- 2008年11月12日 00:25
- jazz
「ジャック・ルーシェ;ベスト・オブ・プレイ・バッハ」(TELARC, UCGT-7001)
クラシック・マニアの父が、ある日ジャズを聴いていた。変ったこともあるものだと思って、興味深く聴いていたら、聴き覚えのある旋律ばかりだった。CDのジャケットを見たら、ジャック・ルーシェの「プレイ・バッハ」だった。
その頃、ジャズをほとんど聴いたことがなかったのだが、すごく新鮮だったし、とても「いい感じ」だな、と感じた。父もお気に入りのようで、よく聴いているようだ。
さて、今回紹介するアルバムは、ジャック・ルーシェの生誕70周年、「プレイ・バッハ」のレコーディング45周年を記念して発売された、一連の録音のベスト盤である。
1.平均律クラヴィーア曲集第1巻〜前奏曲第1番ハ長調BWV846
2.イタリア協奏曲〜アレグロ
3.イタリア協奏曲〜アンダンテ
4.イタリア協奏曲〜プレスト
5.G線上のアリア
6.トッカータとフーガ ニ短調
7.パストラーレ ハ短調
8.主よ,人の望みの喜びよ
9.ガヴォット ロ短調BWV1068
10.平均律クラヴィーア曲集第1巻〜フーガ第5番ニ長調BWV850
11.ガヴォット ニ長調
が収録されている。
彼らの録音を聴いていて、バッハという作曲家の偉大さをつくづく感じる。ジャズにアレンジされようとも、「バッハ」なのである。彼の壮大で緻密な音楽性は、わたくしがこだわる「古楽器」による演奏の垣根を越えるのである。もちろんそこには、先日紹介しあように、クラヴィーア曲をピアノで演奏することに対する拒絶反応、アレルギー反応もあるが、少なくともこのトリオによる演奏では、そんな症状は起こらない。
さて、このこのトリオの演奏であるが、本当に素晴らしい。ジャック・ルーシェのピアノは実に軽快で素晴らしい。バッハの困難なフレーズを楽々と弾きこなしているだけでなく、見事にアドリブをこなし、ドライブ感たっぷりの演奏である。ベースのソロも面白く、おそらくバッハも、「面白いことをしてくれるなあ」と感心していることだろう。
今回は、ベスト盤を紹介したが、最近「ブランデンブルク協奏曲」が発売になった。これも秀逸。たくさん録音を残して、まだ入手可能なので、是非聴いて頂きたい
演奏;
ジャック・ルーシェ・トリオ
ジャック・ルーシェ(p)
ヴァンサン・シャルボニエ(b)
アンドレ・アルピノ(ds)
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