに満ち、第3部では再び重厚な雰囲気になります。変化に富んでいる作品
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:Christoph Thielemann organ in Trinity Church in Gräfenhain, built 1728-31
Tonhöhe / Pitch : gis' = 447 Hz
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 9」(Gerhard Weinberger, cpo 999 755-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
ニ短調、4/4
ノイマイスター・コラール集の9曲目。
先週紹介した「BWV1097 キリストよ、受難せる汝に栄光あれ」と同様に、フーガ風の前模倣が付いた曲。原コラールがBWV437となっています。
ゆったりとした曲で、どこか哀しさを感じます。タイトルにある「唯一なる神を信じる」という信仰告白の中に、どこかしら悲痛な叫びのようなものを感じます
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:Christoph Thielemann organ in Trinity Church in Gräfenhain, built 1728-31
Tonhöhe / Pitch : gis' = 447 Hz
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 9」(Gerhard Weinberger, cpo 999 755-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
ニ短調、4/4
ノイマイスター・コラール集の8曲目。
フーガ風の前模倣付き。力強い曲想をもつ。
バッハ事典(東京書籍)
どこか賛美歌をイメージする曲調。引用には、「力強い曲想」と書かれていましたが、あまりそういうイメージは受けず、どちらかというと、ゆったりとした落ち着いた感じを受けます
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:Christoph Thielemann organ in Trinity Church in Gräfenhain, built 1728-31
Tonhöhe / Pitch : gis' = 447 Hz
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 9」(Gerhard Weinberger, cpo 999 755-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
イ短調、4/4
ノイマイスター・コラール集の7曲目。
原コラールがBWV274の曲(明日紹介予定)で、パッヘルベル作の曲。長いフーガ風の前模倣を持つ《バッハ事典(東京書籍)》とされています。BWV1090〜1120の中で唯一の偽作。しかし、この曲以外についても、バッハ作であるという信憑性は保証されていないと、バッハ事典(東京書籍)には書かれています。
ゆったりと進行し、全体的にのどかな感じがします
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:Christoph Thielemann organ in Trinity Church in Gräfenhain, built 1728-31
Tonhöhe / Pitch : gis' = 447 Hz
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 9」(Gerhard Weinberger, cpo 999 755-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
へ長調、3/2
ノイマイスター・コラール集の6曲目。
「有名な受難コラールに基づくもの(バッハ事典(東京書籍))」。ゆったりとした曲調で、簡素な構成で、しんみりと聴くにはいい曲だと思います
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:Christoph Thielemann organ in Trinity Church in Gräfenhain, built 1728-31
Tonhöhe / Pitch : gis' = 447 Hz
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 9」(Gerhard Weinberger, cpo 999 755-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
アダージョ、ト短調、4/4
ノイマイスター・コラール集の5曲目。
BWV1093同様、静かなオルガン・コラール。簡素な構成の曲ですが、祈りを感じます
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:Christoph Thielemann organ in Trinity Church in Gräfenhain, built 1728-31
Tonhöhe / Pitch : gis' = 447 Hz
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 9」(Gerhard Weinberger, cpo 999 755-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
ト短調、4/4
ノイマイスター・コラール集の4曲目。
半音階を多用し、受難コラールの歌詞内容との対応を明確にする。原コラール=BWV244/3
バッハ事典(東京書籍)
静かなオルガン・コラール。原コラールはマタイ受難曲の第3曲目からきていて、「どんな罪を犯されたのですか」という部分に相当し、それがタイトルと対応しています
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:Christoph Thielemann organ in Trinity Church in Gräfenhain, built 1728-31
Tonhöhe / Pitch : gis' = 447 Hz
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 9」(Gerhard Weinberger, cpo 999 755-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
イ短調、4/4
ノイマイスター・コラール集の3曲目。
北ドイツ・オルガン楽派のコラール・ファンタジー風。冒頭に出てくる音型は、「天の扉」を叩くさまを示すのであろう。終りに近づくにつれて技巧的になる。
バッハ事典(東京書籍)
引用のように、扉を叩く感じのフレーズから始まります。この感じのフレーズが曲中に何度か現れます。最後に掛けあがる早いパッセージで終わります
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:Christoph Thielemann organ in Trinity Church in Gräfenhain, built 1728-31
Tonhöhe / Pitch : gis' = 447 Hz
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 9」(Gerhard Weinberger, cpo 999 755-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
ニ短調、4/4
ノイマイスター・コラール集の2曲目。
静かな曲調。定旋律を彩る下3声部は、それ自体、独立した動きを示す。原コラール=BWV288
バッハ事典(東京書籍)
引用の通り、静かな曲で、敬虔な祈りを感じる曲
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:Christoph Thielemann organ in Trinity Church in Gräfenhain, built 1728-31
Tonhöhe / Pitch : gis' = 447 Hz
「J. S. Bach・Organ Works Vol. 9」(Gerhard Weinberger, cpo 999 755-2)
成立:1695〜1705年頃
基本資料:ノイマイスター・コラール集
ト短調、4/4 - 12/8 - 4/4
ノイマイスター・コラール集の1曲目。
パルティータ風の3部構成。第1部では走句的パッセージの綾が、定旋律を彩る。中間部では3連音符、第3部では付点リズムが際立つ。原コラール=BWV40
バッハ事典(東京書籍)
曲の出だしが印象的なオルガン・コラール
ノイマスター・コラール集について:
イェール大学が所有する写筆楽譜集に収録されている作品群。1984年にバッハに関する貴重な資料であることが判明しました。バッハ事典(東京書籍)によれば、ノイマイスターは、1790〜1800年のある時期に、師であるG. A. ゾルゲの協力のもと、平易なオルガン・コラールを収集・整理しました。それが全82曲。その大半が、ヨハン・ミヒャエルと大バッハによるもので、38曲がバッハに帰せされています。
この38曲の内、『オルガン小曲集』の2曲の初稿(BWV601, 639)BWV714と737の初稿、BWV719、742、チェンバロ曲として伝えられるBWV957が拡大された形で入っています。BWV1090〜1120を「ノイマイスター・コラール」とされていますが、BWV1096については、パッヘルベルの作品。「他の作品についても信憑性は保証されていない」とされています。
作品の成立年代については、
・ヴァルター、クレープスの手稿譜と重複するものがないこと
・『オルガン小曲集』(1713〜16年)の2曲の初稿を含むこと
・古い記譜法の痕跡があること
・習作的な性格が強いこと
などから、ほとんどが初期の作品であるとされています。
演奏:Gerhard Weinberger
使用楽器:Christoph Thielemann organ in Trinity Church in Gräfenhain, built 1728-31
Tonhöhe / Pitch : gis' = 447 Hz
「バッハ:オルガン曲集 第2巻 [クラヴィーア練習曲集 第3巻]」(ミヒャエル・ラドレスク、BMG BVCD38113-14)
出版:1739年10月
基本資料:オリジナル出版譜
ヘ短調、4/4
毎週一曲ずつ聴いてきた「教理問答書コラール」(BWV669 - 689)の最後(21曲目)。
整餐コラールの第2編曲。手鍵盤で奏される4声フーガ。バトラーによれば、全コラール中最後に作曲された。
(「バッハ事典(東京書籍)」)
「考えられるすべてのストレッタが用いられている」とCDの解説に書かれています。
落ち着いた雰囲気のオルガン・コラール。手鍵盤のみの演奏ですが、かなり重厚です
演奏:ミヒャエル・ラドレスク
使用楽器:ミラノ聖シンプリチアーノ教会のアーレント=オルガン(1991年)
録音日:1992年5月4〜8日
「バッハ:オルガン曲集 第2巻 [クラヴィーア練習曲集 第3巻]」(ミヒャエル・ラドレスク、BMG BVCD38113-14)
出版:1739年10月
基本資料:オリジナル出版譜
ニ短調、3/4
「教理問答書コラール」(BWV669 - 689)の20曲目。
ルターの整餐コラールに基づく。幅広い音程を持つ2つの副声部がフーガ風に進行する中、定旋律がペダルで奏される。原コラール=BWV363
(「バッハ事典(東京書籍)」)
この曲集には珍しいかなりスピードのある曲で、ある種の「激しさ」を感じます
演奏:ミヒャエル・ラドレスク
使用楽器:ミラノ聖シンプリチアーノ教会のアーレント=オルガン(1991年)
録音日:1992年5月4〜8日
「バッハ:オルガン曲集 第2巻 [クラヴィーア練習曲集 第3巻]」(ミヒャエル・ラドレスク、BMG BVCD38113-14)
出版:1739年10月
基本資料:オリジナル出版譜
嬰へ短調、2/4
「教理問答書コラール」(BWV669 - 689)の19曲目。
悔い改めコラールの第2篇。手鍵盤のみの演奏による4声楽曲で、定旋律はソプラノに出る。
(「バッハ事典(東京書籍)」)
BWV686と同様にモテット形式ですが、今回の曲は器楽様式となっています。鏡のフーガの手法が前模倣の中に用いられている、とCDの解説に書かれています。同名タイトルのBWV686がかなり重厚で、このコラール集の中では、他の作品と作風が変っていたのに対し、この曲はまた敬虔な祈りを感じる静かな曲
演奏:ミヒャエル・ラドレスク
使用楽器:ミラノ聖シンプリチアーノ教会のアーレント=オルガン(1991年)
録音日:1992年5月4〜8日
「J.S.バッハ:オルガン作品集 第21集」(ゲルハルト・ヴァインベルガー、cpo、777 403-2)
成立:1705-1710年頃
ト短調
今日聴くバッハの作品は、今年の3月に新たに発見されたコラール・ファンタジー。競売に出品された19世紀のライプツィヒの音楽家ウィルヘルム・ルストのコレクションの中から偶然に発見されたもの。この楽譜は、ここで見ることができます。
発見された時の記事は下記の通りです。
バッハ初期のオルガン楽譜見つかる
2008年04月16日 09:28 発信地:ベルリン/ドイツ
【4月16日 AFP】(一部更新)ドイツ・ハレ(Halle)のマルチンルター(Martin-Luther University)大学は15日、18世紀の作曲家ヨハン・セバスチャン・バッハ(Johann Sebastian Bach、1685-1750)による初期のオルガン楽曲の楽譜を発見したと発表した。
楽曲は「Wo Gott der Herr nicht bei uns haelt(Where God the Lord does not stay by our side)」。マルチンルター大学のシュテファン・ブラウト(Stephan Blaut)教授によると、ブラウト教授らは競売に出品された19世紀のライプチヒ(Leipzig)の音楽家ウィルヘルム・ルスト(Wilhelm Rust)のコレクションの中から偶然に発見したという。
ライプチヒのバッハ史料館(Bach Archive)が鑑定したところ、1705-1710年ごろにバッハによって作曲されたものであることが確認されたという。
この楽曲と同名の曲の一部が存在しており、これは異論もありながら長年バッハの曲とされてきた。今回発見された楽譜は、この曲の完全版だとみられるという。この曲はバッハのカタログに「立証されていない」というただし書きとともにリストに載せられていた。
マルチンルター大学のウォルフガング・ヒルシュマン(Wolfgang Hirschmann)氏は「この発見によって、バッハ初期の作品について知識を深めることができる」と楽曲発見の意義を強調した。
(c)AFP
このニュースの後に、早速作品番号BWV1128がふられましたね。この曲は、今週発売になったヴァインベルガーがcpoで進めてきたバッハのオルガン作品集全集の最終巻に収録されています。最終巻に偶然(?)にも、新発見の作品が収録されるというのも面白いですね。なお、この曲以外に収録されているのは、「BWV1180フーガの技法」です
使用楽器:Johannes Creutzburg Organ, Propsteikirche St. Cyriakus Duderstadt (1733-35)
ピッチ・音律:a'=471,2 Hz bei 15 Grad, Neidhardt II (1724)
「バッハ:オルガン曲集 第2巻 [クラヴィーア練習曲集 第3巻]」(ミヒャエル・ラドレスク、BMG BVCD38113-14)
出版:1739年10月
基本資料:オリジナル出版譜
ホ短調、2/2
「教理問答書コラール」(BWV669 - 689)の18曲目。
ルターの悔い改めコラールに基づく。バッハ唯一の6声のオルガン曲で、しかもペダルが2声を担う。原コラール=BWV38
(「バッハ事典(東京書籍)」)
声楽の「教会様式」で書かれた巨大なモテットで、二重ペダルによるバス2声の上声の方に定旋律をおく手法は、北ドイツ楽派のヴェックマンなどを手本としている、とCDの解説に書かれています。この曲集の中では、これまで聴いてきた曲とは何か一線を画すような印象を受けます。かなり重厚な曲
演奏:ミヒャエル・ラドレスク
使用楽器:ミラノ聖シンプリチアーノ教会のアーレント=オルガン(1991年)
録音日:1992年5月4〜8日
「バッハ:オルガン曲集 第2巻 [クラヴィーア練習曲集 第3巻]」(ミヒャエル・ラドレスク、BMG BVCD38113-14)
出版:1739年10月
基本資料:オリジナル出版譜
ニ短調、3/4
「教理問答書コラール」(BWV669 - 689)の17曲目。
コラール旋律の第1行に基づくフゲッタ。手鍵盤のみで奏される
(「バッハ事典(東京書籍)」)
3声のフゲッタですが、小節数27(=3の3乗)、拍数81(=3の4乗)、3/4拍子で、三位一体の考え方がここでも用いられているとCDのブックレットに書かれています。
手鍵盤のみで、静かに曲が進んでいきます。このコラール集の中に共通している「祈り」を感じる曲
演奏:ミヒャエル・ラドレスク
使用楽器:ミラノ聖シンプリチアーノ教会のアーレント=オルガン(1991年)
録音日:1992年5月4〜8日
「バッハ:オルガン曲集 第2巻 [クラヴィーア練習曲集 第3巻]」(ミヒャエル・ラドレスク、BMG BVCD38113-14)
出版:1739年10月
基本資料:オリジナル出版譜
ハ短調、4/4
「教理問答書コラール」(BWV669 - 689)の16曲目。
ルターの洗礼コラールに基づく。手鍵盤のバスが絶え間ない16分音符で川の流れを描写、定旋律はペダルが担う。原コラール=BWV280
(「バッハ事典(東京書籍)」)
定旋律がテノールに置かれており、ペダルで奏されます。上2声は均等に扱われるが、聖霊は父と子より生れ、父と子と一体である、ということを暗示しているとCDの解説に書かれています
演奏:ミヒャエル・ラドレスク
使用楽器:ミラノ聖シンプリチアーノ教会のアーレント=オルガン(1991年)
録音日:1992年5月4〜8日
「バッハ:オルガン曲集 第2巻 [クラヴィーア練習曲集 第3巻]」(ミヒャエル・ラドレスク、BMG BVCD38113-14)
出版:1739年10月
基本資料:オリジナル出版譜
ニ短調、6/8
「教理問答書コラール」(BWV669 - 689)の15曲目。
《オルガン小曲集》を思わせる簡素な楽曲で、手鍵盤のみで演奏される。間奏を挿入した拡大形の異稿BWV683aも伝えられるが、これは他者の手による編曲らしい。
(「バッハ事典(東京書籍)」)
同名タイトルのBWV683と比較すると、かなり規模が小さい曲です。穏やかな曲調。なおこの曲に出てくる31回の下行音型は、「イエスの名によりて In Nomine Jesu」(INJ = 9+13+9 = 31)を意味していると思われると、CD解説に書かれています
演奏:ミヒャエル・ラドレスク
使用楽器:ミラノ聖シンプリチアーノ教会のアーレント=オルガン(1991年)
録音日:1992年5月4〜8日
「バッハ:オルガン曲集 第2巻 [クラヴィーア練習曲集 第3巻]」(ミヒャエル・ラドレスク、BMG BVCD38113-14)
出版:1739年10月
基本資料:オリジナル出版譜
ロ短調、3/4
「教理問答書コラール」(BWV669 - 689)の14曲目。
ペダル付きの5声楽曲。トリオ・ソナタに2声の定旋律カノンを組み込んだ形をとる。フランス様式を基礎とするが、複雑な対位法構成の中に、当世風「ロンバルディア・リズム」が生かされている。原コラール=BWV416
(「バッハ事典(東京書籍)」)
二段鍵盤とペダルによる5声で、グリニーの5声フーガの手法にのっとっています。「バッハらしい」ロ短調の複雑な構成の曲。ゆったりとしていますが、各声部が複雑にからみあって進行していきます
演奏:ミヒャエル・ラドレスク
使用楽器:ミラノ聖シンプリチアーノ教会のアーレント=オルガン(1991年)
録音日:1992年5月4〜8日
「バッハ:オルガン曲集 第2巻 [クラヴィーア練習曲集 第3巻]」(ミヒャエル・ラドレスク、BMG BVCD38113-14)
出版:1739年10月
基本資料:オリジナル出版譜
ホ短調、4/4
「教理問答書コラール」(BWV669 - 689)の13曲目。
コラール旋律第1行を主題とするフゲッタで、手鍵盤のみで奏される。フランス序曲風の付点リズムが支配。
(「バッハ事典(東京書籍)」)
「BWV680 我ら皆唯一の神を信ず」がかなりスケールが大きかったのですが、こちらは規模が小さく、手鍵盤のみの演奏となります。引用のように、付点リズムが独特のアクセントとなっています
演奏:ミヒャエル・ラドレスク
使用楽器:ミラノ聖シンプリチアーノ教会のアーレント=オルガン(1991年)
録音日:1992年5月4〜8日
「バッハ:オルガン曲集 第2巻 [クラヴィーア練習曲集 第3巻]」(ミヒャエル・ラドレスク、BMG BVCD38113-14)
出版:1739年10月
基本資料:オリジナル出版譜
ニ短調、2/4
「教理問答書コラール」(BWV669 - 689)の12曲目。
ドイツ語クレドに基づくフーガ。「オルゲノ=プレーノ」の指示あり。原コラール=BWV437
(「バッハ事典(東京書籍)」)
ペダルのオスティナート・バスの上でくりひろげられる模倣タイプのファンタジアで、バスは6回登場。これは天地創造に要した6日間を暗示、又小節数の100は唯一なる神(1X100)を表す。
(CDの解説より)
これまでの教理問答コラール集は比較的穏やかな曲調が多かったですが、この曲はかなりスケールが大きく壮大な曲
演奏:ミヒャエル・ラドレスク
使用楽器:ミラノ聖シンプリチアーノ教会のアーレント=オルガン(1991年)
録音日:1992年5月4〜8日
「バッハ:オルガン曲集 第2巻 [クラヴィーア練習曲集 第3巻]」(ミヒャエル・ラドレスク、BMG BVCD38113-14)
出版:1739年10月
基本資料:オリジナル出版譜
ト長調、12/8
「教理問答書コラール」(BWV669 - 689)の11曲目。
ジーグのリズムによるフゲッタ。手鍵盤のみで演奏される。全曲中最後に成立したもののひとつ(1739年3月)
(「バッハ事典(東京書籍)」)
「これぞ聖なる十戒(BWV678)」では、手鍵盤とペダルを駆使していましたが、この曲では手鍵盤のみです。反復音によるテーマが10回登場します。明るく軽快な曲調
演奏:ミヒャエル・ラドレスク
使用楽器:ミラノ聖シンプリチアーノ教会のアーレント=オルガン(1991年)
録音日:1992年5月4〜8日
「バッハ:オルガン曲集 第2巻 [クラヴィーア練習曲集 第3巻]」(ミヒャエル・ラドレスク、BMG BVCD38113-14)
出版:1739年10月
基本資料:オリジナル出版譜
ト長調、6/4
「教理問答書コラール」(BWV669 - 689)の10曲目。
上2声とペダルが独立した動きで進む中、「十戒コラール」の定旋律が、アルトとテノールのカノンで奏される。グリニーを模したフランス様式の楽曲のひとつ(バトラー)。原コラール=BWV298
(「バッハ事典(東京書籍)」)
CDの解説によれば、「これぞ聖なる十戒(BWV678)」の大編曲は、方の純粋性と不変性を象徴した「最も純粋な」調性ト長調ミクソリディア。定旋律がカノンで扱われ「法」を表す。「ため息の音型」が33回現れ、これはキリストのこの世での年令を示す。ペダル・パートはいくつかの音群に分かれ、その音数はそれぞれ隠れた意味を持つ。例えば最初の37音は9+3+8+17=JCHRで、これはキリストの頭文字、とされています。バッハは数字と文字をうまく結びつけ、そこに大きな意味を持たせることにたけていますが、この曲でもそれが見られます。
ゆったりとした流れで曲が進み、実に美しい旋律が満たされています
演奏:ミヒャエル・ラドレスク
使用楽器:ミラノ聖シンプリチアーノ教会のアーレント=オルガン(1991年)
録音日:1992年5月4〜8日
「バッハ:オルガン曲集 第2巻 [クラヴィーア練習曲集 第3巻]」(ミヒャエル・ラドレスク、BMG BVCD38113-14)
出版:1739年10月
基本資料:オリジナル出版譜
イ長調、4/4
「教理問答書コラール」(BWV669 - 689)の9曲目。
ドイツ語グローリアの第3編曲。手鍵盤のみで奏されるフゲッタ。
(「バッハ事典(東京書籍)」)
「BWV675 いと高き神にのみ栄光あれ」で触れたように、BWV675〜677は、ルター派ミサのグローリア。大中小の3編曲から成っていて、いずれも3声。調がヘ長調(BWV675)、ト長調(BWV676)、イ長調(BWV677)へと1音ずつ上がっていき、タイトルの示す「いと高きところにいます神に栄光」の意味のコラール呼応(CDの解説より)。
手鍵盤のみで演奏される曲ですが、短い曲ながら、静けさと敬虔さに溢れた作品。祈りを感じる曲です
演奏:ミヒャエル・ラドレスク
使用楽器:ミラノ聖シンプリチアーノ教会のアーレント=オルガン(1991年)
録音日:1992年5月4〜8日
「バッハ:オルガン曲集 第2巻 [クラヴィーア練習曲集 第3巻]」(ミヒャエル・ラドレスク、BMG BVCD38113-14)
出版:1739年10月
基本資料:オリジナル出版譜
ト長調、6/8
「教理問答書コラール」(BWV669 - 689)の8曲目。
ドイツ語グローリアの第2編曲。2つの手鍵盤とペダルで奏される、競争風トリオ楽曲。異稿BWV676aも伝えられるが、これは他者による編曲と思われる。
(「バッハ事典(東京書籍)」)
「BWV675 いと高き神にのみ栄光あれ」で触れたように、BWV675〜677は、ルター派ミサのグローリア。大中小の3編曲から成っていて、いずれも3声。調がヘ長調(BWV675)、ト長調(BWV676)、イ長調(BWV677)へと1音ずつ上がっていき、タイトルの示す「いと高きところにいます神に栄光」の意味のコラール呼応(CDの解説より)。
三拍子で美しい旋律が華麗に踊る様な曲調。ゆったりとしたテンポと、華麗な旋律が実に見事
演奏:ミヒャエル・ラドレスク
使用楽器:ミラノ聖シンプリチアーノ教会のアーレント=オルガン(1991年)
録音日:1992年5月4〜8日
「バッハ:オルガン曲集 第2巻 [クラヴィーア練習曲集 第3巻]」(ミヒャエル・ラドレスク、BMG BVCD38113-14)
出版:1739年10月
基本資料:オリジナル出版譜
へ長調、3/4
「教理問答書コラール」(BWV669 - 689)の7曲目。
ドイツ語グローリアに基づく3声楽曲。天使の羽ばたきを描いたような両外声の副声部に導かれ、定旋律がアルトに出る。
(「バッハ事典(東京書籍)」)
BWV675〜677は、ルター派ミサのグローリア。大中小の3編曲から成っていて、いずれも3声。調がこの曲のヘ長調、ト長調(BWV676)、イ長調(BWV677)へと1音ずつ上がっていき、タイトルの示す「いと高きところにいます神に栄光」の意味のコラール呼応(CDの解説より)。
「天使の羽ばたきを描いたような」とありますが、装飾に彩られた美しい旋律がまさにその言葉にぴったり曲調です
演奏:ミヒャエル・ラドレスク
使用楽器:ミラノ聖シンプリチアーノ教会のアーレント=オルガン(1991年)
録音日:1992年5月4〜8日
「バッハ:オルガン曲集 第2巻 [クラヴィーア練習曲集 第3巻]」(ミヒャエル・ラドレスク、BMG BVCD38113-14)
出版:1739年10月
基本資料:オリジナル出版譜
ト短調、9/8
「教理問答書コラール」(BWV669 - 689)の6曲目。
ドイツ語キリエ第3部の第2編曲。
(「バッハ事典(東京書籍)」)
この曲も、BWV672、673同様に、同一旋律の小編曲の器楽様式で、拍子が3/4(BWV672)、6/8(BWV673)、9/8(BWV673)と3の倍数になっていて、三位一体を示唆しています。
BWV672〜674の三曲はいずれも手鍵盤のみみの演奏ですが、静けさの中に気品ある美しさを持っています。このシリーズに共通して、「この曲も静寂の中に敬虔な祈り」を感じます。
演奏:ミヒャエル・ラドレスク
使用楽器:ミラノ聖シンプリチアーノ教会のアーレント=オルガン(1991年)
録音日:1992年5月4〜8日
「バッハ:オルガン曲集 第2巻 [クラヴィーア練習曲集 第3巻]」(ミヒャエル・ラドレスク、BMG BVCD38113-14)
出版:1739年10月
基本資料:オリジナル出版譜
ハ長調、6/8
「教理問答書コラール」(BWV669 - 689)の5曲目。
ドイツ語キリエ第2部の第2編曲。主題には定旋律の第1行全体が用いられる。
(「バッハ事典(東京書籍)」)
BWV672〜674のは、同一旋律の小編曲の器楽様式で、拍子が3/4、6/8、9/8と3の倍数になっていて、三位一体を示唆しています。
この曲も静寂の中に敬虔な祈りを感じます。手鍵盤のみの演奏ですが(BWV672〜674の三曲はいずれも手鍵盤のみ)、静けさの中に気品ある美しさを持っています
演奏:ミヒャエル・ラドレスク
使用楽器:ミラノ聖シンプリチアーノ教会のアーレント=オルガン(1991年)
録音日:1992年5月4〜8日
「バッハ:オルガン曲集 第2巻 [クラヴィーア練習曲集 第3巻]」(ミヒャエル・ラドレスク、BMG BVCD38113-14)
出版:1739年10月
基本資料:オリジナル出版譜
ト長調、3/4
「教理問答書コラール」(BWV669 - 689)の4曲目。
ドイツ語キリエ第1部の第2編曲。定旋律の冒頭、数音符に基づくコラール・フガートで、手鍵盤のみにより奏される。
(「バッハ事典(東京書籍)」)
今回紹介した曲からの三曲(BWV672〜674)は、同一旋律の小編曲の器楽様式で、拍子が3/4、6/8、9/8と3の倍数になっていて、三位一体を示唆しています。これはBWV669〜671が三位一体を示唆していることと類似しています。
教理問答コラールを順番に聴いていますが、やはり静寂の中に敬虔な祈りを感じます。壮大なバッハらしい曲も素晴らしいですが、こういう作品もさすがですね
演奏:ミヒャエル・ラドレスク
使用楽器:ミラノ聖シンプリチアーノ教会のアーレント=オルガン(1991年)
録音日:1992年5月4〜8日
「バッハ:オルガン曲集 第2巻 [クラヴィーア練習曲集 第3巻]」(ミヒャエル・ラドレスク、BMG BVCD38113-14)
出版:1739年10月
基本資料:オリジナル出版譜
変ホ長調、2/2
BWV669 - 689を「教理問答書コラール」の3曲目。
ドイツ語キリエ第3部の編曲。「オルガノ・プレーノ(最強奏)で演奏せよ」との指示のある5声楽曲で、定旋律はバスが担う
(「バッハ事典(東京書籍)」)
先日紹介した「BWV669 キリエ、父なる神よ」「BWV669 キリエ、父なる神よ」と、今日紹介するこの三曲で1つの統合体をなしていますが(三位一体を示唆)、その最後の曲。
「BWV669」「BWV670」と同様に、静けさの中に敬虔な祈りを感じます。
演奏:ミヒャエル・ラドレスク
使用楽器:ミラノ聖シンプリチアーノ教会のアーレント=オルガン(1991年)
録音日:1992年5月4〜8日
「バッハ:オルガン曲集 第2巻 [クラヴィーア練習曲集 第3巻]」(ミヒャエル・ラドレスク、BMG BVCD38113-14)
出版:1739年10月
基本資料:オリジナル出版譜
変ホ長調、2/2
BWV669 - 689を「教理問答書コラール」の2曲目。
ドイツ語キリエ第2部に基づき、やはり2つの手鍵盤とペダルで奏される。定旋律はテノール
(「バッハ事典(東京書籍)」)
先日紹介した「BWV669 キリエ、父なる神よ」と同じく、定旋律はBWV=371。
静けさの中に敬虔な祈りを感じます。礼拝の前に独り静かに祈りをする時に流れているという感じを受けます
演奏:ミヒャエル・ラドレスク
使用楽器:ミラノ聖シンプリチアーノ教会のアーレント=オルガン(1991年)
録音日:1992年5月4〜8日
「バッハ:トッカータとフーガ ニ短調」(グスタフ・レオンハルト、SEON, B20D-38017)
ライプツィヒ・コラール集(18コラール集)より。
ヘ短調、4/4
リズミカルな上行音型モティーフがからみ合う中、定旋律がペダルで奏される。原コラール=BWV417
「バッハ事典(東京書籍)」
コラールはバス声部におかれ、上3声では32分音符を含む特徴的なモチーフが精巧に扱われ、全体は無駄のない均整のとれた4重奏となっている
(CDの解説より)
荘厳なバッハらしい短調の曲。バッハの長調の曲ももちろん大好きですが、短調のオルガン曲には特に魅力を感じます。
演奏は、レオンハルト氏の名盤から
使用楽器:アムステルダム、ヴァールセ教会、クリスティアーン=ミューラー歴史的オルガン 1733/34年
録音:1972年1月
「バッハ:オルガン曲集 第2巻 [クラヴィーア練習曲集 第3巻]」(ミヒャエル・ラドレスク、BMG BVCD38113-14)
出版:1739年10月
基本資料:オリジナル出版譜
変ホ長調、2/2
クラヴィーア練習曲集第3部。教理問答歌その他の賛美歌に基づく、オルガンのための種々の前奏曲からなる。愛好家、および、とくにこの種の作品に精通する人々の心の慰めとなるように。ポーランド国王兼ザクセン選帝候宮廷の作曲家にしてライプツィヒ音楽隊監督、ヨハン・セバスチャン・バッハ作曲。作曲家により刊行。
BWV669 - 689を「教理問答書コラール」とまとめてくくられることがあります。今日はその一曲目。BWV669〜671の三曲で1つの統合体を成し、三つで一つから「三位一体」を示唆します。声楽の古い様式または教会様式で書かれています。
ドイツ語キリエ第1部に基づく。二つの手鍵盤とペダルで奏され、定旋律はソプラノに出る。原コラール=BWV371
(「バッハ事典(東京書籍)」)
静寂の中に祈りを感じる曲。
演奏:ミヒャエル・ラドレスク
使用楽器:ミラノ聖シンプリチアーノ教会のアーレント=オルガン(1991年)
録音日:1992年5月4〜8日
「バッハ:オルガン作品集」(グスタフ・レオンハルト、DHM、BVCD-38111)
成立:恐らく1703ー07年、アルンシュタット
基本資料:『メンペル=プレーラー手稿集
ホ長調、4/4
原コラール:BWV735
キリスト降誕の喜びを歌ったクリスマスのコラールで、和声的に進行するコラールの各行の変わり目に、橋渡しの早いパッセージがはめ込まれ、即興的なコラール演奏をそのまま楽譜にした、という趣がある。あまりに斬新な和声を用いて、バッハがアルンシュタットの教会当局から不興をかったと伝えられる青年期のコラール編曲である。
CDの解説より
間奏付き和声体タイプですが、コラール部分の動きがかなり活発です。青年期のバッハのオルガンに対する思いが析出している感じがする曲です。短い曲ながらも堂々とした風格のある曲。
BWV732aの異稿有り
演奏:グスタフ・レオンハルト
使用楽器:アルクマール聖ローレンス教会、ハーヘルベール=シュニットガー・オルガン
調律:平均率
ピッチ:a = 415 Hz
録音日:1988年5月25ー26日、アルクマール、聖ローレンス教会(オランダ)
「バッハ:オルガン作品集」(グスタフ・レオンハルト、SONY、SRCR 2120〜1)
基本資料:キッテルによる筆写譜
ニ長調、24/16
「BWV735 我汝に別れを告げん」と同じコラール(原コラール:BWV415)に基づく。ここでは手鍵盤が流麗な3声対位部を形成、定旋律が長い音価でペダルに出る。
「バッハ事典(東京書籍)」
CDの解説にもう少し詳しく書かれています。
「悪意に満ちた不実な世界に別れを告げ、永遠なる天上の国を望む」と歌うコラールの歌詞に表された「上昇」「喜び」を6連符を5度上行の短いモチーフで、始めから終わりまで描き続ける。コラール旋律はこれと対比するように、拡大形でゆるぎなくペダルで奏される。
静かな穏やかな曲ですが、両手のパートが「上」「喜び」を美しく表現しています。
演奏:グスタフ・レオンハルト
使用楽器:アムステルダム、ヴァールセ教会、クリスティアーン=ミューラー歴史的オルガン 1733/34年
録音:1973年3月
「ヨハン・セバスチャン・バッハ:オルガン曲集 第1巻〜ミラノ聖シンプリチアーノ教会のアーレント=オルガンによる」(ハーラルト・フォーゲル、BMG、BVCD-38112)
成立:恐らく1703〜07年、アルンシュタット
基本資料:メンペル=プレラー手稿譜集
構成:イ長調、3/2
原コラール=BWV368
間奏を含む和声体のタイプの曲。異稿BWV729aあり。
間奏部分はかなり拡張され、その音型(8分音符と3連音符)が、しばしば定旋律の伴奏をも担うようになる
短い曲ですが、両手、ペダルを存分に駆使して、音が動き回ります。それでいて、美しいメロディー。オルガンらしい曲です
演奏:ハーラント・フォーゲル
使用楽器:ミラノ聖シンプリチアーノ教会のアーレント=オルガン(1991年)
調律:ヴェルクマイスター2
ピッチ:a = 465
録音:1991年5月12、13日、ミラノ、聖シンプリチアーノ教会(イタリア)
「バッハ:オルガン作品集」(グスタフ・レオンハルト、DHM、BVCD-38111)
成立:1706ー08年
基本資料:J. L. クレープスによる筆写譜、キッテルによる(?)筆写譜
ホ短調、4/4
原コラール:ルター(1542年)の復活節コラール(BWV277)
コラールの各行が異なった手法で模倣されるコラール・ファンタジー形式で書かれています。ソプラノ声部は装飾豊か。同一音型を鍵盤をかえて奏する北ドイツ伝来のエコーの手法も用いられています(CD解説より)。
ペダル・パートが非常に重厚です。
演奏:グスタフ・レオンハルト
使用楽器:アルクマール聖ローレンス教会、ハーヘルベール=シュニットガー・オルガン
調律:平均率
ピッチ:a = 415 Hz
録音日:1988年5月25ー26日、アルクマール、聖ローレンス教会(オランダ)
「ヨハン・セバスチャン・バッハ:オルガン曲集 第1巻〜ミラノ聖シンプリチアーノ教会のアーレント=オルガンによる」(ハーラルト・フォーゲル、BMG、BVCD-38112)
ト短調、6/8
L. L. クレープス作?
コラール・トリオ(3声書法)で書かれていて,この書法はバッハが初めて手がけて、完成へともたらしたと言われています。
ペダルが定旋律を奏で、上2声が模倣します。定旋律はゆったりと動き、両手が自由に動き回るという感じの曲です。
演奏:ハーラント・フォーゲル
使用楽器:ミラノ聖シンプリチアーノ教会のアーレント=オルガン(1991年)
調律:ヴェルクマイスター2
ピッチ:a = 465
録音:1991年5月12、13日、ミラノ、聖シンプリチアーノ教会(イタリア)
「バッハ:トッカータとフーガ ニ短調」(グスタフ・レオンハルト、SEON, B20D-38017)
成立:1739/42年頃、ライプツィヒ
基本資料:自筆譜
曲構成:ト長調、4/4
原コラール=BWV36
ライプツィヒ・コラール集(18コラール集)より。バッハが1747年〜49年にかけて自作のオルガン・コラールに手を加えてまとめたオルガン・コラール集。このコラール集については、以前の記事「BWV656 罪なき神の小羊」を参照して下さい。
バス(ペダル)が終始8分音符の動きをしており、待降節の有名なコラールのソプラノ部分に美しい装飾が散りばめられています。ゆったりとした曲で、バスの動きが厳粛さを感じさせ(キリストの地上への到来を表す(CD解説より))、その上のソプラノが自由な装飾で美しさを醸し出しています。
使用楽器:アムステルダム、ヴァールセ教会、クリスティアーン=ミューラー歴史的オルガン 1733/34年
録音:1972年1月
「バッハ:オルガン作品集」(グスタフ・レオンハルト、DHM、BVCD-38111)
基本資料:キッテルによる写筆譜
ト長調、4/4
BWV730(愛しきイエスよ、我らはここに)と同じコラール(BWV373)に基づく。コラール旋律が最上声のソプラノに置かれていて、元の旋律の間をたくさんの細かな音符が埋めていく、装飾コラールで、左手の内2声も右手に呼応する形で16分音符でのなだらかな動きを見せます。
旋律は一貫して装飾的、また伴奏の動きも一層活発である。(バッハ事典、東京書籍)
短いですが、美しい曲です。
演奏:グスタフ・レオンハルト
使用楽器:アルクマール聖ローレンス教会、ハーヘルベール=シュニットガー・オルガン
調律:平均率
ピッチ:a = 415 Hz
録音日:1988年5月25ー26日、アルクマール、聖ローレンス教会(オランダ)
「バッハ:オルガン曲集 第3巻」(ロレンツォ・ギエルミ、DHM BVCD-38115)
成立:1708〜17年(ヴァイマール)
ト長調、4/4
原コラール:BWV332
BWV690〜713をキルンベルガー・コラール集
BWV714〜740を27のコラール
BWV741〜765を25のコラール
と読んでいましたが、近年の研究で、いくつかの偽作を含むこれらの曲集や曲群が、必ずしも昔ほど権威を持つものではないちうことが明らかになった(「バッハ事典」東京書籍)とあります。
非常に短い曲ですが、コラール旋律が非常に豊かに装飾でほどこされて、えもいわれぬくらい美しい曲。
演奏:ロレンツォ・ギエルミ
使用楽器:ミラノ聖シンプリチアーノ教会バジリカのアーレント=オルガン(1991年)
録音:1992年5月20、21日、ミラノ、聖シンプリチアーノ教会(イタリア)
「バッハ:トッカータとフーガ ニ短調」(グスタフ・レオンハルト、SEON, B20D-38017)
ライプツィヒ・コラール集(18コラール集)より。
バッハが1747年〜49年にかけて(1750年に帰天する前に行っていたと考えられますね。自作のオルガン・コラールに手を加えてまとめたオルガン・コラール集。このアルバムには「18コラール集」という記載がありますが、バッハ事典(東京書籍)によれば、
表題は後の所有者の記入であり、実際にひとまとまりになっているのは17曲でしかない。そのため、今日ではBWV668を別曲とみなし、「17のコラール」という呼び方をすることが一般的になりつつある
と書かれています。
さて、この「BWV656 罪なき神の小羊 (O Lamm Gottes undchuldig)」ですが、
構成:イ長調で3節よりなり、それぞれ3/2、3/2、9/4となっています。
ドイツ語によるアニュス・デイの3節が、変奏曲風に展開。
受難節の有名なコラールが第1節でソプラノに、第2節でアルトにはめ込まれ、第3節ではバスで堂々と演奏されます。つまり定旋律が各節ごとにソプラノ、アルト、バスの順に現れ、初めの2節は手鍵盤のみで演奏。
実に神秘的、荘厳さに溢れ、礼拝堂で聴くには本当にいい曲だと思います。
この曲を聴きながら、一日の最期に祈りを捧げるのはいかがでしょうか?
この曲は、「BWV572 幻想曲ト短調 (オルガン曲 Piece d'Orgue)」で紹介したCDに収められていて、はやりレオンハルト氏の孤高の世界を堪能できます。
レオンハルト氏は「チェンバロ奏者」として(もちろん指揮もされますが)、特に有名というよりも他に追随を許さない人ですが、歴史的オルガンによる「オーセンティック」な演奏に関しても、他に例がないほど素晴らしいと思っています。
使用楽器:アムステルダム、ヴァールセ教会、クリスティアーン=ミューラー歴史的オルガン 1733/34年
録音:1972年1月