- 2009年4月 4日 14:44
- foreign
「メタル・マスター(Master Of Puppets)」(メタリカ、CBS/SONY, 25DP 5234)
中学、高校生の頃というのは、本当に音楽をよく聴いた。貪欲に聴いていた時期だったと思う。特に中、高校生の頃は、LAメタル全盛の時期で、メタルを聴くというのが、一つの文化だった気がする。それ以外の音楽は「軟弱」な音楽だった。たくさん聴いたメタル系の音楽の中でも、かなりヘヴィー・ローテンションで聴いていたのが、今日紹介する「メタル・マスター(Master Of Puppets)」だ。原題は「Master Of Puppets」だが、邦題は「メタル・マスター」となっている。
ハードロック/ヘヴィーメタルのタイトルは、邦題にされると結構間抜けなタイトルになるものが多い。オリジナルのタイトルと一切関係ないタイトルになっていたりする。
地獄
悪魔
炎
などを適当に組み合わせると、メタル系の音楽のタイトルになる。まあ、これはアダルトビデオの意味のないタイトルが出来上がるのと似ている気がする。
さてそれはおいておいて、メタリカ様である。スラッシュ・メタル界の帝王。ここ数年迷っている感があったが、一番最近出た「Death Magnetic」はまた戻ってきたという感じだ。
「Master Of Puppets」は、1986年に発売になった、彼らの3rdアルバムにあたる。前作の「Ride The Lightning」(これも名盤)に比べて、スラッシュ一辺倒だったものが、かなりメロディアスな感じになっている。それでも彼らの音楽性は崩れていない。
さて、このアルバムでベースを弾いていたクリフ・バートンが、このアルバムのツアー中にバスの事故により亡くなったという悲しいこともあった。
アルバムを通して重低音の嵐である。それでも上に書いたように、かなり1曲1曲がメロディアスでドラマティックな展開を見せるようになって、変化に飛んだアルバムとなっている。数あるメタルのアルバムの中でも屈指の名盤だと思う。
実は今日は誕生日である。独りで部屋に引きこもって過ごしている。もう自分の誕生日を素直に祝える年でもなくなっていて、どこか暗い気分である。
このアルバムを聴いているのは、実はそれと関係がある。悲しいけれど、年々こうした音楽を日常的に聴くのが辛くなってきているのだ。
ポップスなんて軟弱な音楽、クラシックは親父の聴く音楽、なんて毒づいていたけれど、すっかりその軟弱な音楽をiPodで聴きながら出勤し、親父の聴く音楽を毎晩子守唄代わりに聴きながら眠り、親父の聴く音楽の最高峰、偉大なバッハにすっかりとはまってしまった。
おまけに老眼が出てきて、このところ打ちひしがれているのです。そうした「老い」に打ち勝つために、今日はメタリカで回春というわけである。
このアルバムの曲はどれもおすすめだが、「Welcome Home (Sanitarium) 」は泣ける・・・
収録曲;
1. Battery
2. Master Of Puppets
3. The Thing That Should Not Be
4. Welcome Home (Sanitarium)
5. Disposable Heroes
6. Leper Messiah
7. Orion
8. Damage, Inc.
メンバー;
ジェイムズ・ヘットフィールド(Vo/G)
ラーズ・ウルリッヒ (Dr)
カーク・ハメット (G)
クリフ・バートン(B)
- Newer: 麗しの80's〜Quiet Riot - Cum On Feel The Noize
- Older: インソムニア 鬼束ちひろ